マーケットトーク
2016年5月19日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 16646.66 | +1.97 | +0.01 |
TOPIX | 1336.56 | -1.82 | -0.14 |
米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。公表されたFOMC議事要旨で、大半の政策当局者が経済の改善が続いた場合は6月の利上げが適切になるとの認識を示していたことで警戒感が広がった。
日経平均は小幅に反発。先物トレーダーらが織り込む米国の6月の利上げ確率が30%まで高まったことで、久しぶりにドル円が110円台に下落。株式市場は円安を好感し買い先行ではじまったが、幻のSQ値16,845円は超えられず、その後は薄商いの中、前日の終値近辺まで押し戻され、そのまま狭いレンジでの揉み合いとなった。
個人的には6月の利上げはないと思いますが、今後さらに確率が高まってくるようだと読みが難しくなりますね。利上げを急がないと言う前提のもとに、米国株、中国株、新興国株も戻してきたので、かなりの悪影響が出るでしょう。逆に利上げ確率が後退すればまた円高に振れますし、日銀も動きづらいですね。
本日の取引:買いのみ
持ち越し: 3社 2400株
2016年5月18日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 16644.69 | -8.11 | -0.05 |
TOPIX | 1338.38 | +2.53 | +0.19 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。4月の消費者物価指数(CPI)の上振れや、米FRB高官によるタカ派発言を受け、6月の利上げ確率がやや高まったことで株は売られる流れとなった。
日経平均は小幅に反落。GDPの数字を見た瞬間は、今日は円高・株安だと思いましたが、上に行ったり下に行ったり終日方向感のない展開でした。1-3月期のGDP予想が思ったより良かったことで、追加緩和期待が後退し銀行株が買い戻されるところまでは理解できますが、閏年効果で内容はそれほど良くないので、日銀は追加緩和をやってくれるし、大型補正も組まれるよねと考える人も多く、何を材料に動いているのかよく分からない相場だったと言えます。まあ、為替の初期反応も緩慢だったので、実際のところGDPはあまり材料になっていなかったのかもしれません。
本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し: 2社 1400株
2016年5月17日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16652.8 | +186.40 | +1.13 |
TOPIX | 1335.85 | +14.20 | +1.07 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。ゴールドマン・サックスの強気レポートで原油が上昇した他、ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイがアップル株を取得したことが明らかになり、最近冴えない動きを続けていた同社株の急騰も市場心理を明るくした。
日経平均は続伸。昨日の延長戦みたいな形で、買いも少ないが売りも少なく、買い戻しが入る分強含む形となった。上げ幅を縮小する場面もあったが、最後はドル円の下落に引っ張られる形で本日の高値圏での大引け。
明日の1~3月期のGDPですが、民間エコノミスト予想だと微増が見込まれています。もし2四半期連続のマイナスになれば教科書的にはリセッション入りとなります。ただ、そうなれば日銀の追加緩和や大型補正の期待が高まるので、株にはむしろ好材料でしょう。今年は閏年で数字が押し上げられることもあり、マイナスにはならないと思いますが、その分を差し引いて市場がどう判断するか。
本日の取引:なし
持ち越し: 2社 1400株
2016年5月16日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 16466.4 | +54.19 | +0.33 |
TOPIX | 1321.65 | +1.46 | +0.11 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。4月の小売売上高は市場予想を上回ったが、原油価格の下落や冴えない小売企業の決算を受け終日売りが優勢だった。
日経平均は反発。今日の相場は何て言えばいいんでしょうね。薄商いの中、先物主導で意味もなく上がり、意味もなく下がり、再度意味もなく戻したと言ったところでしょうか。消費増税の延期を示唆する報道などから先物が買い戻されたのかもしれませんが、日本国内の雰囲気は、既に消費増税が実施されると思ってる人は殆どいないでしょう。これを材料に上げるのはちょっと無理があります。また、景気対策にしても何ヶ月も前から繰り返し材料にしているので、7兆円前後なら織り込まれています。ただ、日銀の追加緩和も無くなったわけではありませんし、ショートポジションも多く溜まっているので、下がりそうで下がらない相場。
本日の取引:2社 3勝 +12,300円
持ち越し: 2社 1400株
2016年5月13日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16412.21 | -234.13 | -1.41 |
TOPIX | 1320.19 | -17.08 | -1.28 |
米国株は、ダウは反発、ナスダックは続落。原油高を受けダウは底堅い展開だったが、アップルの下落が止まらないことで、ハイテク株の多いナスダック指数は冴えない展開だった。
日経平均は反落。CMEの清算値は16,635円だったが、SQ値は1万6845円67銭と200円以上高く決まり、ちょっとしたサプライズ。ただ、その後はSQ値を超えられずジリジリと下げ幅を拡大した。後解釈になりますが、今週の妙な強さはSQ絡みの要因も大きかったんでしょう。
本日、日銀の黒田総裁が都内で講演し、もう耳にタコの「必要と判断した場合は躊躇なく追加的な緩和措置を講じる」と述べましたが、市場は無反応でした。そりゃ前回思いっきり躊躇しておいて、同じ言葉を繰り返しても相手にされないでしょう。東京市場はSQと決算が一巡し、来週は何処に市場の目が向くのか。売るのも買いのも中途半端な水準だが。
本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し: 2社 700株
2016年5月12日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16646.34 | +67.33 | +0.41 |
TOPIX | 1337.27 | +2.97 | +0.22 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。ウォルト・ディズニーやメーシーズなど、消費関連株の冴えない決算を受け終日軟調な展開だった。
日経平均は4日続伸。米国株安と108円前半まで円高が進んだことで朝方は200円を超える下げ幅となったが、注目のトヨタが寄り底でジリジリと下げ幅を縮小すると、日経平均もそれに引っ張られる形で買い戻しが優勢になった。後場は日銀のETF買いとドル円が108円後半まで円安になったことでプラ転し大引け。
まあ、株価に割安感はありませんが、需給関係が悪くないので、売り仕掛けても値幅がとれないのでヘッジファンドもすぐに買い戻してきますね。ただ、そうは言っても上値を積極的に買っていく主体も不在ですし、17,000円を超えると割高感が顕著になるので、膠着感が強まっています。一回18,000円ぐらいまでかち上げて、みんなを強気にさせてから叩き落とすという展開も考えられますし、このまま16,000円台で暫らくボックス相場を続けるのか、すべては為替次第と言ったところ。その為替も105円に近づくと口先介入が激しくなりますが、110円に近づくとピタリとなくなるので、目先方向感が出そうもないですね。
本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し: 400株
2016年5月11日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16579.01 | +13.82 | +0.08 |
TOPIX | 1334.3 | -0.60 | -0.04 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。中国生産者物価指数(PPI)の改善や原油先物相場の反発を手掛かりに終日買いが優勢となった。
日経平均は3日続伸。米国株高や109円台に下落したドル円相場を好感し、朝方は200円を超える上昇となったが、前日先行して上げていたことも有り、後場は一時マイナス圏で推移するなど方向感のない展開だった。基本的にSQに絡む先物売買と決算プレー以外はやる気のない相場。
引け後に発表されたトヨタの2017年3月期の予想ですが、営業利益が前期比40.4%減の1兆円7,000億円と、かなりネガティブなものとなりました。いつも保守的に業績予想する会社なので、個人的にはこの数字に驚きはありませんが、アナリスト予想との乖離が大きいのでどうなるんでしょうね? 5,000億円の自社株買いはプラスですが。
本日の取引:なし
持ち越し: 500株
2016年5月10日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16565.19 | +349.16 | +2.15 |
TOPIX | 1334.9 | +28.24 | +2.16 |
米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。朝方は買いが先行したが、カナダ、アルバータ州の森林火災によるカナダ産原油の生産減少が限定的であるとの見方から、原油先物価格が弱含み、ダウも下げに転じた。
日経平均は続伸。米国株はまちまちだったが、ドル円が108円台前半まで円安方向に振れたことで買い先行での始まりとなった。朝方はもたもたしていたものの、中国生産者物価指数(PPI)の改善をきっかけに先物に大口の買い戻しが入り、ドル円も108円台後半まで円安が進んだことで一段高となった。麻生財務相による連日の口先介入もドルの買い戻しを誘っている感じ。ただ、実質実効為替レートで見たら100トビ台は円高とは言えない水準なので、ここまでしつこく口先介入を繰り返してしまうと、今後日銀の追加緩和などで円安に振れた場合、同様の態度を示さないと為替操作国と言われても仕方ないでしょうね。
本日の取引:2社 2勝 +10,500円
持ち越し: 500株
2016年5月9日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16216.03 | +109.31 | +0.68 |
TOPIX | 1306.66 | +8.34 | +0.64 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。注目の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比16万人増と市場予想の20万人程度を大幅に下回ったが、FRBによる利上げペースが遅れるとの見方から、朝安後切り返す展開となった。
日経平均は7営業日ぶりの反発。米国株高や雇用統計後に円高が進まなかったことで、朝方は200円近く上昇する場面もあったが、決算発表がピークということもあり、国内機関投資家は動けず上値は重かった。東証1部の売買代金も1兆7317億円と今年最低を更新。雇用統計後にもっと円高が進むかと思いましたが、逆に買い戻されましたね。ドル円は連休中に105円台までやったことで、出涸らし状態ってところでしょうか。新たな材料待ち。
本日の取引:2社 2勝 +8,200円
持ち越し: 600株
2016年5月6日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 16106.72 | -40.66 | -0.25 |
TOPIX | 1298.32 | -1.64 | -0.13 |
日本が連休中のNYダウは4日合計で-112.93、ナスダックは4日合計で-58.27で戻ってくる。
日経平均は6日続落。連休中の米国株は総じてさえない動きだったが、3日の海外市場でドル円が105円台まで急伸した後、本日の寄り前には107円台と連休前より円安に振れていたことで、買い先行の始まりとなった。寄り付きの5分ぐらい前から先物に大量の買いが入ったことで16,210円で寄り付いたのはちょっと驚きましたが、その後は雇用統計も控えていることから、それなりに売りも出て方向感のない展開となった。まあ、マザーズは相変わらずですし、全体的には底堅い動きだったと言えます。
為替は政府要人から案の定口先介入が出ていますが、この水準で為替介入などできるはずもないので、雇用統計が市場予想を下回るようだと再び円高圧力がかかりそうです。
本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し: 600株
2016年5月2日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16147.38 | -518.67 | -3.11 |
TOPIX | 1299.96 | -40.59 | -3.03 |
週末の米国株は、ダウは続落、ナスダックは7日続落。個人消費支出やミシガン大学消費者態度指数が市場予想を下回り終日軟調な展開だった。
日経平均は大幅に続落。日銀プレーの後始末に加え、米財務省が日本を為替報告書の監視リストに載せたことで円高が進み、終日売りが優勢だった。ただ、CMEの清算値15,860円を下回ることはなく、それほど弱かったという印象もありません。今回の急落ですが、信用評価損を見れば分かるように個人は2月のようなダメージは受けていないので、リバウンド狙いの買いもそれなりに入っていた感じです。まあ、106円ミドルで16,000円台は、はっきり言ってかなり割高ですが、世界的にリスクオフになっているわけでもありませんし、日本は大型補正予算など政策期待もあるので、一方的に売り込むと言う流れにはなっていません。為替の実弾介入に関しては、100トビ台の円高程度では99%ないと思いますが、連休中に更に円高が進めば、日銀が6月をまたずに臨時会合を開く可能性もありますから、良くも悪くもまだ余裕って感じですね。
本日の取引:なし
持ち越し: 600株
2016年4月28日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16666.05 | -624.44 | -3.61 |
TOPIX | 1340.55 | -43.75 | -3.16 |
米国株は、ダウは続伸、ナスダックは5日続落。FOMC(米連邦公開市場委員会)は、予想通り政策金利の現状維持を決定し、注目の声明文は「世界の経済・金融情勢が引き続きリスクをもたらしている」という文言は削除されたものの、追加の利上げに対するFRBの慎重な姿勢は取り敢えず維持されたので、マーケット的にはニュートラルだった。
日経平均は大幅に続落。朝方は追加緩和期待の高まりから先物は17,580円まで上昇したが、昼休み時間中にまさかの現状維持が伝わると一気に急落。先物は安値引けとなり、高値からの下落幅は1,080円となった。私は以前から書いているように、これ以上のETFの買い入れは反対ですが、総裁が何百回も述べている「2%の物価安定目標の達成に必要であれば躊躇なく追加的な金融緩和をする」と言うのが本当であれば、今日は躊躇なく動くタイミングだったと思いますね。株と為替が戻っていたので見送ったというのであれば、日銀は物価ではなく株価や為替で金融政策を決めているのかと言う疑念を持たれてしまいます。会見も支離滅裂で総裁が喋れば喋るほど円高・株安が進んでいます。
まあ、それにしても先週海外メディアがあたかも追加緩和が決まったかのような報道をしていましたから、すっかり騙されましたね。気をつけよう暗い夜道とヘッジファンドのポジショントーク。
本日の取引:1社 1勝 +13,000円
持ち越し: 600株