本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2016年6月7日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16675.45 +95.42 +0.58
TOPIX 1340.77 +8.34 +0.63

米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。イエレン議長の講演は、利上げ姿勢を一歩後退させながらも上手くバランスをとり、株式市場は概ね好感する動きとなった。

日経平均は反発。米国株高と円安進行を受け買い先行で始まり、その後一時マイナス圏に沈む場面もあったが、後場にドル円が107円後半に下落すると先物主導で上げ幅を拡大した。

まあ、相変わらず商いは低調でやる気のない相場ですが、NYダウもS&P500も史上最高値圏で推移しているので、これに助けられているって感じですかね。来週の日銀金融政策決定会合は、個人的には現状維持だと予想しますが、こう言う時にサプライズをやるのが半ば趣味と化している黒田氏ですから、油断はできません。ただどうなんでしょうね? 米国株は史上最高値圏で、世界も日本も金融危機でもなんでもないのに、大して意味もない2%の物価目標にこだわり、ここで最後の追加緩和カードを切るのは、あまり利口とは言えないでしょう。

本日の取引:買いのみ
持ち越し: 2社 2400株



2016年6月6日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16580.03 -62.20 -0.37
TOPIX 1332.43 -4.80 -0.36

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。5月の雇用統計が市場予想を大幅に下回るネガティブサプライズとなったが、これで6月の追加利上げがほぼ消滅したことで徐々に下げ渋る展開となった。

日経平均は反落。朝方は円高進行を嫌気し一時300円を超える下げ幅となったが、売り一巡後は右肩上がりとなり、ほぼ本日の高値圏での大引け。まあ、米国株が早期利上げ懸念後退で下げ渋っていましたし、日本政府要人から口先介入も出ていたので、下げ渋ったのもこんなもんかなと思いますが、このところ上げても下げても商いは盛り上がらず、あまり良いイメージは受けません。雇用統計があまりにも極端な下振れだったので、今晩のイエレン議長が何を言うか注目ですね。

本日の取引:なし
持ち越し: 1社 2300株



2016年6月3日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16642.23 +79.68 +0.48
TOPIX 1337.23 +5.42 +0.41

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。OPEC総会で原油の増産凍結が見送られ、エネルギー関連株を中心に売りが先行したが、概ね想定内の内容だったこともあり、その後は買い戻しが優勢になった。

日経平均は反発。米国株高や直近2日間で大きく下げていたこともあり、一時3桁の上昇になる場面もあったが、東証1部の売買代金は再び2兆円を大きく割れる薄商いで、今晩の雇用統計の発表を控え上値は重かった。まあ、本日はファーストリテイリングだけで日経平均を76円押し上げているので、これがなければほぼ横這いと言ったところ。こう言う展開になると、動きの良いマザーズなどの小型株が物色されるのもいつもと同じで、本当に代わり映えのしない相場ですね。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し: 1社 2300株



2016年6月2日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16562.55 -393.18 -2.32
TOPIX 1331.81 -30.26 -2.22

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に上昇。朝方は売りが先行したが、ISM製造業総合景況指数など支えに切り返す展開となった。

日経平均は続落。昨夕の安倍首相の会見中から更に円高が進み、本日ザラ場に一時108円台まで突っ込むと日経平均も先物主導で一段安となった。本日もそれなりに下げましたが、指数限定の下げで小型株などは比較的値持ちが良く、個人はそれほどダメージを受けていないように感じます。

安倍首相の会見ですが、消費増税の延期はかなり前から織り込んでいたので、一旦巻き戻しが入るのはセオリー通りと言えます。補正予算の話がなかったことが本日大きく下げた原因みたいに言う人もいますが、あまり関係ないでしょう。それより衆参W選で国民に信を問うならまだ分かりますが、参院選で信を問うと言われても意味不明です。

今日のアキュセラ株の動きなどを見ていると、値段が付いて動きが良ければ何でもいいって感じで、まともな投資家は殆ど動いていない相場。こっちの方が問題。

本日の取引:1社 1勝 +3,000円
持ち越し: 1社 2300株




2016年6月1日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16955.73 -279.25 -1.62
TOPIX 1362.07 -17.73 -1.28

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。4月の個人消費支出などを受け早期利上げ観測が高まったが、売りは限定的だった。

日経平均は反落。米国株はまちまちだったが、5日続伸していた反動から利益確定売りが先行し、後場に円が急伸すると先物主導で一時300円を超える下げ幅となった。為替と連動した先物売りで日経平均はそれなりに下げましたが、体感的には本日も底堅かったという印象しかありません。安倍首相が消費増税の再延期の経緯を含めた会見を夕方6時から行うので、為替は目先の材料出尽くしを先取りした巻き戻しが入ったのかもしれません。

最新のイギリスの世論調査でEU離脱支持が優勢になったという報道ですが、内容を調べてみると分母の少ないいい加減な調査ですから、こんな調査方法では行うたびに違う結果が出るんじゃないでしょうか。

本日の取引:2社 2勝 +8,500円
持ち越し: 1社 2200株



2016年5月31日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17234.98 +166.96 +0.98
TOPIX 1379.8 +13.79 +1.01

米国株式市場はメモリアルデーのため休場。

日経平均は5日続伸。朝方は利益確定売りに押されたものの、特段売り材料もなく、ドル円が再び111円台に下落すると主力株に資金が向かいジリ高となった。5日続伸は昨年11月以来。本日は引けでMSCIのリバランスがあったので、売買代金はそれなりに膨らみましたが、それを除けば相変わらずの薄商い。まあ、商いが噛み合わず低調な方が上がるとも言えますが。目先は月足基準線や週足基準線の17,400円レベルを抜けるか、再び頭を押さえられるか。

本日の取引:2社 2勝 +17,900円
持ち越し: 1社 2400株



2016年5月30日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17068.02 +233.18 +1.39
TOPIX 1366.01 +16.08 +1.19

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。イエレン議長が「おそらく今後数カ月の間に利上げが適切となるだろう」と述べたことで、ダウは一時マナスになる場面もあったが、それだけ景気が底堅いとの見方から再び上昇に転じた。

日経平均は続伸。イエレン議長の講演を受けアメリカの早期利上げ観測が高まったことや、消費増税の延期、大規模な財政出動(ヘリマネ)期待から終日買いが優勢となり高値引け。

米国の追加利上げ期待が高まり円安になりがら、米国株が崩れない時は、日本株が一番上がるパターンですから、まあこんなもんでしょう。ただ、今は良くても追加利上げの後に時間差で、中国を始め新興国の経済が年初のようにガタガタしてくるので、もし18,000円台とかに戻ることがあれば、そこはしっかり売っておきたいところ。ガタガタと言えば、自民党の内部も消費増税の延期を巡り対立しており、もし衆参W選にでもなれば、今回は野党の選挙協力が実現しそうなので、議席が減ることはあっても増えることはないでしょうから、その辺のリスクも出てきます。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し: 2社 2600株



2016年5月27日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16834.84 +62.38 +0.37
TOPIX 1349.93 +7.06 +0.53

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。原油相場が一時1バレル50ドル台に乗せたことで朝方は買いが先行したが、本日予定されているイエレン議長の講演を前に利益確定売りも出て、終日狭いレンジでの動きとなった。

日経平均は続伸。イエレン議長の講演を控え様子見ムードが強く、東証1部の売買代金は1兆6581億円と今年最低まで落ち込んだ。開催中のサミットは、どうでもいいって感じでしたね。まあ、もともと市場の関心はサミットではなく、消費増税の有無と財政出動の規模ですから、これがはっきりしないうちは上にも下にも動きそうにありません。アメリカの6月追加利上げの可能性が高まれば、マーケットもざわざわしてくるんでしょうが、それはないかなと。

麻生氏や「アベノミクスを成功させる会」は、予定通り消費税を引き上げると言っていますが、マーケットは既に先送りで織り込んでいますから、関心は財政出動の規模だけと言っても過言ではないでしょう。ただ、これもだんだんハードルが上がってきて、真水で10兆円ぐらいの数字が出ないと、マーケットは好感しないかもしれませんね。

本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し: 2社 2100株




2016年5月26日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16772.46 +15.11 +0.09
TOPIX 1342.87 -0.01 0

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。アジア→欧州と株高の流れを引き継ぎ、原油高も追い風に終日堅調な展開となった。

日経平均は反発。米国株高を受け幻のSQ値(16,845円)を上回る寄り付きとなったが、累積出来高の多い17,000円に接近すると、戻り待ちの売りや利益確定売りで頭を押さえられた。その後ドル円が109円台に上昇すると上げ幅を縮小し、大引け前には一時マイナスになるなど、結局いってこいとなった。

マザーズは、指数ウエイトの20%近くを占める、そーせい(4565)の動きが怪しくなっていますし、今日は同じく創薬ベンチャー企業のアキュセラ(4589)が600万株以上の売りを浴びストップ安に貼り付きました。他にも高値からあっという間に半値以下に崩れた銘柄も散見されます。こうなるとマザーズ全体が崩れそうなものですが、そうならないんですから驚きです。まあ、ギャンブル銘柄でも動きの鈍い主力株より、動くだけマシという感覚に危険なものを感じますね。

本日の取引:なし
持ち越し: 2社 1700株



2016年5月25日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16757.35 +258.59 +1.57
TOPIX 1342.88 +16.38 +1.23

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。4月の新築住宅販売件数が、8年3カ月ぶりの高水準となったことが素直に好感され、リスクオンとなった。

日経平均は反発。欧米株高と円安を受けギャップアップしての始まりとなったが、ザラ場は殆ど動きがなく、東証1部の売買代金は5営業日連続で2兆円を下回った。昨日のアメリカは、好調な住宅指標を受け早期利上げ観測が高まったにも関わらず、原油も株もすべてリスクオンで反応しましたが、これが続くとは思えませんからね。国内も伊勢志摩サミットを終えた後に出てくる、消費増税の有無や補正予算の規模を見るまでは、見切り発車という訳には行かないので、17,000円に近づくと上値が重くなるのは当然でしょう。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し: 2社 1700株



2016年5月24日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16498.76 -155.84 -0.94
TOPIX 1326.5 -12.18 -0.91

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に反落。日中は小高く推移する場面が多かったが、6月の利上げの可能性が重しとなっており、上値は重かった。

日経平均は続落。米国株は小動きだったが、ドル円が109円台前半まで円高方向に進んだことで売り先行の始まりとなった。その後も様子見ムードが強く、狭いレンジでの動きに終始した。東証1部の売買代金は昨日より更に減少し1兆6658億円。ちょっと重症ですね。まあ、買いで仕掛けても、売りで仕掛けても、後が続かず先に仕掛けたほうが負ける相場なので、こうなってしまうのも致し方ないところ。鳴くまで寝ようホトトギス。

本日の取引:1社 1勝 +3,000円
持ち越し: 2社 1600株



2016年5月23日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16654.6 -81.75 -0.49
TOPIX 1338.68 -4.72 -0.35

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。特に材料はなかったが、アジア→欧州と株高の流れが続き買い戻しが優勢だった。

日経平均は反落。G7財務相・中央銀行総裁会議への失望から売り先行で始まり、薄商いのなか先物主導で318円安まで売られるも、後場は日銀のETF買いなどから下げ渋る展開となった。まあ、どうせ今週のサミットもG7同様失望に終わる可能性が高いと思いますが、目線は政府の補正予算の規模に移っているので、なんとか期待を繋いでいるって感じ。東証1部の売買代金は今年最低を更新する超薄商いで、先物に振らされやすくなっており、意味なく上下します。これだけ商いが薄いと大型株は見送られ、短期マネーがとにかく動いている株へと流れるので、マーザーズなどの小型株がファンダメンタルズに関係なく買われます。とても健全な相場とは言えず嫌な予感もしますが、取り敢えず政府の景気対策待ちですかね。

G7で麻生太郎財務相が消費増税を予定通り実施すると何度も繰り返し述べていましたが、国内向けに言うならともかく、国際会議でこれだけ言ってしまって大丈夫なんですかね? これで先送りになりましたでは恥ずかしい話です。

本日の取引:2社 2勝 +12,100円
持ち越し: 2社 1600株



2016年5月20日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16736.35 +89.69 +0.54
TOPIX 1343.4 +6.84 +0.51

米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。ウォルマートなど直近軟調だった小売株が買われたが、全体的にはFRBによる早期の追加利上げを警戒した売りが優勢だった。

日経平均は続伸。米国株安を受け売り先行で始まったが、サミットや景気対策の発表を控え売り込みにくい環境ということもあり、薄商いのなか先物主導で切り返す展開となった。個別銘柄も局所戦ばかりで、なんだか捉えどころのない相場ですね。

山本幸三氏が会長を務める「アベノミクスを成功させる会」が、消費増税は予定通り実施し、その代わり15~20兆円規模の補正予算を実施する案を出しましたが、市場はどう評価していいのか測りかねている感じでした。まあ、増税見送りで首相の腹は既に決っていると思いますがね。

本日の取引:1社 1勝 +9,800円
持ち越し: 3社 2400株