本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2014年04月03日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 15071.88 +125.56 +0.84
TOPIX 1216.77 +5.41 +0.45

米国株は、ダウ・ナスダックとも4日続伸。ADP全米雇用リポートは市場予想をやや下回ったが、2月の製造業受注額が市場予想を上回ったことで概ね堅調な展開となった。ダウは取引時間中に史上最高値を上回る場面もあり、S&P500は連日で史上最高値を更新した。

日経平均は続伸、TOPIXは約3年ぶりの9日続伸。米国株高と円安進行を受け買い先行で始まり、昼休み時間中に先物に仕掛け的な買いが入ったことで後場は200円を超える上げ幅となる場面もあった。大引けにかけては昨日同様、利益確定売りや戻り売りに押されたが終日強い展開だった。明日は雇用統計前で様子見ムードも広がりそうですが、今の地合いだとよほど上下に極端な数字が出なければ、米株はいいとこ取りで、また史上最高値を更新しそうな勢いですね。

本日の取引:1社 2勝+8,000円
持ち越し:1社 買い1,500株 



2014年04月02日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14946.32 +154.33 +1.04
TOPIX 1211.36 +7.11 +0.59

米国株は、ダウ・ナスダックとも3日続伸。 中国PMIやISM製造業景況感指数の改善を受け終日買いが優勢となった。NYダウは今年の最高値を更新。

日経平均は反発、TOPIXは8日続伸。米国株高と円安進行を受け買い先行で始まり、その後もジリジリと上げ幅を拡大し15,000円台を回復する場面もあった。大引けにかけ戻り売りや利益確定売りに押されたが、終日堅調な展開だった。

物色されているセクターを見ると不動産や金融などアベノミクス銘柄が中心となっている。短観の下振れや企業の物価見通しが日銀の目標に届かなかったことで、一部海外投資家の間で早期の追加緩和期待が高まっているのかもしれません。

本日の取引:1社 1勝+11,000円
持ち越し:1社 買い1,500株 売り1,000株



2014年04月01日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14791.99 -35.84 -0.24
TOPIX 1204.25 +1.36 +0.11

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。イエレンFRB議長の講演がハト派的な内容だったことから、運用リスクをとる動きが活発化し、幅広い銘柄に買いが入った。

日経平均は反落、TOPIXは7日続伸。米国株高と円安進行を受け買い先行で始まったが寄り天となり、その後は戻り売りや利益確定売りが優勢になった。後場は前日終値をはさんで膠着感を強めたが、前日までのドレッシング買いなどの反動も限定的だった。

作家のマイケル・ルイス氏が高頻度取引に関する新著「フラッシュ・ボーイズ」で最新のコンピューターを駆使してハイフリークエンシー(高頻度)取引を行うトレーダーが、一般投資家を出し抜いて数百億ドルの利益を生んでいる米国の株式市場は、さながら八百長試合のようだと指摘。更にCBSのインタビュー番組で、スピードトレーダーが取引所の支援を受けて過去10年で発展させてきた戦略は合法だが、それが許されているのは「正気の沙汰ではない」と発言した。まあ、本来マーケット参加者は公平でなければなりませんが、一般の個人投資家と数百億もかけて1000分の1秒単位のシステムを駆使する投資家との間に大きな格差があるのはたしかです。また、2010年にはシステムが暴走し、NYダウが数分間で9%も大暴落するフラッシュ・クラッシュなんていう事故も起こっています。このまま高速化が更に進んで行くと将来の株式市場はどうなってしまうんでしょうね? 個人的にはなんらかの規制をするべきだと思いますね。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 1,500株



2014年03月31日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14827.83 +131.80 +0.90
TOPIX 1202.89 +16.37 +1.38

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。朝方発表された2月の個人消費支出と個人所得が前月から増加したことなどが好感されたが、上値も重かった。

日経平均は続伸。米国高や円安進行を好感し買い先行で始まり、途中だれる場面もあったが引けにかけ再び強含み大引け。今日もかなりドレッシング買いが入っていたのかもしれません。

昨年からえらい強気だったゴールドマン・サックスが、先週の戦略リポートで今後3ヶ月間のTOPIXの目標水準を従来の1350ポイントから1200Pに大幅に引き下げました。1200Pは今日の終値とほぼ同じ水準ですから、かなり弱気な予想です。まあ、駆け込み消費の反動は当然出るでしょうし、日銀も追加緩和に踏み切れないという読みなんでしょう。結局、日銀は追加緩和に追い込まれると思いますが、問題は時期ですね。4~5月に追加緩和があればサプライズとなり、株もそれなりに上昇しそうですが、昔の日銀のように年後半に市場が完全に織り込んでから動いても効果は半減しそうです。決して追加緩和を奨励しているわけではありませんが、どうせやるなら効果がでる方がよいでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +12,000円
持ち越し:1社 1,500株



2014年03月28日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14696.03 +73.14 +0.50
TOPIX 1186.52 +9.62 +0.82

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。週間新規失業保険申請件数は減少、GDP確定値は上方修正されるも市場予想を下回った。株価が高値圏にあることから、四半期決算の発表を前に利益確定売りが優勢になっている。

日経平均は続伸。朝方は米国株安や昨日大幅高した反動から売りが先行したが、10時半ぐらいからジリジリと値を戻し、14,700円台に乗せる場面もあった。大引けは伸び悩んだものの強い動きだったと言える。期末のお化粧買いもあるんでしょうが、本田内閣官房参与が持論の5月下旬の追加緩和に言及したことで、メガバンクなどこのところ動きの悪かった内需系にも買い戻しが入った。

いよいよ消費増税が迫ってきましたね。この週末は最後の駆け込み買いがあるんでしょう。個人的には特に大きな買い物はしていませんし、する予定もありません。家電機器などは増税後に売れなくなれば、消費増税分をはるかに超える値下げになると思っているので、その時に買った方がお得かな。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 2,500株




2014年03月27日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14622.89 +145.73 +1.01
TOPIX 1176.9 +4.83 +0.41

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。耐久財受注額は市場予想を上回ったが、航空機を除くと力強さに欠けるとの見方が広がり、次第に利益確定売りが優勢になった。

日経平均は続伸。朝方は米国株安、円高、配当落ちの三重苦で始まったが、後場から先物主導で切り返し200日移動平均線を上回り大引け。正確な配当権利落ちは104円だったので、日経平均は実質250円高とかなりの上げ幅となった。上げた理由は、機関投資家の配当再投資の買い、CTAの買い、期末のドレッシングなどいろいろ言われていますが、かなり意外感があっただけに、朝方先物を売った向きが買い戻しを余儀なくされた部分も大きいでしょう。これが明日につながるかはちょっと疑問ですが・・・

本日の取引:1社 1勝  +6,000円
持ち越し:1社 2,500株



2014年03月26日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14477.16 +53.97 +0.37
TOPIX 1172.07 +8.37 +0.72

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。欧州株高の流れを引き継ぐ形で堅調に始まり、その後発表された消費者信頼感指数の上振れも好感された。

日経平均は反発。欧米株高を好感し買い先行で始まったが、連日で200日移動平均線に頭を押さえられ、その後は狭いレンジで一進一退の動きとなった。代行返上に伴うリバランスは昨日で一巡したはずですが、まだ今日も変な動きが一部継続し、配当取りの買いも限定的だった。明日は配当落ち分が日経平均で90円ほどあるので、安く始まってもビックリしないようにしましょう。

ちなみに去年の配当落ち日(3月27日)の日経平均は22円高となり堅調でしたが、今年は需給があまりよくないので、1日で90円を埋めるのは難しそうです。

本日の取引:1社 4勝  +16,500円
持ち越し:1社 2,500株



2014年03月25日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14423.19 -52.11 -0.36
TOPIX 1163.7 +0.66 +0.06

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。製造業購買担当者景気指数(PMI)の低下やバイオ関連銘柄の値下がりなどが嫌気され、利益確定売りが優勢になった。

日経平均は反落、TOPIXは小幅に続伸。朝方は、昨日同様にメガバンクなど大型株が売られ小型株が堅調という流れだったが、途中から大型株に買い戻しが入り、小型株が軟調になっていった。

ここ数日なんか変な動きでしたが、厚生年金基金の代行返上に伴うリバランスがかなり出ていたようです。2003年頃は相場を下げる悪役として、毎日のように言われた代行返上売りですが、久しぶりに聞きましたね。それが今回どう影響したかと言えば、物納する場合はTOPIX (配当込み) に連動するよう構成されてないといけないので、パフォーマンスの良い銘柄を売り、パフォーマンスが悪かった銘柄を買うというオペレーションがかなり大規模に発生し、ロング・ショートのアンワインドのような動きになっていたと言うわけです。これは今日の午前中で終わったようなので、明日以降この部分での撹乱要因はなくなります。

本日の取引:1社 2勝  +14,500円
持ち越し:1社 3000株



2014年03月24日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14475.3 +251.07 +1.77
TOPIX 1163.04 +17.07 +1.49

日本が3連休中の米国株は、木曜日は上昇し金曜日は下落したが、S&P500が史上最高値を更新するなど概ね堅調な動きだった。金曜日に高値圏で上ヒゲ陰線になったのが気になるところ。

日経平均は大幅に反発。小高く寄り付き、その後もジリジリと上げ幅を拡大し終日堅調な展開となった。ただ、メガバンクなど主力株(コア30)の一部はやたら弱く、指数は大幅上昇も非常に跛行色の強い動きだった。売買代金も月曜日にしてはかなり多いですし、期末特有の需給要因によるところも大きいように感じます。

本日の取引:1社 1勝  +8,000円
持ち越し:1社 3000株



2014年03月20日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14224.23 -238.29 -1.65
TOPIX 1145.97 -18.36 -1.58

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。イエレンFRB議長の会見が市場が期待していたよりもタカ派的な内容となり、更に利上げ時期まで言及してしまったことで長短金利が上昇し株は利益確定売りが優勢になった。

日経平均は大幅に反落。米国株は下げるも円安を好感し買い先行で始まったが、9時半と後場寄りに先物に大口売りが出ると反発する力もなく、そのままずるずると売買され、本日の安値圏での大引けとなった。

先週の対内株式投資売り越し額が2005年の統計開始以来最大の1兆0924億円になったそうです。1兆円という数字だけみればびっくりしますが、まだ昨年末に買いすぎた分を短期筋が売っただけですから、この数字だけで外国人が日銀とアベノミクスに愛想を尽かしたというのは早計かもしれません。来週は配当取りや期末のドレッシングなど買い要因もありますが、どうなることやら。

本日の取引:1社 1勝  +6,000円
持ち越し:1社 3000株



2014年03月19日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 14462.52 +51.25 +0.36
TOPIX 1164.33 -1.61 -0.14

米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。プーチン大統領がクリミアのロシア編入条約に調印したが、ウクライナのさらなる分割を目指していなと発言したことや、欧米の甘い経済制裁に見られるように、これ以上事態が悪化することはないとの思惑から買い戻しが優勢になった。

日経平均は小幅に続伸。欧米株高を受け買い先行で始まったが、11時前にはマイナス圏に沈み後場は下げ幅を3桁に広げる場面もあった。しかし、後場中頃から先物に大口買いが相次ぎ、今度は一転200円を超える上げ幅となったが、大引けにかけ急速に伸び悩んだ。TOPIXは小幅に反落となった。

先週からの弱さを考えると、ウクライナ情勢はたしかに手控え要因にはなっていますが、欧米株の4倍も下げたり、その後もほとんど戻せていないことを考えると原因は他にあるとしか思えません。なにが原因かと言えば、やはり3月11日の黒田総裁の発言から明らかに動きがおかしくなったので、消費増税に伴う景気落ち込みを防ぐため、早期の追加緩和を見込んでいたヘッジファンドが一斉に日本株から手を引いてしまったのが原因かと思われます。本日、後場の安値からの急騰も黒田総裁の講演期待によるものですから、再び上昇トレンドに戻るには追加緩和期待が盛り上がってこないと厳しそうです。

本日の取引:2社 2勝2敗  -7,000円
持ち越し:1社 2,000株