マーケットトーク
2015年6月22日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 20428.19 | +253.95 | +1.26 |
TOPIX | 1648.61 | +17.60 | +1.08 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。週明けに予定されている緊急ユーロ圏首脳会議の行方を見極めたいとの思惑から利益確定売りが優勢になった。
日経平均は大幅に続伸。先週末とほぼ変わらずの水準で始まり、その後は薄商いのなか先物主導で上げ幅を拡大し、最後は踏み上げっぽい動きになり、日経平均・TOPIXとも本日の高値圏で大引け。騰がった理由としては、緊急ユーロ圏首脳会議を前にギリシャが新たな改革案を提示したことで、ポジティブな進展があるのではないかという期待感が一つ。国内要因では、政府が6月末にまとめる成長戦略で銀行に対し持ち合い株の売却を促すというもの。これは以前から材料視されていましたが、要するにメガバンクは持ち合い株を売却した利益で自社株を買ってくるだろうと言う思惑です。確かに持ち合い解消の促進は資本効率の改善につながるでしょうが、成長戦略で国から強制されてやるもんなんですかね?
本日の取引:1社 1勝 +9,000円
持ち越し:なし
2015年6月19日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20174.24 | +183.42 | +0.92 |
TOPIX | 1631.01 | +14.35 | +0.89 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも3日続伸。ハイペースでの金融引き締め懸念が後退したことが改めて買い安心感につながり、また本日発表された経済指標も軒並み良好な数字となったことで終日堅調な展開となった。ナスダックは史上最高値を更新。ギリシャの債務問題は進展が見られず来週に先送りされた。
日経平均は反発。欧米株高を受け買い先行で始まり、ザラ場の値幅は乏しかったが終日堅調な動きとなった。それにしてもアメリカはFOMCで超ハト派的な発言が出たあと、今度は軒並み良い経済指標を連発ですから、利上げは急がない、景気は良いということで、再びイケイケ状態に戻ってきそうですね。過去最高と言えば、東証の空売り比率も昨日38.3%を記録し2008年の算出開始以来の記録を更新しました。まあ、バリュエーション的に空売りしたくなる気持ちも分かりますが、2万円を超えても日銀が連日ETFを買いまくるなど、理屈の通らない官製相場なんですから、安易な空売りは買いの養分にされてしまいます。
本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:なし
2015年6月18日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 19990.82 | -228.45 | -1.13 |
TOPIX | 1616.66 | -17.04 | -1.04 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。FOMCは予想通りハト派的な内容で年内の利上げも1回で済みそうなことから株は買いが優勢になった。
日経平均は4日続落。米国株は続伸したものの円高進行を嫌気し小幅安で始まり、その後もユーロ圏財務相会合を控えポジション調整の売りに押された。日経平均は連日のETF買いも及ばず1ヶ月ぶりの2万円割れ。ただ、小型株は総じて値持ちがよく、個人の資金は死んでいません。
ギリシャに関しては誰かが言っていましたが、既に欧州安定メカニズム(ESM)を始めとするセーフティーネットは整っているので、デフォルトがどうこうと言う経済マターではなく、今後ギリシャがロシアとの連携を強めるなど政治マターになっています。日銀のETF買いにも満たない僅かなカネで、ユーロ圏全体にひびを入れる選択肢は考えづらいですけどね。個人的にはいつもの出来レースだと思っていますが、どっちらも引込みがつかなくなっているので、デフォルトになってユーロ圏を離脱する可能性も10%ぐらいあるかも知れません。
本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:なし
2015年6月17日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20219.27 | -38.67 | -0.19 |
TOPIX | 1633.7 | -6.16 | -0.38 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。特に材料はなかったが、FOMCやユーロ圏財務相会合のイベントを前に買い戻す動きも出て自律反発となった。
日経平均は3日続落。欧米株高を受け買い先行で始まったものの、黒田氏の円安牽制発言があってから主力株は上値の重い状態が続いており、一時3桁の下落になる場面もあった。14時に発表された訪日外国人客数が5月単月では過去最高を記録したことを受け、小売株(インバウンド関連)が一段高となり下げ幅を縮小したが、全体を押し上げるには力不足だった。今日も日銀のETF買いが入っていたんでしょうが、上値の重さが気になります。
注目のFOMCですが、年内の利上げが1回かそれとも2回かが焦点になっているようですが、いったいどうなるんでしょうね? イエレン氏は過去に相場を荒らすような発言は一度もしていませんから、年1でそんなに利上げは急ぎませんよって感じで無難にまとめるんじゃないですかね。最悪なのは年2観測が強まりながら円安が進まない場合で、そうなると一気に2万円割れに向かいそうです。まあ、個人的にはアメリカは去年のうちに一回利上げしておくべきだったと思います。
本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:なし
2015年6月16日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20257.94 | -129.85 | -0.64 |
TOPIX | 1639.86 | -12.06 | -0.73 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。引き続きギリシャの債務問題から欧州株が軟調に推移したことや、NY連銀製造業景況指数、鉱工業生産指数の下振れも嫌気された。
日経平均は続落。欧米株安を受け小幅安で始まり、その後は16-17日のFOMCと18日のユーロ圏財務相会合でギリシャがどうなるか不透明感が強まっていることから、次第に様子見ムードが強くなりポジション調整の売りに押された。まあ、株価の動きを見る限り日米とも緩い下げですから、デフォルトだ利上げだと騒いでいる割に、誰も本気で心配しているって感じはしませんよね。長期の上昇相場でみんなリスクに対し鈍感になっているのかは分かりませんが・・・
本日の取引:なし
持ち越し:なし
2015年6月15日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20387.79 | -19.29 | -0.09 |
TOPIX | 1651.92 | +0.44 | +0.03 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。ギリシャの債務問題を巡る不透明感から、欧州株が売られた流れを受け、終日軟調な展開となった。
日経平均は小幅に反落。欧米株安を受け売り先行で始まったが、寄り付きを底にジリジリと値を戻し本日の高値圏での大引け。欧米株が下げても国内は好需給が続いており、長期金利は安定、下げれば日銀もETFを買うので、少しぐらいの悪材料(ギリシャの債務問題程度)は吸収してしまいます。先週末の幻のSQは今日もまだ続いているものの、強い動きだった。
NNNが週末に行った世論調査によると、安倍内閣の支持率は41.1%となり、2013年1月の調査以来最低となったそうです。まだ十分高い支持率ですが、このまま安保法案を強引にやると支持と不支持が逆転しそうです。そうなると外国人投資家もちょっと考えるかも知れませんね。
本日の取引:なし
持ち越し:なし
2015年6月12日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20407.08 | +24.11 | +0.12 |
TOPIX | 1651.48 | +2.60 | +0.16 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。欧州株高や好調な小売売上高を受け堅調な展開となったが、前日に大きく上昇していたこともあり、上値では利益確定売りも出て上げ幅を縮小した。
日経平均は小幅に続伸。昨夜のナイトセッションで節目の20,500円を超える場面もありましたが、ザラ場はやはり揉み合った水準の20,500円に近づくと、戻り売りや利益確定売りが出て上値が重くなった。ただ、昨日336円上昇しているので、それを考慮すれば十分強かったと言えます。
ちなみにメジャーSQ値は20,473円で決まり、ザラ場これを一度も超えることができなかったので幻のSQ値となった。ギリシャはIMFの交渉団が引き上げたというが、なんかいつもの出来レースって感じもしますし、どうなることやら。
本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:なし
2015年6月11日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20382.97 | +336.61 | +1.68 |
TOPIX | 1648.88 | +20.65 | +1.27 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。ギリシャの債務問題についてドイツが妥協案を検討しているとの報道を受け、買戻しが優勢になった。
日経平均は反発。欧米株高を好感し買い先行で始まった。その後は先物が前日の高値を超えるかが焦点でしたが、そこを抜けてきたことで買戻しが加速し高値引けとなった。株に比べ為替の戻りが悪かったのでハイテク系は若干重かったように感じますが、それでも為替の値幅と比較すれば、改めて株は強いなって印象です。20,500円前後は暫く揉み合った水準なので、SQ後にここをすんなりと抜けてくれば、また強い展開に戻そうです。
相場の話ではありませんが、救急車の有料化が検討されているそうです。無料をいいことにタクシー代わりに呼ぶ輩もいるので仕方ない面もありますが、本当に必要な人が躊躇してしまわないか心配です。ちなみにニューヨークは一回呼ぶと一律84,000円請求されるそうです。これは凄い高いですね。
本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:1社 1,000株
2015年6月10日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20046.36 | -49.94 | -0.25 |
TOPIX | 1628.23 | -6.14 | -0.38 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に下落。欧州株安や引き続き早期利上げ観測が重しとなっている。
日経平均は4日続落。昨日大きく下げた反動から後場寄りに168円高まで戻す場面もあったが、黒田日銀総裁が午後の衆院財務金融委員会で「実質実効為替レートがさらに円安に振れることはありそうにない」と述べたことで、円がドルに対し122円台まで急伸し、再び軟調な展開となった。4日続落と言っても、なんか下がっている感じが全然しませんね。ザラ場にあれだけ為替が動いても2万円を維持して終わっているわけですから、底堅いと言った方が適切でしょう。まあ、空売りが高水準に溜まっていることも底堅さにつながっていると思いますが。
黒田氏は上記の発言以外にも「これ以上少しでも円安になれば、絶対だめとも言えないかもしれないし、これまでの円安が経済にプラスだったから、さらなる円安でどんどんプラスになるということでもない」という発言もしています。黒田氏はこれまで、円安は日本経済に無条件にプラスとの発言を繰り返してきたので、一段トーンを下げた感じです。おそらく直近の円安のスピードがあまりにも早すぎたので、政治サイドから注文がついたんじゃないでしょうか? 安倍総理は先日のG7サミット閉幕後の記者会見で「円安は輸出企業にプラスとなる一方、中小企業、地方経済、消費者に影響を及ぼし得るので影響をよく注視していきたい」と述べています。また、なによりこんなスピードで円安が進んだらQE3の大きな足枷にもなりますしね。このへんは完全に自民党のマペットって感じです。
先日のGDPの上方修正もそうですが、本日寄り前の機械受注の上振れもマーケットの反応は冷ややかです。QEで先行したアメリカがそうであったように、経済指標よりも緩和がいつまで続くのかが重要で、マーケット参加者もそれを一番気にしています。良好な経済指標が出て上がる良いとこ取りもたまにやりますが、QE期間中は基本的に悪い経済指標が出た方が好感されると言うわけです。ここから日本株を買う理由など、出口の見えない量的緩和の継続と更なる量的緩和(黒田バズーカⅢ)期待だけですから、CPIが上昇して日銀の目標に近づいたり、GDPの上振れなど良い経済指標が出るほうが株にはマイナスになります。
本日の取引:1社 2勝 +9,560円
持ち越し:なし
2015年6月9日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 20096.3 | -360.89 | -1.76 |
TOPIX | 1634.37 | -27.62 | -1.66 |
米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは反落で戻ってくる。ギリシャの債務問題を背景とした欧州株安や、先週の雇用統計を受けた早期利上げ観測などが引き続き重しとなっている。
日経平均は今年初の3日続落。欧米株安を受け売り先行で始まったが、前場は日銀によるETF買い期待で小幅安で踏みとどまっていた。ただ、今日は後場に日銀のETF買いが入っても戻せず、2時過ぎから先物が崩れ始め、裁定解消売りを巻き込み下げ幅を拡大した。ドイツは長期金利が0.1%から1%まで急騰し、株は高値から既に10%下げるなどリスクオフムードですから、欧州勢が売りを出した可能性があります。
まあ、360円安と下げ幅は大きかったものの、株価が1万円以下の時ならともかく、現在は2万円を超えているわけですから、本来なら1日200円~300円程度動くのが当然とまでは言いませんが、よくあることでしょう。今日も下げ率などたったの1.76%ですからね。日経が1万円の時なら176円の下落ですから全然たいしたことはありません。
日銀がいつまでも余計なETF買いなどをやっていることもあり、日経平均は価格調整機能を失っているので、本当に世界的なリスクオフになればリーマン・ショック時のように5~6%の暴落が何度も起きることになるんでしょう。ただ、日銀の出口論などまだ先の話ですし、仮にギリシャのデフォルトで混乱が起きても、これも一時的なものだと思いますがね。
本日の取引:なし
持ち越し:なし
2015年6月8日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 20457.19 | -3.71 | -0.02 |
TOPIX | 1661.99 | -5.07 | -0.30 |
週末の米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことで早期利上げへの警戒感が強まったが、好意的に見る向きもあり株への影響は限定的だった。
日経平均は小幅に続落。米雇用統計を受けての円安や1~3月期のGDP改定値が速報値から上方修正されるなどの好材料もあったが、SQ前に裁定買い残の積み上がりなども警戒され、その後はポジション調整から100円ほど下げる場面もあった。前場が安かったので本日も間違いなく日銀はETFを買っているでしょうし、それが後場下げ渋った一番の要因でしょう。今日みたいな薄商いの日はETF買いが最大限効果を発揮しますが、不自然なことをやっている分、本当に下げる時は大きな値幅になるんでしょうね。
本日の取引:2社 3勝1敗 +11,300円
持ち越し:なし