本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2015年9月18日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18070.21 -362.06 -1.96
TOPIX 1462.38 -29.53 -1.98

米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸。利上げ見送りによる初期反応は買いでしたが、数日前からほぼ織り込まれていたことや、年内に利上げに踏み切るとの観測も依然強く、買いは続かなかった。

日経平均は反落。FRBが利上げを見送ったことにより、為替が円高方向に振れたことが嫌気された。ただ、円高になった分だけ下がったと言った感じで、先物で売り仕掛けるような動きは見られなかった。良く言えば安定した動きでしたが、明日から正月休みより長い5連休ですから、動くに動けずって感じですね。来週はわずか2営業日しかなく、25日は権利付き最終日になるので、配当や優待などを狙う人は忘れないようにしましょう。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:1社 100株



2015年9月17日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18432.27 +260.67 +1.43
TOPIX 1491.91 +19.31 +1.31

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。アジア⇒欧州と株高の流れが続き、CPIが7ヶ月ぶりのマイナスとなったことも利上げ先送り観測を強め株や商品相場の買い戻しに繋がった。

日経平均は続伸。欧米株高と円安進行を受け買い先行で始まり、その後も終日堅調に推移した。昨日、東証の空売り比率ががくんと下がっていましたが、本日も売りの買い戻しが主な上昇要因だったと思われます。あとは皮肉にもS&Pが日本国債を格下げしたことも円安⇒株高を後押しした感じ。

財務省が発表した先週の対外及び対内証券売買契約等の状況によると、海外投資家による株式売り越し額は過去最大の1兆4201億円。メジャーSQの影響もかなりあったと思いますが、ちょっと驚きの数字です。

いよいよFOMCですね。発表が深夜3時ぐらいなので米国市場で全部消化することはできず、本格的にその影響を受けるのは最初に開く日本市場となります。

本日の取引:1社 1勝 +8,400円
持ち越し:なし



2015年9月16日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18171.6 +145.12 +0.81
TOPIX 1472.6 +10.36 +0.71

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。経済指標は強弱まちまちだったが、強い指標は景気拡大、弱い指標は利上げ先送り、と良いとこ取りで上昇した。

日経平均は続伸。欧米株高と円安進行を受け買い先行で始まり、薄商いのなかポジション調整の買い戻しが優勢だった。なんかアメリカは9月の利上げが5:5から3:7で利上げなしの方向に傾いてきましたね。これでもし利上げがあったら、かなりネガティブな反応になるかもしれません。明日もFOMCを前に常識的に考えれば様子見となりそうですが、大きなイベントの前は意外に先物に仕掛けが入って、大きく動くことも多いので油断できません。

日銀のETF買いですが、9月に入って日経平均が前場に下げた日でも2回ほど買いを見送りました。残りが少なくなっているので、このまま行けば年末までに予定の3兆円が枯渇してしまうからだと思われます。ただ、もしなくなっても来年もETF買いを継続するならそれを前倒しで今年の買い入れに当てることがルール的に可能です。日銀は今のところQE3はやらない予定なので、ETF買いもそれに合わせているんでしょうが、10月にQE3を実施して来年は4兆円のETF買いなどと発表したら、、今年の分に追加で数千億円振り向けてくることも考えられます。売り方は年末にはETF買いがなくなると高をくくっていると痛い目にあうかもしれません。まあ、みっともない官製相場ですが・・・

本日の取引:なし
持ち越し:なし




2015年9月15日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18026.48 +60.78 +0.34
TOPIX 1462.24 -0.17 -0.01

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。中国の景気減速やFOMCを控え終日ポジション調整の売りに押され気味だった。

日経平均は反発。米国株は安く戻ってきたが、昨日先行して下げていたこともあり、寄りから買い戻しが優勢となった。FOMCを前に日銀が追加緩和カードを切るなど、幾ら黒田氏がタヌキでも100%考えられませんが、株価の動きを見る限りもしかしたらと言う期待(不安)もあったんでしょうかね。前場の上昇は、高いところから売っていた売り方が利益確定の買い戻しでも入れたんでしょう。

先週の1,300円の急騰でだいぶ空売りが減り、これから縮小して行くのかと思っていたら、昨日また空売り比率が過去最高を更新したのには驚きました。売り方は週末のFOMCで利上げが始まり、一気に崩れるとでも思っているんでしょうかね。それともまだ一般に認識されていない材料で売っているのか。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:なし



2015年9月14日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17965.7 -298.52 -1.63
TOPIX 1462.41 -17.82 -1.20

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。朝方は欧州株安の流れを受け売りが先行したが、9月のミシガン大消費者信頼感指数速報値が市場予想を大幅に下回ったことで、利上げ先送りが意識され買いが優勢になった。

日経平均は続落。朝方はCMEの清算値を大きく上回り堅調な動きだったが、通信株や上海市場の下落を嫌気し、次第に売りが優勢になった。今日は大手通信株だけで100円ほど指数を押し下げているので見た目は悪いですが、東証1部の値上がり銘柄数は500近くあり、それほど弱かったという印象はありません。

通信株が下げた理由は、安倍首相が携帯料金の家計負担の軽減を検討するよう指示したというもの。まあ、首相が民間企業の経営に口を出すのはどうかと思いますが、実際スマホ料金は高すぎますし、変なオプションを勝手に付けたり、今時こんなあこぎな商売をやっているのはこの業界だけでしょう。本当にできるなら、どんどん下げさせたらいい。ただ、携帯電話の料金はCPIに与える影響が大きいので、2%のインフレ目標を掲げながら逆のことを指示すると言うのも矛盾していますし、通信株は個人に比較的人気がある銘柄なので相場には明らかにマイナスですね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年9月11日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18264.22 -35.40 -0.19
TOPIX 1480.23 +0.71 +0.05

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。アップルの上昇が相場を牽引したが、来週のFOMCを控え上値は重かった。

日経平均は小幅に続落。寄り付きは先物主導で乱高下するなど不安定な動きだったが、その後は前日終値をはさんでの一進一退となった。大型株の動きは鈍かったものの、東証1部は全体の7割近くが上昇するなど小型株が堅調。来週の日米の金融政策を控え、動いていたのは個人投資家が中心だったんでしょう。東証1部の売買代金はSQ分を除くと2兆2千億円と低水準だった。

来週のFOMCでの利上げ、利上げ先送りはエコノミストの間でも意見が真っ二つに別れており、あっても無くてもポジションがどのように巻き戻されるのか予測が難しい。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:なし



2015年9月10日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18299.62 -470.89 -2.51
TOPIX 1479.52 -27.85 -1.85

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。アジア⇒欧州と株高の流れを受け続伸して始まったが、堅調な雇用指数を受け利上げに対する警戒感が広がり下げに転じた。

日経平均は反落。一時18,000円を割ってヒヤッとする場面もありましたが、2時前に自民党の山本幸三議員が追加緩和に関して、日銀の10月30日会合が「いい機会」と語ったことが伝わると、1分ぐらで先物が200円騰がるなど相変わらずボラの高い状態が続いています。最近は端末に流れるヘッドラインニュースにアルゴリズムが反応して売買するので、ちょっと考えられないスピードで動きます。

470円下がって底堅かったと言うのも変ですが、陽線をひく銘柄も多かったですし、何しろ昨日歴史的な急騰をした後ですから、ちょうど良い下げ幅ではないでしょうか。明日のメジャーSQ通過で落ち着いてくると言いたいところですが、来週はFOMCも控えていますし、まだ時間がかかりそうですね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年9月9日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18770.51 +1,343.43 +7.71
TOPIX 1507.37 +90.66 +6.40

日経平均は暴騰。昨日のナイトセッションから急激に先物が買い戻されていたので、今日の大幅高は皆予想していましたが、ギャップアップした後に追加で700円上昇するとは誰も予測できませんでした。リーマン・ショックの時は、このぐらいの下落や上昇は何度もありましたが、特に大きな材料がない中で歴代6位の暴騰ですから、ちょっと唖然としますね。それだけ買い戻し需要も溜まっていたということなんでしょうが・・・

しかし、これだけ上がってもまだ200日移動平均線を下回っている水準ですから、本格的な戻り売りが出てくるのはこれからです。ただ、売り方もまだ全然買い戻せていないので、先物での空中戦は暫く続きそうです。

ウォール街の格言で「ブル(強気・牛)は時々儲ける、ベア(弱気・熊)も時々儲ける、だがホッグ(欲張り・豚)は決して儲けない」という言葉あります。売り方は少々、ホッグになっていたのかも知れません。勿論、買い方も肝に銘じておきたい言葉です。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:なし




2015年9月8日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17427.08 -433.39 -2.43
TOPIX 1416.71 -28.94 -2.00

米国株は、レイバーデーで休場。

日経平均は大幅に反落。寄り前のGDP改定値は上方修正されたが在庫が押し上げたもので中身はよくなかった。それでも朝方は続伸して始まったが、上値は重く終日右肩下がりの展開で大幅安。今日は直近売り込まれていた鉄鋼株などが買い戻される一方、値持ちのよかった内需株が売られるなどロング・ショート系ファンドのアンワインドが出ていた感じ。海外の年金などロングオンリーからの売りも続いていますし、現物の商いが少ないので先物にちょっと売りが出ると直ぐに崩れてしまう相場。

現物が引けてから中国株が大幅高となり、先物は本日の下落分(410円)を帳消しにするぐらい戻していますが、明日はSQ前の魔の水曜日なので油断できません。

本日の取引:1社 1勝 +9,100円
持ち越し:なし



2015年9月7日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17860.47 +68.31 +0.38
TOPIX 1445.65 +1.12 +0.08

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。雇用統計は強弱まちまちの内容で、早期利上げ懸念は払拭できず、株式市場は軟調な展開となった。アメリカは長い間、どんな経済指標が出ようが常に良いとこどりでしたが、最近は悪いとこどりになっています。

日経平均は小幅に反発。米国株安を受け売り先行で始まり、一時17,500円を割り込む場面もあったが、その後は先物主導で急速に切り返し、なんとか底抜けを回避した。まあ、18,000円割れの水準なので当然クジラも動いていたでしょうし、売り方も一旦利益確定って感じですかね。ただ、個人は買いたいという人よりも、戻れば売りたいという人の方が増えてしまったので、値幅が出た割には売買代金は盛り上がらないですね。

本日の取引:2社 2勝 +11,000円
持ち越し:200株



2015年9月4日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17792.16 -390.23 -2.15
TOPIX 1444.53 -30.45 -2.06

米国株は、ダウは続伸・ナスダックは反落。ECBにる量的金融緩和期待や、堅調なISM非製造業景況指数を受け買いが先行したが、雇用統計発表を前にポジション調整の売りも出て伸び悩んだ。

日経平均は反落。欧米株が比較的落ち着いた動きだったことから、朝方は3桁の上昇で始まったが、買いは続かず直ぐにマイナスに沈み、後場になると一時574円安まで下げるなど波乱の展開となった。引けにかけては多少買い戻されたものの、先週の安値まで下回り、地合いは一段と悪化した。今日は中国も休みだし、どうせ動かないだろうと高をくくっていましたが、ちょっと想定外の弱さです。

チャート的には、週明けに持ち直すことができれば、ダブルボトム形成の範囲内ですが、下に抜けてしまうと16,000円位まで一気に下げることも考えておかなければなりません。よくこういう場面でPERが割安だから下がらないと言う人がいますが、意味のない話です。アベノミクスが始まった時も、まだ企業業績はかなり悪く、PERが割高だから買えないと言う人が大勢いました。それと同じことです。株価は半年から1年先を織り込んで動いているので、1年後に今の株価が本当に割安かどうかを考えなければいけません。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:200株



2015年9月3日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18182.39 +86.99 +0.48
TOPIX 1474.98 +8.99 +0.61

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。前日大きく下がっていたことや、中国や欧州市場が落ち着いていたことから買い戻しが優勢になった。

日経平均は反発。米国株高を受け買い先行で始まり、一時400円近く上昇する場面もあったが、上値は重く大引けにかけ失速。中国市場が来週まで休場なので、中国株にリンクさせた先物売りもなく、比較的平穏な相場でした。ただ、火曜日に724円急落して2日間で17円しか戻せないんですから、今回はちょっと重症かもしれません。18,000円には公的な買いが控えているので売り方も簡単に崩しには行けませんが、戻りが鈍いようだと再度仕掛けにくるかもしれません。いずれにしろ明日も上海市場が休みなので、大きな動きがでるのは週明けからでしょう。

本日の取引:1勝 +9,000円
持ち越し:なし