本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2017年1月24日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18787.99 -103.04 -0.55
TOPIX 1506.33 -8.30 -0.55

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。トランプ大統領の国境税発言など保護主義政策を懸念した売りに押されたが、一方財政出動が景気を一段と押し上げるとの期待感も根強く、引けにかけ下げ渋る。

日経平均は続落。米国株安と為替が若干円高に振れていたことから売り先行で始まり、その後プラス圏に切り返す場面もあったが、買いは続かず本日の安値圏で大引け。決算のトップバッターとして通期予想を上方修正した安川電機が冴えない動きになったのも市場心理を冷やした。ただ、東証1部の値上がり・値下がり銘柄は拮抗しており、リスクオフモードになっているわけでもありません。トランプ・ラリーの熱狂は完全に終わり、マーケットはトランプ・リスクの方を点検し始めたので、買うのもどうも、売るのもどうもって感じになっています。都合のいいところしか見ないで爆上げしてきた、今までの相場がちょっと異常すぎましたよね。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2017年1月23日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18891.03 -246.88 -1.29
TOPIX 1514.63 -18.83 -1.23

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。トランプ大統領の就任演説は特に材料にならなかったが、イベント通過に伴う買い戻しが優勢だった。

日経平均は反落。週末の米国株は反発したものの、ドル円が113円台に入ったことから先物に終日断続的な売りが出た。後場に日銀のETF買いで19,000円台まで下げ渋る場面もあったが、買いは続かず本日の安値圏での大引け。引け際の下げは日経平均入れ替えに伴う、リバランス売買の影響もそれなりにあったのかもしれません。

トランプ氏の就任演説ですが、ほぼと言うか完全に想定内の内容であり、実際マーケットも値幅は殆ど出なかったわけですが、改めて保護主義的な主張が目立ちました。週が明けて円高に振れたのも納得と言ったところ。ただ、円高と言っても113円台はまだ十分円安水準ですから、まだ悲観的なムードはないですね。

本日の取引:1社 1勝 +8,600円
持ち越し: なし



2017年1月20日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19137.91 +65.66 +0.34
TOPIX 1533.46 +5.31 +0.35

米国株は、ダウは5日続落、ナスダックは反落。朝方は住宅着工件数の増加や週間新規失業保険申請件数の減少が好感され小高い水準で推移していたが、トランプ次期大統領の就任式を控えて様子見ムードが強く、次第にポジション調整の売りに押された。

日経平均は続伸。米国株は冴えない展開だったが、ムニューチン米財務長官候補が「強いドルはアメリカの国益に沿う」と語ったことで、昨日より若干円安となり日本株にはプラスに作用した。ただ、今晩の就任式を控え、買いにも売りにも動けなかった感じで、上下の値幅は小さかった。

就任式は日本時間21日午前1時半からの予定ですが、さすがにこの時間までは起きていられないので私は寝ます。なんでも100近い団体がデモを予定しているようで、オバマ氏の時とは違った意味で歴史に残る就任式になりそうですね。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2017年1月19日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19072.25 +177.88 +0.94
TOPIX 1528.15 +14.29 +0.94

米国株は、ダウは4日続落、ナスダックは反発。イエレン議長が講演で、今後の利上げは「2019年末まで年2、3回ペースになるとの見通しだ」と述べたことで、長期金利が上昇し金融株が再び強含む展開となった。

日経平均は続伸。米国株はまちまちだったが、イエレン議長の発言を受け米長期金利が上昇し、ドル円が114円ミドルまで円安に振れたことが好感された。昨日から約1円ほど円安に振れたことを考慮すれば、日経平均は極めて妥当な上げ幅だったと思います。ドル円は115円が目先レジスタンスになっているので、ここを抜けられるかどうかが焦点。それにしても、トランプ氏がドル高牽制発言をしたら、イエレン議長が直ぐにドル高を誘発する発言を出すなど、なんだかギクシャクしていますね。勿論、イエレン氏は前から決めていたことを言ったに過ぎいないと思いますが、この二人の対立も今後鮮明になってくるかもしれません。

本日の取引:2社 2勝 +12,300円
持ち越し: なし



2017年1月18日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18894.37 +80.84 +0.43
TOPIX 1513.86 +4.76 +0.32

米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは反落。英国のメイ首相の演説の影響は限定的だったが、長期金利低下からトランプ・ラリーで先駆して買われた金融株が売られ、全体の足を引っ張った。

日経平均は反発。米国株安とドル円が112円台まで円高に振れたことを嫌気し売り先行で始まり、前場163円安まであったが、後場は日銀のETF買いや、一段と売り込む材料もないことから、次第に買い戻しが優勢になった。

トランプ氏のドル高牽制発言は人民元を対象にしたものですが、いつ矛先が円に向かうかも分からないので、霧が立ち込めたような感じは続くかもしれません。20日の米大統領就任式に関しては、特段材料になるとは思えませんが、そもそも就任式で何をいうかをマーケットが固唾を呑んで見守るなんてこと自体が前代未聞ですよね。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し: なし



2017年1月17日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18813.53 -281.71 -1.48
TOPIX 1509.1 -21.54 -1.41

昨晩の米国株式市場はキング牧師の誕生日で休場。

日経平均は続落。小安い水準で始まり、その後は日銀のETF買い期待で下げ渋る場面もあったが、後場に円が一段と強含んだことで、19,000円を割れ本日の安値圏で大引け。下げた理由はメイ英首相のEU離脱交渉計画についての演説とか、トランプ次期大統領の就任式とか言われていますが、いまさら感は否めませんね。結局のところアメリカの長期金利が今年に入ってから下落傾向にも関わらず、不自然に円安が続いていたので、その分が正常に剥げ落ちただけってところでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し: なし



2017年1月16日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19095.24 -192.04 -1.00
TOPIX 1530.64 -14.25 -0.92

週末の米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。小売売上高やミシガン大学消費者景況感指数は市場予想を下回ったが、金融株の好決算もあり底堅く推移した。

日経平均は反落。米国株はまちまちだったが、ドル円が115円で頭打ちとなったことで薄商いのなか先物主導で下げ幅を拡大した。円安の勢いが止まり円高に向かえば、先物主導で日経平均が売られるというのは、言わば方程式みたいなもんですから、こんなもんでしょう。トランプ氏が今後本気でドル高牽制発言を繰り返せば、日銀がETFを買ってもそんなものは吹き飛んでしまいますから、今後何を言い出すかほんと要注意ですね。

本日の取引:なし
持ち越し: なし




2017年1月13日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19287.28 +152.58 +0.80
TOPIX 1544.89 +9.48 +0.62

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。前日のトランプ次期大統領の記者会見で具体的な政策が示されなかったこともあり、利益確定売りが優勢だった。ダウの下げ幅は一時200ドル近くになったが、公共投資などへの期待も根強く下げ幅は限定的だった。

日経平均は反発。米国株が売り一巡後に下げ渋ったことや、ドル円が113円台を付けた後に115円台まで回復したことを受け、買い優勢の展開となった。ただ、ドル円が115円で早くも頭重くなってきているので、来週以降再び上値を追えるかは微妙なところ。昨日のトランプ氏の記者会見を聞けば、過度な円安を前提に投資をするのは危険でしょう。

本日の取引:1社 2勝 +13,300円
持ち越し: なし



2017年1月12日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19134.7 -229.97 -1.19
TOPIX 1535.41 -14.99 -0.97

米国株は、ダウは反発、ナスダックは7日続伸。トランプ次期大統領の記者会見を受けて乱高下する場面もあったが、最後は再び買いが優勢になった。

日経平均は反落。トランプ氏の記者会見ですが、やはりトランプはトランプでしたね。保護主義的な発言が目立った他、感情的な発言も多く見られました。アメリカのリーダーは、言い換えれば世界のリーダーですから、それがこんな記者会見しかできないとは・・・ 個人的には暗澹たる気持ちになりました。まあ、アメリカ株は上がっていますし、想定内の内容だったと言えますが、円高に振れた分だけ日本株にはマイナスでした。

今後を考えるとトランプミクスはアメリカの経済には良くても、おこぼれを期待している日本は肩透かしを食らう可能性の方が高いでしょうね。幸い現状アメリカ経済が順調で株価も史上最高値圏で推移しているので為替相場に対する言及はありませんでしたが、経済や株価が不調になれば、円安を攻撃材料に使ってくるのは明らかです。何しろ彼の頭の中では中国やメキシコと同じ扱いなのですから。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2017年1月11日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19364.67 +63.23 +0.33
TOPIX 1550.4 +8.09 +0.52

米国株は、ダウは続落、ナスダックは続伸。トランプ次期米大統領の記者会見を控え様子見ムードが強く、方向感のない展開だった。

日経平均は反発。今晩のトランプ氏の記者会見を前に動けず、寄り付いてからほぼフラットな動きでした。記者会見ですが、予想としてはドル高リスクや保護主義的な発言が強まらなければ、明日の日本株は上方向でしょうが、こればかりは何とも言えません。まあ、記者会見などは事前に原稿とかを第三者がチェックしている? 可能性もあるのであまり過激なことは言わないと思いますが、それより彼の場合はTwitterに書くワンセンテンスの方が怖いですよね。日頃から過激なことを書いているので、もしハッカーがトランプ氏のTwitterを乗っ取って、移民を強制送還するとか中国に核攻撃だなんて書けば、本人と区別がつかず世界中が一瞬パニックになるかもしれません。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2017年1月10日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19301.44 -152.89 -0.79
TOPIX 1542.31 -11.01 -0.71

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。原油価格の下落や長期金利の低下から、エネルギー・金融が下げ、ダウの足を引っ張った。一方、ナスダック指数は3日営業日続けて史上最高値を更新。

日経平均は続落。米国株はまちまちだったが、1ドル115円台まで円高方向進んだ割には底堅い動きだったと言えます。11日のトランプ次期大統領の記者会見が目先最大の材料。まあ、何を言い出すのか分からないので警戒感はありますが、マーケットがいいとこ取りして、売っている方もまた担がれる可能性もあるので、警戒感はどちらのポジションを持っていても同じでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し: なし




2017年1月6日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19454.33 -66.36 -0.34
TOPIX 1553.32 -2.36 -0.15

米国株は、ダウは反落、ナスダックは3日続伸。長期金利が低下したことで、これまで利鞘改善改善期待で上げていた金融株が下げ、ダウの足を引っ張った。

日経平均は続落。トランプ氏が自身のツイッターでトヨタ自動車がメキシコに工場を建設する計画を名指しで批判したことで、為替が円高に振れ、自動車株が総じて軟調な推移となったことが足を引っ張った。ただ、日銀のETF買いもあり下げ幅は小幅で、ジャスダック指数は昨年来高値更新するなど小型株中心に底堅い動きだった。

昨日、突然何を言い出すかわからないと書いた途端にこれですから、笑っちゃいますね。でも、これはアメリカの企業にも一貫して言っていることですから、別に驚きはありません。ただ、今後も日本が為替操作で円安に誘導しているなどと、ツイッターに数文字書くだけで、為替相場が5円ぐらい簡単に円高に動いてもおかしくありません。トランプ・ラリーとか浮かれていますが、日本は数カ月後には厄介な人が大統領になったと実感することでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +8,400円
持ち越し: なし



2017年1月5日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19520.69 -73.47 -0.37
TOPIX 1555.68 +1.20 +0.08

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。原油相場の上昇や2016年の米新車販売台数が過去最高を更新したのを受けて、景気に対する楽観的な見方が広がった、

日経平均は反落。米国株高を受け買い先行で始まったものの、FOMC議事録でドル高リスクが示されたことで、ドル円が116円台の円高に振れ、先物にアルゴリズムの売りが出てマイナス圏に沈んだ。日銀のETF買いが入ったにせよTOPIXは本日もプラスですから、日経平均はマイナスでも底堅い動きだったと言えます。

来週11日にトランプ氏の選挙後初の記者会見が予定されていますが、ここまでのドル高・円安ピッチがあまりにも早すぎたことから、何らかの牽制発言があるかも知れないということで警戒感も多少出ているんでしょう。このペースでドル高が続いたらトランプ氏が言う強い製造業の復活どころではないですからね。まあ、突然何を言い出すか分からない人ですから、マーケットもその都度振り回されることになりそうです。

本日の取引:なし
持ち越し: なし



2017年1月4日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19594.16 +479.79 +2.51
TOPIX 1554.48 +35.87 +2.36

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします

年明けの米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。12月のISM製造業景況感指数や11月の建設支出が市場予想を上回ったことなどが好感された。

日経平均は大幅に反発。米国株高と円安進行を好感し買い先行で始まり、その後も大型株・小型株とも満遍なく資金が回り、終日右肩上がりの展開となった。海外投資家も戻ってきたことで売買代金も2兆円台を回復した。3年続けて年初は大きく調整していたので、ヘッジ売りをしていた人もいたんでしょう。それらの買い戻しも上昇に拍車をかけた感じです。年が明けてもトランプラリーが継続ですが、いいとこ取りやどこか胡散臭いところもあり、皆が警戒心を持っているので、そう言う相場の方がショートも入って意外に長続きするんですよね。

本日の取引:1社 1勝 +12,000円
持ち越し: なし