マーケットトーク
2014年12月30日 火曜日(大納会)
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 17450.77 | -279.07 | -1.57 |
TOPIX | 1407.51 | -17.16 | -1.20 |
米国株は、ダウは小幅に反落、ナスダックは3日続伸。ギリシャの政局混迷から欧州株が下落し売りが先行したが、大きく崩れることはなく終日揉み合いとなった。
日経平均は続落。NYが小動きだったことで前日終値付近で寄り付いたが、正月休みを前にポジション調整の売りに押され、最後は節目の17,500円を割り込んだことで先物にストップロスの売りが出て下げが加速した。今年はドル円が1年で15円ほど円安になりましたが、日経平均の年間上昇幅は1,159円にとどまり、10月のQE2がなければ間違いなくマイナスだったと思われます。また、円安への感応度が悪くなったことも顕著に現れています。ざっと計算したところ、2013年はドル円が1円円安になると日経平均は300円上昇しましたが、それが今年はわずか77円しか上昇しなかった。
来年もこのままいけば、原油安や4月に消費増税分が剥げ落ちることでCPIがゼロ付近に下がることは確実な情勢なので、黒田総裁のロジックだと躊躇なく追加緩和を行う材料が揃います。QE3を実行すれば確実に円安は進むでしょうが、円高時に出て行った製造拠点がすぐに戻ることはないので株価への感応度は今年と同じ程度だと思っています。いずれにしろ来年も今年同様に追加緩和の有無やそのタイミングを巡って相場は乱高下しそうです。
読者の皆様、1年間お疲れ様でした。よいお年をお迎えください
本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:なし
2014年12月29日 月曜日
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
---|---|---|---|
日経平均 | 17729.84 | -89.12 | -0.50 |
TOPIX | 1424.67 | -2.83 | -0.20 |
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも続伸。クリスマスと休日の谷間で市場参加者は少なかったが、堅調な米国経済と今後の緩やかな利上げスタンスを背景とする買いが続いた。ダウは史上最高値を更新。
日経平均は反落。エボラ報道をきっかけに先物に売りが出て一時300円近く下がる場面もあったが、引けにかけては89円安まで下げ渋った。年末で商いが薄い中、ちょっとした先物への仕掛けで大きく動いたものの、そもそも300円も下げるような材料ではないでしょう。それとも今晩のギリシャの大統領選を気にした部分もあったのか? 日経平均は下落したものの、東証1部の値上がり銘柄数は1,000を超え、小型株も新年相場を先取る形で高かったことを考慮すれば、本日もそこそこ堅調な相場だったと言えます。
明日、終値で17,935円を上回れば戦後初となる3年連続での大納会高値引けとなります。こんな記録などどうでもいいですが、あと200円程度なので今晩のNYダウがまた史上最高値を更新すれば十分可能性はありますね。来年の日経平均の高値予想の平均値はだいたい21,000円ぐらいなので、それを信じる人は株を枕に寝正月もいいかもしれませんが、個人的にはこれだけ枕が高いと寝違えそうなので、ポジションゼロで年越しします。
本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:なし