本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2014年12月26日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17818.96 +10.21 +0.06
TOPIX 1427.5 +6.24 +0.44

米国市場はクリスマスの祝日のため休場。

日経平均は反発。寄り前に発表された11月の鉱工業生産指数が市場予想に反しマイナスとなったことで、若干売りが先行したが、外国人不在のなか基本的に様子見姿勢は変わらず、後場は日銀のETF買いも入ったのかプラス圏に切り返した。本日は12月決算企業の配当落ち分が約21円あるので実際の日経平均は30円高だが、東証1部の値上がり銘柄数は1,400を超えているので体感的にはもっと強かった印象。また、受け渡しベースでは今日から新年度相場に入ったので、昨日までダラダラ出ていた個人の節税売りがなくなり、マーザズやジャスダックは急騰となった。まあ、これは例年通りですが今年も分かりやすい動きとなった。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:なし




2014年12月25日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17808.75 -45.48 -0.25
TOPIX 1421.26 -4.76 -0.33

米国株は、ダウ・ナスダックとも上昇。クリスマス前の短縮取引だったが、雇用指標の改善などを好感した買いが続いた。ダウは3日連続で史上最高値を更新。

日経平均は小幅に反落。海外投資家がクリスマス休暇で商いは一段と減少し、殆ど開店休業状態だった。年内受け渡し最終日ということで、損益調整の売買も今日で終了したことから、明日からは個別でちょっと違った動きが出てくるかもしれません。

あまり書くこともないので、日本銀行(8301)の株価について考えて見たいと思います。日銀株を注目している人は殆どいないのか、マスコミはもとよりマーケットでも話題になることは滅多にありません。そもそも中央銀行が上場している国は非常に少なく、日本の他にベルギーやスイスなどしかありません。その日銀の株価なんですが、今年の高値は1月7日の60,000円で安値は12月19日の45,500円、そして本日の終値が46,800円なのでほぼ年初来安値圏に沈んでいます。1日の出来高が100株とか200株しかないので、価格を論じること自体ナンセンスかもしれませんが、それでも去年の黒田バズーカ1の前には94,000円の高値があったので、2回の異次元緩和で株価はざっくり半分になってしまったことになります。一般企業で例えれば無茶なファイナンス(増資)をした結果とも言えますが、本当にアベノミクスが成功し国の財政再建も進むと考えるなら、日銀株は上昇しなければ理屈に合いません。しかし、株価はバランスシートの悪化や将来の財政不安の方を素直に反映していると言えます。

本日の取引:なし
持ち越し:なし




2014年12月24日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17854.23 +219.09 +1.24
TOPIX 1426.02 +12.97 +0.92

米国株は、ダウは続伸、ナスダックは反落。7~9月期のGDP確定値が上方修正されたことを好感し、NYダウは2日連続で史上最高値を更新した。

日経平均は5日続伸。米国株高と円安進行を受けギャップアップして始まるも、ウェイト調整の売買が一巡すると、その後は動意なく終日横ばいのまま大引け。最近は海外時間に入ってからの方が為替も先物も動きますから、窓が多くなるのは仕方ないにしても、いったいどこの国のマーケットかって感じですね。

日経平均は今日で三空を開け、直近安値からの上げ幅は1,000円を超えているので高値警戒感が出るのも当然。また、主力株は先物に連動して好調ですが、新興市場には資金が集まらず節税売りに押されていた印象。年内受渡しが明日なので、節税売りを出す人や今年のNISA枠を使う人はお忘れなく。どこかの証券会社が勿体無いからNISAを全部使い切れとか煽っていましたが、去年のように年が明けたら急落なんてこともあるので、こんな高いところで無理に使う必要などないでしょう。騒いだ割にはNISAの稼働率は40%程度しかないので、証券会社にしてみればこんなはずじゃなかったって感じなんでしょうね。私のNISA枠での成績は残額3,300円を残し、約100万円の利益(ほとんどIPO)だったので20万円の節税になりました。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2014年12月22日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17635.14 +13.74 +0.08
TOPIX 1413.05 +3.44 +0.24

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも3日続伸。FOMCをきっかけとした世界的な株高が継続していることや、この日は原油先物価格が大幅反発したことでエネルギー関連株がダウを牽引した。ただ、ダウは2日間で約700ドル上昇したこともあり、引けにかけては利益確定売りで伸び悩む。

日経平均は4日続伸。米国株高と円安進行を受け買い先行で始まったが、東京市場も2日間で800円上げていることから、上値では利益確定売りや、やれやれ売りが出て上値の重い展開となった。海外勢がクリスマス休暇に入ったことで東証1部の売買代金は先週末から8千億円減少し、12月に入ってから一番の薄商いだった。

去年はこの時期、証券優遇税制の廃止に伴う駆け込み売りや、NISA資金の流入などから個別ではちょっとバタバタした動きになりましたが、今年は高値でシコった銘柄に節税売りが出るくらいでしょうから、国内要因では大きな動きはなさそうです。個人的には先週後半の急騰で今年はやる気がなくなってきました。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2014年12月19日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17621.4 +411.35 +2.39
TOPIX 1409.61 +33.29 +2.42

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に続伸。アジア→欧州と堅調に流れてきて、ハト派的な内容となったFOMCを改めて評価する動きとなった。NYダウの上昇幅は2011年11月30日以来、3年ぶりの大きさ。

日経平均は大幅に続伸。一晩開けて消化難だったFOMCをどう評価するかが焦点でしたが、NYは421ドル高と驚くほどの上昇で戻ってきました。この動きを受け日経平均も節目の17,500円を回復して始まり、その後も円の下落を追い風に高値引け。

それにしても楽観から悲観、悲観から楽観に極端に振れるさまを見ていると面白いですね。不適切な表現かもしれませんが、まるでマーケットが躁鬱病に罹っているようです。相場が若いうちならともかく、米国の上昇相場は6年続いているわけで、この期に及んでこんな動きを見せられるとローソクの火が消える前の明るさ、上昇相場も末期に来ているのかなぁ、と逆に不安になります。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2014年12月18日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17210.05 +390.32 +2.32
TOPIX 1376.32 +24.31 +1.80

米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に反発。原油やルーブルが一旦下げ止まったことで買い先行で始まり、その後FOMCを受け一段高となった。注目のFOMCは「忍耐強く」が登場すれば早期利上げに積極的、「相当の期間」が残れば当面緩和的な金融政策が続くと見られていたが、イエレン議長は両方とも織りまぜる力技に出ました。まあ、良く言えば市場に最大限配慮した発言、悪く言えばその場しのぎの発言とも言えますが、とりあえずマーケットはこの玉虫色の発言を最大限ポジティブに解釈し、ダウの上げ幅は今年最大となった。

日経平均は大幅に続伸。ダウが今年最大の上げ幅になったことや円安進行を受け、寄りから問答無用の買い戻しが入り、終日堅調な動きとなった。ただ、先週のメジャーSQ値17,281円は超えられなかった。それにしても「相当の期間」の文言一つで世界の株式市場の時価総額が数時間で何十兆円も変動するというのは異常ですけどね。

FOMCでリスクオフに一旦歯止めがかかった形だが、これからクリスマス休暇で外国人参加者が減る中、再び原油やルーブル安などを材料にボラが高止まりすることも十分考えられます。FOMCの内容もまだ完全に消化されていないので、まず今晩の米国株が安定するかに注目。

本日の取引:1社 1勝 +31,900円
持ち越し:なし



2014年12月17日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16819.73 +64.41 +0.38
TOPIX 1352.01 -1.36 -0.10

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。売り先行で始まったものの、原油やルーブルが一旦下げ止まったことを受け買い戻しが優勢となり、ダウは一時250ドル近く反発する場面もあった。しかし、不安感の払拭には至らず引けにかけ再び売りが優勢となった。

日経平均は反発、TOPIXは3日続落。昨夜、115円ミドルまで円高が進み、先物のナイトセッションでは16,440円をつける場面もあった。しかし、寄り付いてみると意外に強く、その後意味不明の先物買いで日経平均は3桁の上昇になる場面もあった。特に上がる材料はなかったのですが、今晩のFOMCが直近の不安定な相場を受けハト派的な内容になるとの思惑もあり、売り過ぎた分の買い戻しが入ったんでしょう。また、上海市場が世界と逆行するように年初来高値を更新したのも過度な警戒感の後退につながった。

大型ディフェンシブ株のJT(2914)が窓をあけて7.38%急落していましたが、この会社は営業利益の約1/4をロシア事業であげていたんですね。自分は売り買いしない銘柄なので今日はじめて知りました。

本日の取引:1社 1勝 +5,600円
持ち越し:1社400株



2014年12月16日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 16755.32 -344.08 -2.01
TOPIX 1353.37 -25.92 -1.88

米国株は、ダウ・ナスダックとも続落。先週の大幅安の反動や鉱工業生産指数の拡大を受け買い先行で始まったが、原油価格が下げ止まらず次第に売りが優勢となった。

日経平均は大幅に続落。米国株安と円高進行を受け売り先行で始まり、その後も世界的なリスクオフ傾向やFOMCを前にした手仕舞い売りに押され終日軟調な展開となった。弾切れが囁かれていた日銀のETF買いは昨日から復活したものの、リスクオフの前には焼け石に水だった。

アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相が原油価格が40ドルに下落してもOPECは減産しないと発言したことについて考えて見たいと思います。以前にも書きましたが、英コンサルタント会社の調査報告によると米国のシェールオイルのコストは70ドル強と発表されています。しかし、実際には一番生産コストの低いシェールオイル企業の採算ラインは40ドルと言われているので、昨夜の発言は明らかにアメリカのシェールオイル潰しを意識した発言だと思います。まあ、OPECにしてみれば油など日本で水を汲むようなもんですから、価格競争すれば負けるわけがなく、本当に40ドルまで原油価格が下がれば米国のシェールオイルやシェールガス企業(上場企業だけで120社)は軒並み廃業に追い込まれそうです。そして住友商事ではないですが、シェール事業につぎ込んだ多額の資金が不良債権となり米国で信用不安が起きる可能性もあります。また、中東情勢の不安定化、原油下落でダメージを負ったロシア発の信用不安が欧州諸国に飛び火するリスク、プーチンがブチ切れて戦争に走るリスク、金融市場におけるオイルマネーの引き上げなど、いつ何が起きるか分かりません。現状ここまで悲観的に考える必要もないと思いますが、つい先日までは原油の下落は先進国にとって良いとこだらけと言った雰囲気は変わりつつあります。本日、ロシア中銀が政策金利を一気に6.5%増やして17%にしたのもかなり異常なことですし、ベネズエラ、メキシコ、ブラジル、タイなどの新興国市場にも動揺が広がり通貨や株が暴落しているので、甘く見ていると大怪我をするかもしれません。目先はFOMCでリスクオフに一旦歯止めがかかるのか、下げが加速するのかに注目。
2014年タイSET指数チャート

本日の取引:1社 1勝 +3,000円
持ち越し:1社500株



2014年12月15日 月曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17099.4 -272.18 -1.57
TOPIX 1379.29 -20.36 -1.45

週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも大幅に反落。ミシガン大学消費者信頼感指数が8年ぶりの高水準になるなど好材料もあったが、原油価格の下落が止まらずエネルギー関連株が売られたほか、原油安は世界経済の悪化を映しているとの見方も台頭し、他のセクターにも売りが波及した。

日経平均は大幅に反落。衆院選は事前予想通り与党の圧勝となったが、週末の米国株が急落したことや日銀短観が悪化したことで売り先行の始まりとなった。その後17,000円割れ寸前まで売られたが、なんとか節目で踏みとどまったことで、今度は一転買い戻しが優勢となり、安値から200円強戻す場面もあった。ただ、SQ値の17,281円を超えられなかったことで再び売り直され大引け。アベノミクスの継続は株式市場には間違いなくポジティブですが、与党の圧勝は織り込まれていましたし、外部環境の悪化には抗うことはできませんでした。

与党の圧勝となった衆院選ですが、アベノミクスを評価する、評価しないという問いに対する国民の回答は拮抗しており、調査によっては評価しないという人の方が多かったのにも関わらずこの圧倒的大差ですから、民意を正確に反映しない小選挙区制の特徴というか弊害が現れています。民主党が大勝ちした時も同じ理屈なので選挙そのものは公平ですが、ちょっとしことで大差がつき、議員もマスコミも国民も錯覚させる小選挙区制はちょっと問題ありですね。

あと気になるのが日銀が弾切れのまま年内のEFT購入を見送るのかどうかですね。 まあ、本当にリスクオフになれば日銀が1日370億円程度ETFを買っても焼け石に水ですが、売り込みづらくはなりますし、確実に株が吸い上がるので上昇局面で効いてくるという効果はあります。ただ、非常事態でもないのに中央銀行が当たり前のようにいつまでも市場から株を買い付けるなんてことは早くやめるべきです。

ビーロットは初値で売ってしまって勿体ないことをしましたが、棚ぼたの利益なので良しとしましょう。

本日の取引:3社 3勝 +864,200円
持ち越し:1社400株



2014年12月12日 金曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17371.58 +114.18 +0.66
TOPIX 1399.65 +2.61 +0.19

米国株は、ダウ・ナスダックとも反発。朝方は小売売上高が市場予想を上回ったことで幅広い銘柄が買われたが、原油先物が60ドルを割り込んだことでダウは上げ幅を縮小した。

日経平均は反発。米国株高や円安進行を受け買い先行で始まり、その後も主力株中心に買われ節目の17,500円を超える場面もあった。ただ、選挙前に買い戻しておきたい向きと、手仕舞っておきたい向きが拮抗し、引けにかけ伸び悩んだ。日経平均は3桁の上昇になったものの、TOPIXの弱さが示すように東証1部は値下がり銘柄の方が多く、かなり偏った動きだった。順序が逆になりましたが、メジャーSQは17,281円と低く決まり、下方向での幻のSQ値となった。

直近IPOで唯一当選したビーロット(3452)は本日も寄り付かず公募価格の5倍を超えました。しかし、いくら超品薄株とはいえ、ここまで初値がつり上がるとは驚きです。アベクロバブル恐るべし。

さて、衆院選ですが、マスコミの事前予想だと与党の勝利は既に100%間違いのないところで、株式市場もそれを完全に織り込んでいます。これが18,000円付近だったら与党が勝っても材料出尽くしで売られる可能性がありましたが、直近大きく下がったので材料出尽くしになる可能性は減りました。ただ、ご祝儀相場になるかと言えばそれも微妙で、結局それほど大きく動かないんじゃないかと思います。

本日の取引:1社 1勝 +7,000円
持ち越し:1社300株、IPO1社



2014年12月11日 木曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17257.4 -155.18 -0.89
TOPIX 1397.04 -9.79 -0.70

米国株は、ダウ・ナスダックとも下落。原油先物価格が再び大きく下がったことでエネルギー関連株主導で売りが広がった。

日経平均は続落。欧米株安と円高進行を受け売り先行で始まり、先物は一時17,030円まで下げる場面もあった。ただ、さすがに18,000円から1,000円ほど調整したことで、その後は買い戻しや押し目買いが入り下げ渋る展開となった。

昨日、株価が急落したにも関わらず日銀がETFを買い入れていなかったことが話題になっていました。残りが200億程度なので来年のETF枠を流用するかと思っていましたが、それをしなかったと言うことは今年は打ち止めでしょうか?それとも今日再び買ったのか? それにしても500円安になった日に見送らざる得ないなんて本当にマヌケですね。個人的にはこれ以上日銀が株を買うことには反対なのですが、予定通り来年3兆円買うなら、昨日のような玉切れや思惑による相場への影響を限定的にするため、担当者の裁量でやるのではなく、3兆円を立ち会い日数で割って毎日一定額ずつ買うようにして欲しいものです。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:1社200株 、IPO1社



2014年12月10日 水曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17412.58 -400.80 -2.25
TOPIX 1406.83 -29.26 -2.04

米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発。上海市場の急落や、大統領選の前倒しが伝わったギリシャで緊縮財政に反対する急進左派連合が優勢なことから、今後の政局混乱を嫌気しアテネの株価指数が12%を超える大暴落、他の欧州重債務国にも懸念が広がった。その流れを受け米国株も急落して始まったが、堅調な景気動向を背景に徐々に下げ渋った。

日経平均は続落。欧米株安と円高進行を受け売り先行で始まったが、米国株が最終的に下げ渋ったことから、昨夜のナイトセッションの安値17,310円から見ると300円以上高い寄り付きだった。ただ、QE2後に大きく買われていた主力株に利益確定売りが続き、先物はナイトセッションを下回る17,300円まで下げる場面もあった。そもそも日本株はアメリカみたいに景気が良くて買われていたわけではありませんし、政府日銀による官製相場で株価の調整機能(下げる時に下げない)が働いていないので、今日みたいにまとまったアンワインドがでると一気に振れてしまうのは仕方のないところでしょう。

今後、ギリシャが総選挙に追い込まれ、急進左派連合が勝つようなら再び欧州は混乱に陥るでしょうが、今日のところは利益確定売りの材料を探していただけで、何が変わったと言うわけでもありません。

本日の取引:1社 2勝1分 +8,000円
持ち越し:なし (IPO1社)



2014年12月09日 火曜日
指標 終値 前日比 騰落率
日経平均 17813.38 -122.26 -0.68
TOPIX 1436.09 -11.49 -0.79

米国株は、ダウ・ナスダックとも反落。原油先物相場が再び下落基調を強めたことでエネルギー関連株が売られ、ダウは1ヶ月半ぶりに3桁の下落となった。

日経平均は反落。欧米株安と円高を受け売り先行で始まったが、昨日もTOPIXがプラスだったのにも関わらず日銀がEFTを買っていたので、当然今日も買うという思惑から前場は下げ渋っていた。ただ、7日続伸し過熱感もあることから、徐々に売りが優勢となり、12月に入ってから初めての下落となった。

モルガン・スタンレーが原油価格は2015年に1バレル=43ドルまで下落する可能性があるというリポートを出していました。12月1日に書いたようにOPECが本気ならシェールガスが採算割れになる40ドル前後まで行く可能性はあるでしょう。しかし、そうなるとシェールガス企業は採掘コストをさらに下げるべく技術革新も進むので、藪蛇になるおそれもあります。また、原油高の旨味を知ったOPECがそこまで頑張れるのか疑問です。

本日の取引:1社 1勝+5,000円
持ち越し:なし (IPO1社)