本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2015年11月18日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19649.18 +18.55 +0.09
TOPIX 1586.53 +0.42 +0.03

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に続伸。欧州株が大きく上昇した流れを受け、ダウは3桁の上昇になる場面もあったが、年内の利上げ予想も根強く、引けにかけ上げ幅を縮小した。

日経平均は小幅に続伸。米国株と為替はほぼ横ばいで戻ってきたが、何故かCMEの清算値は意味不明に高く、それに素直にサヤ寄せして始まり一時200円を超す上昇となった。ただ、海外からテロ関連のニュースが幾つか伝わったことで利益確定売りが優勢となった。

日銀の金融政策決定会合ですが、ブルームバーグが13~17日にエコノミスト41人を対象に行った調査では、全員が現状維持を予想しています。前回2%程度の達成時期を「16年度後半ごろ」に変更したんですから当然でしょう。まあ、いつもの「必要があれば躊躇なく調整」という、精神安定剤のような言葉さえ入れておけば(既に躊躇し始めているのは明白なんですが)マーケット的には問題なしってところですかね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年11月17日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19630.63 +236.94 +1.22
TOPIX 1586.11 +14.58 +0.93

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。懸念された欧州市場は底堅い動きとなり、原油先物相場が上昇したことなどもダウを押し上げた。

日経平均は反発。欧米市場の堅調な動きを受け一時300円を超える上げ幅となった。今日は大きくギャップアップして始まったため、9連続陽線とはなりませんでしたが、米国株が調整する中で昨日まで8連続の陽線が立ったということは、買い戻しだけでは説明できない強さが継続しています。まさか追加緩和期待で上がっているんですかね。いずれにせよちょっと違和感のある強さです。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:なし



2015年11月16日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19393.69 -203.22 -1.04
TOPIX 1571.53 -14.30 -0.90

週末の米国株は、ダウは3日続落、ナスダックは5日続落。欧州株安や小売売上高、生産者物価指数などが市場予想を下回ったことが嫌気された。

日経平均は続落するも底堅い動き。米国株安を受けたCMEの清算値は19,415円だったので、下げたのはほぼこの分だけで数字上からはフランスのテロの影響は殆どなかったことになります。これがもしザラ場中だったら、もっとヒステリックな反応になったんでしょうが、土日を挟んでその間に新たなテロが起きなかったことで冷静な反応になった。それでも市場参加者は疑心暗鬼で、取り敢えず欧州市場の反応を見てからと言う気持ちが強く商いは非常に薄かった。為替を見る限りリスクオフにはなっていないので、欧米も底堅い動きになるとは思いますが・・・

GDPの2四半期連続のマイナスを悪材料なんていう変な人がいますが、これは大型補正や追加緩和期待につながるので今の相場では間違いなくプラス材料です。ただどうなんでしょうね? 経済学的に言えば2四半期連続のマイナスはリセッション(景気後退)ですが、大企業は海外で稼いだカネで空前の利益を上げている状況です。それにも関わらず国内の設備投資が増えないのは構造上の問題なので、そろそろGDPとは分けて考える必要もありそうです。

本日の取引:2社 1勝1敗 +8,200円
持ち越し:なし




2015年11月13日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19596.91 -100.86 -0.51
TOPIX 1585.83 -7.74 -0.49

米国株は、ダウは続落、ナスダックは4日続落。12月の利上げ観測が強まったことや、原油先物価格の下落からエネルギー関連株が売られ、終日軟調な展開となった。

日経平均は反落。米国株安を受け売り先行で始まり、一時300円を超える下げ幅となったが、政策期待や日銀のETF買いに支えられ下げ渋る展開となった。今日ぐらいちゃんと200~300円下がって欲しかったんですが、笑っちゃうくらい下がらないですね。来週の月曜日に発表される7─9月期国内総生産(GDP)は、2四半期連続のマイナスになりそうですが、弱い数字の方が追加緩和期待も高まるので株価にはプラスでしょう。中国株と同じでファンダメンタル的には買える状況ではないんですけど、政策期待や追加緩和期待で株だけ高くなっていきます。

本日の取引:1社 1勝 +9,000円
持ち越し:1100株



2015年11月12日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19697.04 +5.65 +0.03
TOPIX 1594.89 -0.43 -0.03

米国株は、ダウは反落、ナスダックは3日続落。ベテランズ・デーの祝日で債券市場が休場だったこともあり、株式相場も薄商いで方向感のない取引となった。

日経平均は7日続伸。米国株安やドル円がやや円高に振れたことで売り先行の始まりとなったが、一段と売り込む動きはなく、前日終値をはさんで膠着感を強めた。たしかに過熱感はありますが、外部環境が比較的安定しているので底堅い動きとなっている。ここまでボラが低下してくるとちょっと動きようがないですね。

本日の取引:なし
持ち越し:100株



2015年11月11日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19691.39 +20.13 +0.10
TOPIX 1595.32 +5.84 +0.37

米国株は、ダウは反発、ナスダックは続落。中国の10月の消費者物価指数が市場予想を下回ったことで売りが先行したが、エネルギー株などの上昇が下値を支えた。

日経平均は6日続伸。米国株も為替も小動きで朝方は過熱感もあることから売りが先行したが、押しは浅く早々に切り返す展開となった。本日はNT倍率の修正からTOPIXが相対的に強く、東証1部の値上がり銘柄数は1243と高水準だった。日経平均は郵政上場から負け知らずで、初めて市場に入ってきた人もこんなに簡単に儲かるなら、ひとつ他の銘柄も買ってみようかという気持ちになるかもしれません。

昨日、日銀は5日続伸後にも関わらずETFを買っていたんですね。9月までのペースだと年末まで持ちそうになく、実際前場に下がった日でも買いを見送ることが何回かありました。しかし10月は幸い強い相場が続いたので、まだ枠が4000億円残っています。残りの営業日から逆算すると3日に1回は買えますから、だいぶ余裕がでてきたんでしょう。こちらも買い安心感につながっている感じ。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:100株



2015年11月10日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19671.26 +28.52 +0.15
TOPIX 1589.48 -1.49 -0.09

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。中国の貿易統計が低調だったことや、利上げへの警戒感から利益確定売りが優勢となった。

日経平均は5日続伸。米国株も下がりましたし、日経平均は4日間で960円ほど急上昇していたので、今日は当然200円ぐらいは下がるかと思われましたが、後場から切り返す強い動きとなった。ただ、東証1部は値下がり銘柄数の方が多く、TOPIXも終日マイナス圏だったので、かなり日経平均に偏った動きでした。週末のオプションSQに向け売り方の買い戻しや、2万円にカチ上げようとする動きもあるのかもしれません。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年11月9日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19642.74 +377.14 +1.96
TOPIX 1590.97 +27.38 +1.75

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。注目の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比27万1000人増となり、市場予想を大幅に上回る内容となった。米国株は年内の利上げが一段と意識されマイナスで推移する場面が多かったが、金利上昇が追い風になる金融株が買われるなど底堅い動きだった。

日経平均は4日続伸。米国株高と円安進行を受け買い先行で始まり、一時418円まで上げ幅を拡大した。その後は伸び悩んだものの、終日強い動きが継続した。それにしても日本株は円安になると本当によく騰がりますね。米国株が利上げ再燃でも下がらず円安が進むだけですから、日本株にとってはベストな環境になっています。ファンダメンタルズ的には買いづらいところですが、完全に需給相場になっていますから、今週中に2万円もありそうな雰囲気です。ただ、ドル円は年内の利上げを織り込む形になっていますし、恐らく日銀の追加緩和もないでしょうから、ここから更に円安が加速していくというのは難しいんじゃないでしょうか。

本日の取引:2社 2勝 +12,900円
持ち越し:なし




2015年11月6日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19265.6 +149.19 +0.78
TOPIX 1563.59 +8.49 +0.55

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。朝方は買いが先行したが、年内の利上げ懸念が再燃していることで明日の雇用統計を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強まった。

日経平均は3日続伸。米国株は利上げ懸念から上値が重くなっているが、それでも株は大きく下がらず円安になる分だけ日本株にはプラスになっている。本日は過熱感から伸び悩む場面もあったが、安倍首相が法人税の一段の引き下げに意欲を示したことで、後場中頃から再び買いが優勢となり大引け。郵政3社は商いが急減して利益確定売りに押されたが、一服してくれたことで逆に資金が他に回って結果オーライ。200日移動平均線を回復し、2万円回復も射程圏に入ってきた。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:300株



2015年11月5日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 19116.41 +189.50 +1.00
TOPIX 1555.1 +14.67 +0.95

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。10月のISM非製造業景況指数は市場予想を上回ったが、イエレンFRB議長が年内の利上げに含みを持たせたことで利益確定売りが優勢になった。

日経平均は続伸。米国株は反落したが、ドル円が円安に振れたことで買い先行の始まりとなった。郵政三社が好スタートを切って本日も買いが続いたことで、好影響が全体に波及。ただ、アルゴリズム売買の影響も大きんでしょうが、東証1部の売買代金の20%が郵政三社で占められるなど過熱感も高まっている。その煽りを食っているのか、新興市場は冴えない動きが続いている。日経平均は200日移動平均線19,238円がレジスタンスとなっているが、郵政の活況が続けば上に抜けてくる可能性も出てきました。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2015年11月4日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 18926.91 +243.67 +1.30
TOPIX 1540.43 +13.46 +0.88

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。概ね好調な企業決算や、原油先物相場の上昇を好感しエネルギーセクターが指数を牽引した。

日経平均は反発。日本が休みの間、米国株は続伸し為替も円安に振れたことで買い先行の始まりとなった。上げ幅は一時400円を超えたが、日経平均もTOPIXも郵政三社上場にエネルギーを吸い取られてしまったのか安値引け。

郵政三社上場は大成功したと言うか、させたと言うべきか、ともかく政府や証券業界は胸をなでおろしたことでしょう。今回、新規に口座を開き株式投資を始めた人も多くいると言うことなので、そういう方はすぐには売りを出さないでしょうから、超大型上場にも関わらず需給が締まったんでしょう。それにしても、かんぽ生命がストップ高に張り付いてからの日本郵政の動きは、まるでマザーズの小型株のようでした。そもそもかんぽ生命が寄ってからストップ高にはりつくなんて誰も思わないもんなぁ。初めて株を買った人にはいいお小遣いになりましたが、既に割安感は消失しマネーゲームの世界になってしまいました。

本日の取引:2社 2勝 +63,000円
持ち越し:なし