マーケットトーク
2014年06月12日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14973.53 | -95.95 | -0.64 |
TOPIX | 1237.75 | -1.32 | -0.11 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。材料難のなか世界銀行が世界成長率見通しを3.2%から2.8%に引き下げたことをきかっけに利益確定売りが優勢になった。
日経平均は反落。米国株安と円高進行を受け売り先行で始まり、一時200円を超える下げ幅となったが、押し目買い意欲も旺盛で下げ渋っての大引け。メガバンクが強かったこともありTOPIXの下げ幅はわずか0.11%にとどまり、新興市場も続伸するなど下げても強しと言ったところ。
いよいよワールドカップが始まりますね。そこでワールドカップ期間中のNYダウの騰落率を過去40年にわたって調べて見ましたが、ちょうど夏枯れ相場の位置と重なるのか、ほとんど動きはありませんでした。そもそもアメリカはサッカーの人気もありませんし、ナントカ関連株~!とか叫びながら、その場の雰囲気だけで個別株が急騰する国は世界広しと言えども日本ぐらいなものでしょう。
本日の取引:なし
持ち越し:なし
2014年06月11日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 15069.48 | +74.68 | +0.50 |
TOPIX | 1239.07 | +10.34 | +0.84 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも5日続伸。利益確定売りが先行したものの、引けにかけプラス圏に切り返した。ダウは4日連続で史上最高値を更新。
日経平均は反発。寄り付きは5円高だったが、すぐに上げ幅を拡大し日経平均・TOPIXとも本日の高値圏で大引けとなった。東証1部の売買代金は低調ですが、新興市場は活況でよく上がっています。また、MSCIのカントリー・カテゴリー変更で韓国、台湾の先進国市場への移行が見送られました。プラス要因ではありませんが、もし変更されていればリバランスで日本市場から3000億円程度の資金流出が生じたので買い安心感には繋がった。
ボラティリティーの低下が世界的なものとなっていますが、この均衡は何をきっかけに破られるのか? まあ、事件というのは起こってみれば殆ど常に突拍子もないものですから、まだ一般に認識されていないリスクが波乱要因となる可能性もありますし、ボラティリティーですから、ここから世界的な株高に拍車がかかる可能性だってあります。一つ言えることは、今は株の長期投資に最も向かない時期だと思いますね。
本日の取引:1社 2勝 +9,000円
持ち越し:なし
2014年06月10日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14994.8 | -129.20 | -0.85 |
TOPIX | 1228.73 | -6.05 | -0.49 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。M&A報道やアップルの株式分割(1株を7株)などが好感され堅調な展開となった。ダウ・S&P500は3日連続で史上最高値を更新。
日経平均は反落。とまらない欧米株高を受け買い先行で始まったが、主力株の上値が重く後場になると先物主導で節目の15,000円を割り込んで大引け。この株価位置なら上に仕掛けると思っていた人が多かったので、ちょっと当てが外れた形。欧米株の上昇と比較すると全然物足りない内容ですが、まあ普通に考えれば当然のスピード調整でしょう。
米国株は呆れる強さですが、ドイツDAX指数も史上最高値を更新して、スペインの10年債利回りは過去最低の2.584%をつけ、イタリアの5年債利回りはアメリカの5年債利回りを下回るなど、あれだけ大騒ぎした欧州債務危機はどこに行ってしまったんでしょうね? いろいろ異常な状態です。
本日の取引:なし
持ち越し:買い1,000株 売り1,500株
2014年06月09日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 15124 | +46.76 | +0.31 |
TOPIX | 1234.78 | +0.21 | +0.02 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。米雇用統計はほぼ市場コンセンサス通りだったが、2大イベントが無難に通過したことで、ショートポジションの巻き戻しや買い安心感が広がった。ダウ・S&P500は連日で史上最高値を更新。
日経平均は反発。NYダウやドイツDAX指数が史上最高値を更新した流れを受け15,200円台を回復して始まったが、過熱感もあることから主力株の上値が重く伸び悩む展開となった。ただ、中小型株は本日も堅調で需給好転による個人の買いが継続している。
米国株のバリュエーションは、2007年(リーマン・ショック前)の水準に近づくなど強気相場が続いていますが、強気な人ばかりではなく、ハイテク株ETF の空売り残高は12カ月平均を67%上回るなど、全体の空売り比率も高水準になっています。バリュエーション的に割高になっているのは明らかですが、大口投資家などはベンチマークもありますし、やられるまではついて行くって感じなんですかね。
本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:買い1,000株 売り1,500株
2014年06月06日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 15077.24 | -2.13 | -0.01 |
TOPIX | 1234.57 | +1.82 | +0.15 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。ECBの追加金融緩和や今晩の雇用統計に対する期待感から堅調な展開となった。ダウ・S&P500は史上最高値を更新。
日経平均は小幅に反落。買い先行で始まったものの、短期的な過熱感が残ることから利益確定売りが上値を押さえた。また、ドル/円が若干円高に振れたことや米雇用統計の発表を控え、東証1部の売買代金も2兆円割れと精彩を欠いた。
ECBによる追加金融緩和は、ドイツなどの反対があるので量的緩和(QE)の決定は見送られたが、その他はマイナス金利も含め市場の期待に応えるものだった。ただ、ほぼ織り込み済みだったことからユーロ売りは一瞬で終わり、株式市場の反応も限定的だった。既にマーケットが追加金融緩和を織り込んでいたので、何もしないわけには行かなかったのは分かりますが、こんなタイミング(日米欧の異常な長期金利の低下、米国やドイツの株価指数は史上最高値)でカードをどんどん使ってしまうと、次に何か起きた時は世界中がお手上げ状態になりそうで怖いですね。
結局、複雑なデリバティブなど金融工学が発達しても、バブルの最中にいる時は、誰もバブルとは気がつきません。特に現代の経済は、学校で教わったような生産、在庫、消費、投資の変動による在庫循環が景気変動を主導するのではなく、金融市場そのものが経済変動を主導するので、リーマン・ショックのように変化は一瞬で訪れるので油断はできません。
本日の取引:なし
持ち越し:なし
2014年06月05日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 15079.37 | +11.41 | +0.08 |
TOPIX | 1232.75 | -1.20 | -0.10 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。ADP全米雇用リポートが市場予想を下回ったことで売りが先行したが、ISM非製造業景況感指数は市場予想を上回り次第に買いが優勢になった。S&P500は再び史上最高値を更新。
日経平均は4日続伸、TOPIXは11日ぶりに反落。米国株高を受け買い先行で始まったが、ECBの政策決定会合や明日の米雇用統計を控え利益確定売りが優勢になり、日経平均は一時マイナス圏で推移する場面もあった。しかし下値では買い戻しも入り底堅い動きだったと言える。今日もCMEの清算値は異様に強く戻ってきましたし、上にカチあげようとする勢力の方が優勢。
本日の取引:なし
持ち越し:なし
2014年06月04日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 15067.96 | +33.71 | +0.22 |
TOPIX | 1233.95 | +5.36 | +0.44 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。ダウやS&P500が連日で史上高値を更新していたことや、ECBの政策決定会合、週末の米雇用統計を控え目先の利益を確定する売りが優勢だった。
日経平均は続伸。米国株は安かったものの、米金利上昇による円安進行を好感し買い先行で始まり、その後は過熱感もあることから揉み合い状態となったが、大引けにかけ再び買いが優勢となった。TOPIXは約5年ぶりの10連騰で高値引け。
上昇ピッチが早過ぎるので、今日は調整して欲しいタイミングでしたが続伸してしまいました。こうなってくると政府の成長戦略が発表されるまでは期待感で買われ、売り方が締めあげられると言うシナリオも考えられますね。関東は明日から梅雨入りみたいですが、相場はカラ梅雨?
本日の取引:なし
持ち越し:なし
2014年06月03日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
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日経平均 | 15034.25 | +98.33 | +0.66 |
TOPIX | 1228.59 | +8.12 | +0.67 |
米国株は、ダウは続伸、ナスダックは続落。5月のISM製造業景況感指数が53.2→56→55.4と2回修正される異例の事態となったが、最初の発表から上方に修正されたため指数は持ち直した。NYダウ・S&P500は連日で史上最高値を更新。
日経平均は続伸。米国株高と円安進行を受け2カ月ぶりに15,000円台を回復して始まり、その後もGPIF報道などを材料に高値圏で揉み合う展開となった。ただ、上昇ピッチの早さから警戒感も高まり、日経平均・TOPIXとも陰線での大引けとなった。東証1部の主力株を見る限りそれほど過熱しているとも思えませんが、ミクシィに代表されるマザーズ市場などは明らかにやり過ぎですね。まあ、この辺の銘柄の参加者は、投資というよりギャンブルとして楽しんでいるわけですから、むしろ過熱は大歓迎と言ったところか。
本日の取引:1社 2勝 +16,100円
持ち越し:なし
2014年06月02日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14935.92 | +303.54 | +2.07 |
TOPIX | 1220.47 | +19.06 | +1.59 |
週末の米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反落。経済指標は強弱まちまちだったが、米景気に対する楽観的な見方が優勢となり、NYダウ・S&P500とも史上最高値を更新した。
日経平均は大幅に反発。米国株高や為替の落ち着きを好感し買い先行で始まり、その後も先物の買い戻しやオプション絡みのヘッジ買いが相次ぎ上げ幅を拡大した。先月の日銀決定会合後、あれよあれよという間に上昇してしまったので売り方も買い戻しを余儀なくされ、更にそれを見てスクイーズする動きもあります。目先は買い戻しで15,000円を超えてくるかもしれませんが、今日の大幅高で過熱感も一気に高まってきました。
今日はNISA(ニーサ)枠の拡大報道も買い材料になりましたが、100万円が200万円になったとことで実際にはなんの影響もないでしょう。前から言っているように、いくら少額投資と言っても最低1千万円ぐらいしてくれないとお話になりませんね。
本日の取引:1社 2勝 +8,700円
持ち越し:1社 買い1,200株 売り300株
2014年05月30日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14632.38 | -49.34 | -0.34 |
TOPIX | 1201.41 | +0.73 | +0.06 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。1-3月期のGDP改定値が-1%となり売られる場面もあったが、新規失業保険申請件数が市場予想を大きく下回ったことや、M&A報道などが好感され次第に買いが優勢になった。S&P500は再び史上最高値を更新。
日経平均は反落。米国株高を受け買い先行で始まったが、6日続伸した反動や週末と言うこともあり利益確定売りに押された。ただ、TOPIXは7日続伸ですし、今日はMSCI指数のリバランスに伴う売り需要が700億円ぐらいあったので、これがなければもっと強い動きになっていたと思われます。東証1部の売買代金も久しぶりに2兆円を超えましたが、これはMSCI指数のリバランスで増えた分もかなりあるので、来週以降出来高を伴ってくるのかは分かりません。いずれにしろ米国が好調なうちにもっと戻したいところです。
今年に入ってからの月足の連敗を5月でやっと止めましたが、チャートを見れば2月から14,000円~15,000円のレンジで殆ど動いていないんですよね。6月は政府の成長戦略が出てきて、それが好感されるか失望されるか大きな分岐点となりそうです。
本日の取引:買いのみ
持ち越し:1社 買い1,400株
2014年05月29日 木曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14681.72 | +10.77 | +0.07 |
TOPIX | 1200.68 | +2.51 | +0.21 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。特に材料はなかったが、直近強い動きを続けていたことから利益確定売りが優勢になった。
日経平均は6日続伸。米国株安を受け本日は反落もやむなしという雰囲気で始まりましたが、意外な粘り腰を見せ後場になると主力株に買い戻しが入り切り返した。とりあえず200日移動平均線で粘っているので、このまま上に行くのか、既に戻りいっぱいなのか判断の難しいところ。
アメリカでは本日1~3月期のGDP改定値が発表されます。寒波の影響で速報値の+0.1からマイナスになると予想されていますが、どうなんでしょうね? 1~3月期は今となっては古いデータですが、マイナス成長になれば3年ぶりのことなので、ちょっと荒い動きになるかもしれません。
本日の取引:1社 1勝 +3,600円
持ち越し:1社 買い1,200株
2014年05月28日 水曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14670.95 | +34.43 | +0.24 |
TOPIX | 1198.17 | +3.06 | +0.26 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも4日続伸。耐久財受注額やS&Pケース・シラー住宅価格指数が市場予想を上回ったことを受け終日堅調な展開となった。S&P500は連日で史上最高値を更新。
日経平均は5日続伸。米国株高を受け買い先行で始まったが、公募増資を発表した三井不動産の影響で不動産関連株が連想売りされ、前場は方向感のない展開となった。後場になると先物主導で14,700円台を回復する場面もあったが、昨日の高値を抜くことは出来ず大引けにかけ再び伸び悩んだ。また、明日のTOPIXのリバランスに伴ない、ちょっと変な動きをしている銘柄もありましたね。
メモリアルデーが明け、外国人が戻ってきたことで売りが増えることも予想されましたが、そんなに増えもせず、かと言って買いも増えませんでした。外国人が本格的に動くのは6月のGPIFや政府の成長戦略を見てからってことでしょう。
本日の取引:1社 2勝 +7,600円
持ち越し:1社 買い1,500株
2014年05月27日 火曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14636.52 | +34.00 | +0.23 |
TOPIX | 1195.11 | +0.42 | +0.04 |
米国株はメモリアルデーのため休場。ドイツ、フランスは高値を更新した。
日経平均は4日続伸。寄り付きは小幅安で始まったが、昨日までの良い流れを引き継ぎ買い戻し主導で3桁の上昇になる場面もあった。ただ、買い戻しが一巡すると利益確定売りや戻り売りに押され、100円強の上ヒゲを残しての大引け。まあ、悪くはありませんが、ここからが本当に上値の重くなることろなので正念場です。
それにしてもミクシィの動きは凄いですね。なんでも松井証券の個人顧客のミクシィ株の平均保有時間は5分とか日経CNBCで言っていましたから、株取引と言うよりか反射神経だけのゲームですね。
本日の取引:1社 2勝 +9,500円
持ち越し:1社 買い1,200株 売り300株
2014年05月26日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14602.52 | +140.35 | +0.97 |
TOPIX | 1194.69 | +14.25 | +1.21 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも3日続伸。4月の新築住宅販売件数が市場予想を上回ったことが好感された。直近弱かったモメンタム株も復調基調。S&P500は史上最高値を更新した。
日経平均は3日続伸。米国株の続伸を受け買い先行で始まり、その後も終日堅調に推移し日経平均・TOPIXとも高値引け。地合いが良くなってきたことはたしかですが、東証一部の売買代金は1兆5千億円台と非常に低調で、まだ買い戻しで上昇しているに過ぎません。特に今日は米国株式市場が休みと言うことで、買いも少ないが売り物も少なく、その中で先物がちょっと踏み上げを誘ったって感じですかね。それにしても米国株は5年も上昇相場をやっていてまだ上げるんですから、これには驚くやら呆れるやら。
本日の取引:1社 1勝 +6,200円
持ち越し:1社 買い1,200株 売り700株
2014年05月23日 金曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 14462.17 | +124.38 | +0.87 |
TOPIX | 1180.44 | +11.10 | +0.9 |
米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。週間新規失業保険申請件数は市場予想を上回る悪化となったが、小売業に好決算が続いたことで買いが優勢となった。
日経平均は続伸。米国株高と円が101円後半まで下落したことを受け買い先行で始まり、その後も先物に買い戻しが続き節目の14,500円を超える場面もあったが、14,500円を超えると利益確定売りや戻り売りに押され、終値で維持することはできなかった。それでもウクライナの大統領選やタイのクーデターなど様子見材料が多かった割には堅調だったと言えるでしょう。14,000円が売り切れなかったように、14,500円も買い切れない相場。
週前半は下に放れそうな感じだったので、昨日・今日と買い戻しもそれなりに入ったんでしょうが、ここから上に行くには売買代金がコンスタントに2兆円を超えてこないと厳しそう。思えば昨年の5月23日は日経平均が大暴落して話題になりましたが、本日の終値と20円程度しか変わらないんですね。
本日の取引:1社 1勝 +5,700円
持ち越し:1社 買い1,500株