本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2015年4月20日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19634.49 -18.39 -0.09
TOPIX 1582.68 -6.01 -0.38

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に続落。ギリシャの債務問題や中国の空売り規制緩和などが嫌気され、終日売りが優勢だった。

日経平均は小幅に反落。朝方は欧米株安を受け売り先行で始まり、一時節目の19,500円を割り込む場面もあった。しかし日足基準線がサポートとなり、その後は先週アンワインドで売られた株を買い戻す動きも出て、一転プラス圏に切り返すなど荒い動きとなった。後場は膠着感を強めたものの、外部環境を考慮すればまずまずの動きだったと言えます。

米株急落の一因となった中国株の動きも注目されましたが、週末に中国人民銀行が追加緩和を行ったことで影響は軽微でした。

それにしても今年の4月は雨が多いですね。また野菜とかが高騰するんですかね? 昔、「野菜バスケット」とか言う先物取引があったんですが、なくなっちゃったのかなぁ

本日の取引:1社 1勝 +6,800円
持ち越し:なし



2015年4月17日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19652.88 -232.89 -1.17
TOPIX 1588.69 -10.73 -0.67

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に反落。ギリシャのデフォルト懸念から欧州株が売られた流れを受け利益確定売りが優勢になった。

日経平均は反落。ギリシャがどうのこうの言っていますが、東京市場は基本的に昨日までと殆ど同じ、ロング・ショートのアンワインドが中心の動きでした。今日は台湾のTSMCが設備投資計画を下方修正したことでハイテク株が売られ、日経平均の下げ幅は大きくなりましたが、弱かったかと言えばそうでもないでしょう。東証1部だけでもメガバンクを筆頭に年初来高値銘柄が128もあるわけですから、寧ろ強いぐらいです。

突然始まったロング・ショートのアンワインドですが、今日は東証1部の売買代金も3兆円近くできているので、既に7割ぐらいは終わったのかもしれません。こういう大規模なアンワインドが出たあとは、その後ボラティリティが急上昇するケースも多いので来週は要注意ですね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年4月16日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19885.77 +16.01 +0.08
TOPIX 1599.42 +10.61 +0.67

米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。欧州中央銀行(ECB)は現状維持だったが、金融緩和の長期化期待から欧州株が全面高になったことや、原油先物相場の急騰を受けエネルギーセクターが指数をけん引した。

日経平均は小幅に反発。7円安で始まった後、円の強含みを受け127円安まで下げる場面もあったが、円が再び下落したことや後場は日銀のETF買いも入ったんでしょう、日経平均はプラスに切り返し大引け。TOPIXはメガバンクの上昇などを受け年初来高値を更新した。

買われている銘柄、売られている銘柄群を見ると、引き続きロング・ショートのアンワインドが出ているようです。まあ、基本的に4月末の日銀金融政策決定会合での追加緩和期待もあるので、上値も重いが下値も堅い、そんな相場が続きそう。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:なし



2015年4月15日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19869.76 -38.92 -0.20
TOPIX 1588.81 -2.01 -0.13

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続落。3月の小売売上高が堅調だったことを受け買い先行で始まったが、決算発表に対する警戒感も強く上値は重かった。

日経平均は小幅に反落。昨日よりは値幅が出たものの、2万円を前に方向感のない動きが継続。先週あたりから、強い動きを続けてきた銘柄が売られ、逆にソフトバンクなどパフォーマンスの悪かった銘柄が買われる動きが鮮明になっています。はっきりしたことは分かりませんが、海外のロング・ショート系ファンドのアンワインド(巻き戻し)が出ているのかもしれません。ロング・ショートのアンワインドだけなら指数は相殺され大きく動きませんが、小さな変化が大きな変化につながることもあるので、注意して見ておく必要はありそうです。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年4月14日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19908.68 +3.22 +0.02
TOPIX 1590.82 +4.56 +0.29

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。主要企業の1~3月期の決算発表を前に利益確定売りに押された。直近、マクロ指標はあまり良いものが出ていなかったので、業績の下振れも警戒されているんでしょう。

日経平均は小幅に反発。米国株安を受け売り先行で始まったが、寄り付きを安値に徐々に下げ幅を縮小した。浜田内閣官房参与が円安牽制と2%の物価目標の修正を訴えたことで主力株の上値は重かったが、相対的に出遅れ感のある銘柄がざっくり買われ、指数の上げ幅以上に強い動きとなった。

ポジティブに捉えれば2万円に乗せる前の値固め、ネガティブに捉えれば既に一杯一杯なのか膠着感が強まっています。先日も書きましたが、あまり先高観もないが、官製相場で先安観もない相場なので、なんとも言えませんね。わからない時は何もしないのがいちばん。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年4月13日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19905.46 -2.17 -0.01
TOPIX 1586.26 -3.28 -0.21

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。欧州株高やゼネラル・エレクトリック(GE)の大規模なリストラクチャリングを好感する買いがダウを牽引した。

日経平均は小幅に続落。週末いったん2万円を達成したことで、なんか気抜けしたような感じになっていますね。今日はそこに月曜ボケも加わって商いも低迷。ただ、前場小幅安になったことで後場は日銀のETF買いを呼び込み、再びプラス圏に切り返すなど売るに売れない相場は継続。一方、主力株が一服していることで、マザーズやジャスダックは個人の資金を集めて堅調だった。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年4月10日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19907.63 -30.09 -0.15
TOPIX 1589.54 -4.65 -0.29

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。決算発表の本格化を前に上値は重かったが、週間新規失業保険申請件数が市場予想より少なかったことなどが好感された。

日経平均は小幅に反落。CMEの清算値は20,000円超えで戻ってきて、昨日のファーストリテイリングの上方修正、オプションSQも日経平均・TOPIXともわずかながら買い越しと好条件が揃った。しかしながら、現物は19,989円で始まり、その後2万円をつけたものの、滞留時間はわずかでした。その後は達成感から売られる場面もあったが、後場は日銀のETF買いなどが下値を支え、前日終値近辺で膠着感を強め大引け。

今日は、TOPIXはほぼマイナス圏での推移でしたし、日経平均もファーストリテイリングの上方修正がなければ2万円にはとどかなかったでしょうから、それなりに売りも出ていた感じですね。ヘッジファンドのオモチャと化しているファーストリテイリングですが、アベノミクスが始まってからどのくらい日経平均の上昇に寄与したかと言うと、およそ1,300円だそうです。これがなければまだ18,000円台ですから、一銘柄でこれだけ変わってしまう日経平均はやはり歪な指数です。

菅義偉官房長官は10日の閣議後の記者会見で、日経平均株価が一時2万円を上回ったことについて「政権発足2年で、よくここまできた」と語った。←ここまできたって・・・ 官製相場で無理やり引っ張りあげといてよく言うよって感じですね。まあ、せっかく2万円をつけた日なので、私も文句ばかり言っていないで、アベノミクス最高! 年内に2万5千円を目指して下さいと言っておきましょうか。

本日の取引:1社 1勝 +6,400円
持ち越し:なし




2015年4月9日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19937.72 +147.91 +0.75
TOPIX 1594.19 +5.72 +0.36

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。早期利上げ観測の後退が引き続き買い材料となっており、終日底堅い動きだった。

日経平均は3日続伸。良好な外部環境を受け2万円の大台に迫ったが、あと一歩とどかず大引け。東証1部は値下がり銘柄数の方が多かったが、ファーストリテイリングなどの値がさ株が先物と連携し指数を押し上げた。そのファーストリテイリングですが、引け後に上方修正を出しました。同社の株価はファンダメンタルズと無関係に動いていますから、素直に好感するかは何とも言えませんが、普通に考えれば明日は買い気配で始まり日経も2万円超えって感じですね。

♪歌を忘れたカナリアは背戸の小薮に埋けましょか
いえいえ それはなりませぬ

下げを忘れた日経を空売りしてみましょうか
いえいえ それはなりませぬ


歌を忘れたカナリアは柳の鞭でぶちましょか
いえいえ それはかわいそう

下げを忘れた日経は緊急利上げでぶちましょか
いえいえ それはかわいそう


替え歌の冗談はさておき、30日の決定会合に向けてバズーカⅢプレーも継続するでしょうから、2万円は単なる通過点になりそうな感じですね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年4月8日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19789.81 +149.27 +0.76
TOPIX 1588.47 +9.92 +0.63

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に反落。日欧の株高の流れを受け買いが優勢だったが、引けにかけ利益確定売りに押された。

日経平均は続伸。米国株は冴えない動きだったが、再び120円台に下落したドル/円相場を好感し買い先行の始まりとなった。その後、日銀の金融政策決定会合で現状維持が伝わると一瞬売りで反応したものの、物価判断を前回の「0%台前半」から「0%程度」に下方修正したことで、早ければ次回4月30日の決定会合で追加緩和を実施するとの思惑が浮上し高値追いとなった。政府も統一地方選の最中に株安は避けたいところですし、官製談合相場もヘッジファンドなどの提灯もついて一層拍車が掛かってきそうです。

QUICK社の調査によると、公的年金(GPIF)や日銀の買い、あるいはそれを見越した投資家の買いが、企業業績やバリュエーションに関係ない株高を生んでいるとする回答は全体の74%に及んでいるそうです。ただ、分かってはいても、この異次元官製相場に売り向かっても勝ち目はないので買うしかない。そんなところ。

本日の取引:1社 1勝 +7,200円
持ち越し:なし



2015年4月7日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19640.54 +242.56 +1.25
TOPIX 1578.55 +17.84 +1.14

連休明けの米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。ISMや雇用統計など最近の悪い経済指標を受け利上げ先送り論が台頭するという、得意のいいとこ取りが復活し買いが優勢となった。

日経平均は大幅に反発。米国株高と円安進行受け終日堅調な展開だった。今日はみずほ証券の投信設定による買い需要が売り物が少ない中、指数の押し上げに一役買った側面はあります。ただ、ここまで一方的に買われるというのは、日銀の追加緩和期待と、それを恐れた買い戻しなんでしょうね。結局、異次元緩和から2年経っても2%の物価目標は達成されていないので、ゴールドマンのTOPIXの大量買いなどに見られるように、日銀の追加金融緩和にかけている向きも結構いるのかも知れません。

原油の下落が影響したにせよ、2月のCPIは前年比0%ですから、物価原理主義者の黒田氏の理屈から言えば、躊躇なく追加緩和に踏み切る局面ではあります。もし追加緩和があった場合、国債はこれ以上買い入れようもないので、ETFをさらに3倍にして年間9兆円買いとかやるつもりなんですかね? まあ、そこまではやらないと思うけど。

本日の取引:なし
持ち越し:なし