本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク


2014年03月18日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14411.27 +133.60 +0.94
TOPIX 1165.94 +11.01 +0.95

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。ロシアに対する経済制裁の内容が想定内であったことから買い戻しが優勢になった。

日経平均は反発。欧米が言っていた重大な決意とやらは予想通りたいしたことがなく、欧米株が反発した流れを受け日経平均もようやく自律反発となった。ただ、強いか弱いか問われれば個人的には弱かったと思いますね。先週下げる時は当事国のロシア株並に下げて、そのロシアでさえ昨日は5%近く急伸しています。対して日経平均・TOPIXの上昇率は1%にも満たないわけですから、ちょっとあり得ない戻りの弱さです。売買代金も今年最低レベルで買い戻し以外は、まともな買いが入っていないって感じ。

本日の取引:1社 2勝 +11,700円
持ち越し:2社 2,300株




2014年03月17日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14277.67 -49.99 -0.35
TOPIX 1154.93 -9.77 -0.84

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に続落。引き続きウクライナ情勢が警戒され利益確定売りが優勢だった。

日経平均は4日続落。クリミアのロシア編入の是非を問う住民投票が予定通り実施され、ロシアへの編入が承認される見通しとなったが、これは既に織り込み済みなので先週末のような極端なリスク回避的な売りは限定的だった。ただ、欧米の経済制裁の内容とロシアの出方を見極めたいとのことから、終日方向感のない展開となった。日経平均はソフトバンクの急伸に助けられ、TOPIXに比べ下げは小幅だった。

ロシアに経済制裁を行うと言っても、欧州とアメリカの経済的な利害は必ずしも一致していないので、骨抜きになるんじゃないでしょうか。予想より厳しい経済制裁が課されれば、ロシアは報復措置として欧州へのエネルギー供給を削減するでしょうから、ドイツなどは工場が停止してしまいます。欧州が混乱することはアメリカも望んでいないでしょう。

今日など他のアジア市場はほぼ全面高ですから、クリミアのせいばかりでなく、日銀の追加緩和後退や消費増税など日本固有の原因もあるんでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し:2社 2,400株



2014年03月14日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14327.66 -488.32 -3.30
TOPIX 1164.7 -38.76 -3.22

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に下落。小売売上高や週間新規失業保険申請が良好だったことを受け、朝方は上昇する場面もあった。しかし、ケリー国務長官がクリミアでロシア編入の是非を問う住民投票(16日)が実施されれば、欧米が協調し「重大な措置をとる」と述べたことでリスク回避の売りが優勢になった。

日経平均は3日続落。米国株安と円高進行を受け今年三番目の下げ幅となった。それにしても今年に入ってから米国が下げると、きっちり2倍下げますね。中国、ウクライナといろいろ言われていますが、今週一週間の下げ幅は946円ですから、これは昨年急落した5月よりも上であり、他市場と比較すれば異常な数字です。まあ、市場に厚みがないので、下げるときも逆に上げるときも先物主導で荒い動きになってしまいます。ちなみにSQ値は14429.87円でした。

ウクライナに関しては、とりあえず16日にクリミアで住民投票が実施されるのか、延期されるのかで月曜日も荒い動きになりそうです。ただ、ロシアはクリミアを絶対に手放すことはしないでしょうし、欧米諸国もロシアも口ではいろいろ言っていますが、軍事衝突までは望んでいないので、住民投票がどうであれこの問題は長期戦になりそうです。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:2社 2,400株



2014年03月13日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14815.98 -14.41 -0.10
TOPIX 1203.46 -3.48 -0.29

米国株は、ダウは小幅に続落、ナスダックは反発で戻ってくる。朝方はアジア・欧州株安を受け売りが先行したが、下値は堅く、引けにかけ持ち直した。

日経平均は続落。昨夜のナイト・セッションでは14680円まで下げる場面もあったが、米株が戻したことや前日に急落した反動から日経平均には買い戻しが入って90円近く上昇する場面もあった。しかし、TOPIXの方は戻りが鈍く、大引け間際に市場予想を下回る中国の経済指標が発表されると、日経平均も先物主導で続落となった。

中国の経済指標がどうとか言うよりか、東証1部の売買代金は1兆6317億円まで減少し今年最低ですから、先物にちょっとした売りが出るとスコンと下がってしまいます。メジャーSQに絡む特殊要因がどの程度影響していたのか分かりませんが、昨日、今日と引け味が悪すぎます。SQ通過でアク抜けとなるのか、更に悪化するのか明日の動きに注目。

本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し:2社 1,600株



2014年03月12日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14830.39 -393.72 -2.59
TOPIX 1206.94 -26.27 -2.13

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に続落。手がかり材料がないなか高値圏での利益確定売りが優勢となった。

日経平均は大幅に反落。それにしても今日はよく下がりました。中国不安、銅価格急落、ウクライナ、日銀と犯人探しになっていますが、どうもSQを含めた複合的要因としか言えませんね。ただ、どれが一番影響したかと言えば、個人的には昨夜の黒田総裁の会見だと思います。もっと金融緩和に前のめりの人だと思っていただけに意外感がありました。早期の追加緩和を見込んでいた向きはいったん梯子を外された形となった。

今日も現物の商いは薄いですね。今年の初めは大きく下がれば売買代金は増えましたが、本日など大幅安にも関わらず今年最低を記録した昨日からたいして増えていません。現物市場に厚みがないので先物の影響が色濃く出てしまい、それを見て一般の投資家は腰が引けてしまうという悪循環になりつつある。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:1社 1,000株



2014年03月11日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 15224.11 +103.97 +0.69
TOPIX 1233.21 +5.60 +0.46

米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に下落。中国の景気減速懸念から利益確定売りが優勢だったが、下値も堅かった。

日経平均は反発。円安基調を好感し買い先行で始まったが、その後日銀が金融政策の現状維持を発表したことで先物が売られ、前日比4円高まで上げ幅を縮小する場面もあった。しかし、夕方の記者会見で金融緩和に前向きな発言が出ることへの期待感から再び盛り返し大引け。東証1部の売買代金は昨日より更に減少し、連日で今年最低を記録。

金融緩和に関しては、早ければ来月、遅くとも夏までにはやってくるでしょう。私のメインシナリオは、大納会の高値を抜けるかは分かりませんが、次の金融緩和発表後が天井になり、その後は金融緩和しても一部の大企業が儲かるだけで景気もたいしてよくならないし、物価は上がるわで、安倍政権に対する不満も出てきて株価は年末に向け右肩下がりになって行くんじゃないかと考えています。ちょっと悲観的ですかね?

東日本大震災と福島第一原発の事故から3年。死者15,884人、行方不明者2,633人、今なお避難生活を強いられている方が約27万人。心に刻まれたものが徐々に弱くなって行くことを比喩的に風化といいますが、東北の復興はまだ道半ば、1Fの廃炉作業に至ってはまったく先が見えない状況。3年で風化させるような災害ではありません。

本日の取引:1社 1勝 +8,400円
持ち越し:なし




2014年03月10日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 15120.14 -153.93 -1.01
TOPIX 1227.61 -9.36 -0.76

週末の米国株は、ダウは小幅に続伸、ナスダックは小幅に続落で戻ってくる。雇用統計は市場予想を上回ったが、株価が史上最高値圏にあることや、テーパリングが現在のペースで進むとの見方から上値は重かった。雇用統計が良くても悪くてもダウは上げたんでしょうが、市場予想を下回った方が株価にはポジティブだったのかもしれません。

日経平均は反落。8日に発表された2月の中国の輸出が予想外の大幅減となったことや、10~12月期のGDPが下方修正されたことなどが重しとなった。先週の上昇を考えれば、この程度の下落は仕方のないところでしょう。ただ、売買代金は1兆円7千5百億円と今年最低となり、先物主導でかち上げても現物がついてこないって感じですね。

また、景気ウォッチャー調査も東日本大震災以来の落ち込み幅となり、早くも消費増税以後の反動を懸念している数字となっています。さすがに明日の決定会合では何もしないでしょうが、追加金融緩和の時期は多少早まるかもしれません。しかし、資材の高騰や人手不足で復興事業が遅れているなか、追加金融緩和がさらに資材高騰や人手不足を招くのは必至です。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2014年03月07日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 15274.07 +139.32 +0.92
TOPIX 1236.97 +8.61 +0.70

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは小幅に反落。新規失業保険申請件数が市場予想より減少したことで堅調な展開となた。S&P500は史上最高値を更新。

日経平均は続伸。ドル/円が103円台に乗せたことなどを受け買い先行で始まり、その後伸び悩む場面もあったが、大引けにかけ再び強含んだ。ウクライナは膠着状態が続きそうですが、月曜日の安値14,443.1円から本日の終値15,274.07円まで830円急騰したわけですから、何も変わっていないのにちょっと上げすぎって感じですね。まあ、米国に比べればこれでも控えめな方ですが・・・

今晩は雇用統計ですが、米国株は雇用統計に限らず良い指標が出れば素直に買いで、悪い指標が出れば
金融緩和の長期化で上げます。もうこんなことが2年も続いているので、ばからしくて経済指標など真面目に考えていられませんね。今の米国なら隕石がニューヨークを直撃しても上げそうです。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2014年03月06日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 15134.75 +237.12 +1.59
TOPIX 1228.36 +15.46 +1.27

米国株は、ダウは小幅に反落、ナスダックは続伸。ADP全米雇用リポートは市場予想を下回ったが、特に材料視されることもなく終日底堅い動きとなった。

日経平均は大幅に3日続伸。前場は下げる場面もあるなど上値の重い展開だった。後場は「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用について国内債中心を求めない」と報じられたことなどを材料に、先物に大口買いが入り15,000円を突破したことで更に買い戻しに拍車が掛かった。

本日の取引:1社 +10,000円
持ち越し:なし



2014年03月05日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14897.63 +176.15 +1.20
TOPIX 1212.9 +8.79 +0.7

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に反発。ウクライナを巡る緊張が和らいだことで終日買いが優勢となった。S&P500は史上最高値を更新。

日経平均は続伸。昨夜、プーチン大統領がウクライナにおける武力行使は最終手段であり、クリミアを併合するつもりもないと発言したことで、欧米株が急反発し日本市場も買い戻しが優勢になった。ただ、日経平均はギャップアップした後は15,000円で頭を押さえられ、大引けにかけて上げ幅を縮め安値引けと上値も重かった。昨夜からの流れは、プーチンが経済制裁に怯え妥協したと言われていますが、妥協も何も既にロシアはクリミアを掌握しており、今後もロシア人保護という大義名分を振りかざし、軍事力をちらつかせながらクリミアを死守するでしょうから、目的は達したと言えるでしょう。こういう事例を許すと中国の尖閣進行も現実味を帯びてきますし、他の国もなにかやるならオバマ政権のうちにやってしまえと考えるでしょうね。

それにしても、米国株は弱腰な外交とは逆に株式市場は相変わらず超強気ですね。ほとんど倍返しでの上昇ですから驚くばかりです。米株はバブルではないと言いますが、これがバブルではなくて一体なにをバブルというのでしょうかね。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 200株



2014年03月04日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14721.48 +69.25 +0.47
TOPIX 1204.11 +7.35 +0.61

米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。ISM製造業景気指数は市場予想を上回ったものの、ウクライナ情勢の緊迫化に伴うアジア・欧州株安を引き継ぎ軟調な展開となった。

日経平均は反発。欧米株安を受け売り先行で始まったが、米国株は下がったと言っても直近の上昇を考えれば十分底堅い動きだったので、当てが外れた売り方の買い戻しが入り切り返した。

現物と先物の終値の乖離が大きいのは、引け後にプーチン大統領が参加部隊に帰還指示を出したとのヘッドラインが流れたため。ただ、実際は西部国境付近で軍事演習をしていた部隊ですから、クリミアに展開している部隊とは関係ないんですがね。朝はロシア軍がウクライナへ最後通告出したとか言うガセねたが流れていましたし、当面、ヘッドラインに一喜一憂させられそうです。いずれにしろ、ロシア軍がクリミアをほぼ掌握し、ウクライナ軍は弱すぎて何も出来ず、欧米も軍事介入せず経済制裁が中心となれば、ロシアが内陸に進行でもしない限り、これ以上事態が悪化することもないかなって感じですね。

本日の取引:1社 2勝 +10,500円
持ち越し:1社 200株



2014年03月03日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14652.23 -188.84 -1.27
TOPIX 1196.76 -14.90 -1.23

週末の米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反落。シカゴ購買部協会景気指数や米消費者態度指数の改善を受け買いが先行したが、引けにかけ利益確定売りが優勢になった。

日経平均は続落。ウクライナ情勢の緊迫化を受けリスク回避が進み、日経平均は一時400円近く下げるも、その後は今晩の欧米市場を確認したいとのことから買い戻しも入り下げ渋った。先週の欧米市場はウクライナ情勢などほとんど無視して動いていたので、今晩の動きが注目されます。また、場が引けてからロシア中銀が利上げをしたことで、ロシアの株価指数が10%暴落していますから、これもどう影響するか。

問題のウクライナ情勢ですが、経済的な視点から言えば、ウクライナは福岡県並のGDPしかないわけで、仮にデフォルトになっても影響は限定的でしょう。ただ、軍事衝突に発展したり、このところ落ち着いてきた新興国市場が再び動揺する可能性もありますから予断を許しません。それにしても、アメリカの影響力の低下が止まりませんね。中国にはやりたい放題やられ、シリアではロシアに完全にイニシアチブを取られ、今回も経済制裁程度しかできなければ、もう世界の警察という看板は降ろさなければならないでしょう。ブッシュの時のようなアメリカも困りモノですが、同盟国の日本にとってはアメリカの影響力の低下は直接安全保障上の脅威に繋がるので歓迎できる話ではありません。

本日の取引:1社 2勝 +8,500円
持ち越し:1社 200株