線形回帰トレンドの見方・ポイント

線形回帰トレンド


今回は線形回帰トレンドです。統計学で言う回帰、散らばりの合計を最小化するような直線(回帰直線・最小二乗直線)を引くと言う考え方にもとづいたトレンド系のテクニカル分析です。



そもそも、この回帰と言う言葉は、イギリスの遺伝学者F.ゴールトン(1822-1911)が身長の高い父親の息子は、父親に似て身長が高いはずであると言う仮定を数学的に調査したところ、一般に言われるような相関関係は薄く、子供の身長は親とは関係なく、一般平均に戻る傾きがあることから、回帰と言う言葉が生まれた。

要するに統計学の回帰は本来の意味ではなく、変数X、Yで点グラフを描いてその間を通る直線を引けば、それが回帰直線である。
線形回帰トレンド計算式詳細
日数は25日、75日、125日などを使い分けます。

線形回帰トレンドは株価の動きが緩やかな場合は傾きも緩やかになり、株価の動きが急激な場合は傾きも急になります。またバンドの幅は株価に動きのない時は中心線と±2σとの線幅が狭くなり、動きのある時は拡大する。株価が+2σ、-2σの範囲を逸脱した時は、これまでのトレンドに変化が生じていることを示す。

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線形回帰トレンドのチャート

《売買ポイント》
買いサイン
株価が上昇する時は中心線を上抜き上方で推移するので、順張りでトレンドフォローする。逆張りは-2σ付近で打診買い。

売りサイン
株価が下落する時は中心線を下抜き下方で推移するので、順張りでトレンドフォローする。逆張りは+2σ付近で打診売り。



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