マーケットトーク
2016年4月7日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 15749.84 | +34.48 | +0.22 |
TOPIX | 1272.64 | +4.89 | +0.39 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。原油価格の持ち直しや、FOMC議事要旨で改めて先行きの利上げペースが緩やかになるとの見方が示されたことが好感された。
日経平均は反発。米国株は反発したものの、安倍首相のKY発言から円高に歯止めがかからなくなり。ドル円は109円台で戻ってきてくる。その後108円台に突入したが、株はなぜか終日底堅い展開となった。当然クジラの買いも入っていたんでしょうが、ザラ場に108円に入っても殆ど先物も反応がなかったので、15,750円から動かしたくないというSQ要因もあったのかも知れません。本来であれば本日の底堅さは反転のシグナルと見ることもできますが、どういう要因で底堅かったのかが、考えてもよく分からないので何とも言えません。引け後に日経平均寄与度の高いファーストリテイリングの大幅減益もありますし、明日のSQ通過後の動きに注目。
マザーズ指数は逆に急騰していますが、主力株がこんな状態ですから、本来入ってはいけない大口投資家のマネーが流入し鉄火場状態となっている結果でしょう。もともとファンダメンタルズとは関係ない動きをしているので、お好きな人は割り切ってやればいいって感じですね。個人的にはIPOを除けばマザース市場で売り買いすることはないので、存在してないマーケットと同じです。
本日の取引:1社 1勝 +3,100円
持ち越し: 1社 300株
2016年4月6日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 15715.36 | -17.46 | -0.11 |
TOPIX | 1267.75 | -0.62 | -0.05 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。ISM非製造業景況感指数は市場予想を上回ったが、原油が弱含んでいることや、IMFのラガルド専務理事が世界経済の見通しの引き下げを示唆したことも嫌気された。
日経平均は、3年5ヶ月ぶりの7日続落。直近1,400円ほど下げていたことから、ショート・カバーで上昇する場面もあったが、ドル円が110円台ではGPIFとショート・カバー以外に買い手がいない状況なので、結局小幅安で引ける。15,000円台でもさほど割安感が感じられなくなっていることから、商いも薄く様子見ムードが強かった。
菅官房長官と黒田総裁が「為替を注視する」と述べているそばから、安倍総理がウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、「通貨安競争は絶対避けなければならない」「恣意的な為替市場への介入は慎まなければならない」と口先介入を打ち消すような発言をしているのには驚きましたね。この発言を受けドル円は100トビ台に入りましたが、さすがにまだ居心地が悪いのか、すぐに110円台に戻しました。あまり注目はしていませんでしたが、今晩公表されるFOMC議事録で円高に仕掛けられた場合、100トビ台で安定してしまう可能性も出てきました。
本日の取引:2社 2勝 +10,000円
持ち越し: 1社 500株
2016年4月5日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 15732.82 | -390.45 | -2.42 |
TOPIX | 1268.37 | -34.34 | -2.64 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。原油価格は続落しているものの、経済指標も含め全ていいとこ取りの状態で株は底堅く推移した。
日経平均は続落。米国株は小幅な下げだったが、ドル円が111円前半で戻ってきたことで売り先行で始まり、ほどなく節目の16,000円を割れる。その後ドル円が110円台に突入するとジリジリと下げ幅を拡大した。
松井証券の買い方の信用評価損益率は、昨日時点で-12.5%。本日の下げで-15%前後に拡大していると思われますが、前回投げ売り状態になった時はマイナス20%を超えてからなので、まだ余裕があります。これは前回に限らず資金管理が出来ていない人は、20%を超えてくると投げさせられると言うのはいつの時代も同じですが。
このページで為替と比べて割高だとしつこく書いてきましたが、やっと分相応な価格になってきました。ただ、ドル円が前回の安値を割れてきたので、このままドル円が100トビ台に入るようだと業績予想も更に下振れることになるので、バリューが効いてくるポイントが見極めにくい。追加緩和や政策期待があっても長期のチャートは以前から売り、短期のチャートも売りに転換しているので、14,000円台に入っても問題ないような資金管理が必要。
本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し: 1社 500株
2016年4月4日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16123.27 | -40.89 | -0.25 |
TOPIX | 1302.71 | +1.31 | +0.10 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。雇用統計は、非農業部門の雇用者数の伸びが市場予想を上回ったが、追加利上げを後押しする材料にはならず、NYダウは4か月ぶりの高値1万7792ドル まで上昇した。
日経平均は5日続落。ドル円が111円台に入った割には頑張ったとも言えますが、トヨタ自動車が年初来安値を更新するなど、マーケットの雰囲気はよくありません。国内の政策期待もそうですが、米国株高が円高をある程度相殺しているので株はこの程度の下げて済んでいますが、米国株もバリュエーション面ではかなり割高になっているので、今後どこまで緩衝材になってくれるかは分かりません。仮に米国株が上昇を続けても、サポートとなっている111円前後で円高が止まらないようだと、更に業績予想リビジョンの悪化が進むことになるので、日経平均が16,000円台を維持するのは難しそうです。逆に118円まで円安に戻れば、今期の減益予想が増益期待に変わるので、一気に18,000円~19,000円まで戻るでしょうが、今のところあまり可能性は高くありません。
本日の取引:1社 1勝 +7,100円
持ち越し: 200株
2016年4月1日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16164.16 | -594.51 | -3.55 |
TOPIX | 1301.4 | -45.80 | -3.40 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも、本日の雇用統計を控えて小動きで戻ってくる。
日経平均は大幅に続落。日銀短観が悪かったからと言う解説が多いですが、この程度の悪化は予想されていたことなので直接的な要因ではないでしょう。名実ともに2016年度入りしたことで国内機関投資家が低価法による簿価の洗い換えで益出しの売りを出したところ、短観も悪化した上にもともと買い手が少ない中だったのでスルスルと下がり、それがアルゴリズムのトリガーを引いてしまい大幅安になってしまったと言ったところか。また、大企業製造業の想定為替レートが1ドル117円46銭と能天気な数字が示されたことで、今後どれだけ悪化するのかと不安感を高めてしまいました。17年3月期の減収減益見通しを出したパナソニックが12%も下がるのを見せられては、手が出しづらくなるのは無理もありません。
もともと為替と比較して割高な水準で株価が不自然に買い支えられていたので、ある意味当然の調整とも言えます。ただ、テクニカル的にはここ1ヶ月サポートにしてきた日足基準線を割り込んでしまったので、早期に基準線(16,500円レベル)を回復できないようだと下方圧力が高まってきます。まあ、15,000円台に入れば日銀の4月追加緩和期待も高まってくるでしょうが。
本日の取引:買いのみ
持ち越し: 500株
2016年3月31日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16758.67 | -120.29 | -0.71 |
TOPIX | 1347.2 | -9.09 | -0.67 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。前日のイエレン議長の発言を受け、4月の利上げ確率はゼロ、6月も22%まで下がるなど、早期の利上げ観測が後退したことが引き続き買い材料となっている。
日経平均は続落。米国株が続伸したことや、クジラや国内機関投資家などによる期末のドレッシング買い期待から堅調な始まりとなったが、ドル円が112円台前半で上値を押さえた。大引けにかけてはドレッシング期待が剥落し安値引けとなる。結果論ですが、皆が同じことを考えたり期待していると得てして逆の展開になるという典型例。
明日の雇用統計を見極めたいという解説もありますが、目先アメリカの利上げは無くなったわけですから、雇用統計の数字など良くても悪くても関係ないはずなんですがね。結局、ドル円がこんな水準ですから、買わない(買えない)理由探し。円高を織り込んだ来期の業績予想が見えてくる4月下旬までは、グダグダした展開が続きそう。
本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し: 200株
2016年3月30日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16878.96 | -224.57 | -1.31 |
TOPIX | 1356.29 | -21.31 | -1.55 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。注目されていたイエレンFRB議長の講演は、先週から相次いでいたFRB高官によるタカ派的な発言を打ち消す、ハト派的な内容となった。これを受け緩和的な金融政策が継続されるとの見方から株が買われた。
日経平均は続落。イエレンFRB議長の講演を受け米国株は上昇したものの、市場が予想していたよりもハト派的内容だったことから、114円を目指していたドル円がまた112円台に逆戻りしてしまい、ハイテク株などを中心に売りが優勢となった。ざっくり言って、日経平均が2月の安値から2,000円戻したうちの1,000円はクジラによるものだと思っているので、このまま115円以下の円高が続くなら、アメリカ株が幾ら上がろうが、日本株に割安感は出ません。ドル安でアメリカ株は好調ですし、日銀の追加緩和や政府のばら撒き期待もあるので売り込みにくい環境ですが、業績を考えればここで株を買うインセンティブも働きません。
本日の取引:なし
持ち越し: なし
2016年3月29日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 17103.53 | -30.84 | -0.18 |
TOPIX | 1377.6 | -4.25 | -0.31 |
米国株は、ダウは小幅に続伸、ナスダックは反落。欧州市場がイースターマンデーで休場だったことや、今晩予定されているイエレン議長の講演を控え、終日方向感のない展開だった。
日経平均は反落。配当落ち分(約127円)を考慮すれば実質100円ほどのプラスですから、底堅いと言うか堅調な動きだったと言えます。ドルの上値は重いものの、まだ円安基調を保っていますし、配当の再投資や期末に向けてのドレッシング買いなどが下値を支えた形。ただ、東証1部の売買代金は1兆8382億円と本日も薄商いだった。
完全に配当落ちを埋めれば、その後強い展開になると言うアノマリーがありますが、ここ数年は露骨な官製相場下ですから、別に埋めようが埋めないが大して意味はないでしょう。先週以降、FRB高官によるタカ派寄りの発言が相次いでいるので、今晩予定されているイエレン議長の講演は注目ですね。レジスタンスになっている114円を超えられるか。
本日の取引:1社 1勝 +5,400円
持ち越し: なし
2016年3月28日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 17134.37 | +131.62 | +0.77 |
TOPIX | 1381.85 | +15.80 | +1.16 |
週末25日の米国株式市場は、Good Fridayで休場。
日経平均は続伸。 前週末に米国のGDP(昨年10~12月期)が上方修正され、ドル円が113円ミドルまで下落したことを受け買い先行での始まりとなった。ただ、本日も海外からのフローは少なく、薄商いのなか後場に先物主導でマイナスに振れる場面もあった。引けにかけては配当権利取りの買いも入ったんでしょう、再び持ち直しTOPIXは高値引けとなった。
ここ数年、配当落ちの翌日は下がれば日銀のETF買いが入ることから、そこそこ堅調な動きになっていますが、本日一時マイナスになったのは気になるところ。まあ、米国株が堅調な推移を続けていますし、下がればもう一頭のクジラ(GPIF)の買いも入るので、下よりも上に放れる確率の方が高そうです。ただ、皆がそう考えていると逆に振れるのも相場の面白いところ。
本日の取引:2社 2勝 +12,800円
持ち越し: 1社 300株
2016年3月25日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 17002.75 | +110.42 | +0.65 |
TOPIX | 1366.05 | +11.44 | +0.84 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。欧州株安やFRB高官の相次ぐタカ派的な発言を嫌気し、ダウは一時3桁の下落となったが、石油掘削装置(リグ)稼働数の減少が伝わると原油が持ち直し株も上昇に転じた。
日経平均は反発。欧州市場は軟調だったものの、米国株が切り返したことで買い先行で始まり、その後ドル円が113円台に下落すると上げ幅を拡大した。ただ、イースター休暇により欧米市場が今晩から休場となるため、海外からのフローが少なく、東証1部の売買代金は1兆7千億円台と今年最低水準だった。
物色動向としては、大型株>中型株>小型株の順に強く、直近堅調だった小型株に利益確定売りが出て、大型株などに権利取りの動きが見られた。月曜日が権利付き最終日ですから、週明けはそこそこ堅調な動きが期待され、火曜日に130円ほど配当分が落ちるものの、後はクジラなどの月末に向けたドレッシングで、どこまで引っ張り上げられるかと言ったところ。
本日の取引:2社 2勝 +9,100円
持ち越し: 2社 1,000株
2016年3月24日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 16892.33 | -108.65 | -0.64 |
TOPIX | 1354.61 | -9.59 | -0.70 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。米週間石油在庫統計で原油在庫が6週連続で過去最高を更新したことを受け、原油先物価格が急落し、株も利益確定売りが優勢になった。
日経平均は続落。米国株安を受け売り先行で始まったが、9時半ぐらいから112円後半に円が下落したことでプラスになる場面もあった。ただ、相変わらず市場エネルギーに乏しく、イースター休暇を前にした外国人のポジション調整の売りに押され続落。石油関連や総合商社などの減損は予想されていたことですが、いざ出てくると売りでの反応となり、これも全体のセンチメントを悪くした感じ。3月期末の権利取りやクジラによる株価押し上げ期待を前に下値を売り込む動きはないものの、国内機関投資家がフリーズ状態なので、薄商いの中、先物がややトリッキーな動きになっている。
本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し: 2社 1,200株