本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2012年8月31日 日経平均株価8,839.91(-143.87)
米国株はダウ・ナスダックとも下落。ユーロ圏の景況感指数が5カ月連続で悪化したことや、バーナンキ米議長の講演を31日に控え、ポジション調整の売りに押された。

日経平均は続落。欧米株安を受け売り先行で始まり、その後も先物に大口の売りが相次ぎ下げ幅を拡大した。TOPIX・日経平均とも安値引けとなり、非常に後味の悪い引け方となった。チャートもサポートの200日移動平均や25日移動平均を下回ったことで、下方への警戒感が漂う。寄り前に発表になった鉱工業生産指数は、明らかに減速から下降に転じており、脳天気な発言を繰り返していた日銀も、追加緩和に動かざるを得なくなるのではないか。

今晩のジャクソンホールですが、恐らくバーナンキはQE2.5ぐらいで上手くごまかすと思いますが、米株は高値圏ですからどういう反応になるかは難しいですね。

本日の取引:2社 2勝 +7,300円
持ち越し:3社 買い8700株 



2012年8月30日 日経平均株価8,983.78(-86.03)
米国株は、ジャクソンホール待ちで小動きながら、ダウ・ナスダックとも上昇で戻ってくる。ナスダックは5カ月ぶりの高値。

日経平均は反落。重要イベントを前にポジション調整の売りに押され、下げ幅は一時3桁になるなど、終日冴えない展開だった。参加者がこれだけ減っていると、上げ下げの理由をあれこれ言ってみても、あまり意味はないって感じですね。月末のドレッシング買いも今月は不発か?

本日、日本航空のブックビルディングの仮条件が3500~3790円に決まり、上限で決まった場合の売り出し総額は約6633億円になるそうです。なにしろこの薄商いですから、他の銘柄への換金売りが懸念されるところ。

本日の取引:1社 1勝1敗 +3,500円
持ち越し:3社 買い8900株 



2012年8月29日 日経平均株価9,069.81(+36.52)
米国株は、ダウが続落、ナスダックは続伸で戻ってくる。消費者信頼感指数は市場予想に反して悪化したが、ケース・シラー住宅価格指数が前年同月比で1年9カ月ぶりの上昇に転じ、相場を支えた。

日経平均は小幅に反発。為替が落ち着いていたこともあり、昨日売られ過ぎた銘柄へは買い戻しが見られたが、基本的には様子見ムードが強く売買代金も低調だった。物色は材料の出た銘柄や仕手系株が中心で、その他は殆ど動いていない。

ECBのドラギ総裁が、週末のジャクソンホール会合を欠席するというニュースがあり、最初はこれをネガティブ視したが、その後は新たな動きを期待しポジティブ視するなど、市場心理も微妙に揺れ動いている。

本日の取引:2社 4勝1敗 +10,500円
持ち越し:3社 買い8700株 



2012年8月28日 日経平均株価9,033.29(-52.10)
米国株は、ダウは反落、ナスダックは続伸で戻ってくる。基本的に追加緩和待の有無を確認するまで動けなくなっており、様子見ムードが強い。

日経平均は、続伸して始まったものの、為替が円高に振れると先物にまとまった売りが断続的に出て、10時過ぎには下げに転じた。後場も先物主導で9,000円割れまで売り込まれ、輸出関連はきつい下げになった銘柄も多かった。大引けでは、なんとか9,000円台は維持したが、為替と先物に振り回されているだけで、中身のない相場になっている。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い8400株 



2012年8月27日 日経平均株価9,085.39(+14.63)
週末の米国株は、バーナンキ議長が「追加行動を取る余地がある」との認識を示したことで、金融緩和期待が強まり、ダウ・ナスダックとも上昇して戻ってくる。

日経平均は、CMEの円建て清算値を上回る寄り付きとなったが、ほぼ寄り天となり、その後は薄商い中、上げ幅を縮小した。TOPIXは続落となり、NT倍率は更に上昇するなど、歪な動きも継続している。東証1部の出来高は今年最低、売買代金は6,582億円と今年2番目の低さだった。

基本的にジャクソンホール待ちだが、その後は7日の米雇用統計待ちになり、そうこうしているうちに12日のFOMC待ち・・・ 一体どこの国の市場なんだって感じですね。日本株は6月、7月の月末は、ドレッシング買いで上げているので、今月もそれに期待するぐらいでしょうか。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い8400株 




2012年8月24日 日経平均株価9,070.76(-107.36)
米国株は、ダウ・ナスダックとも下落して戻ってくる。新規失業保険申請件数が弱い内容だったことや、セントルイス連銀のブラード総裁が、追加金融緩和に否定的な見解を表明したことも重しとなった。

東京市場は大幅に反落。欧米株安を受けギャップダウンして始まり、後はそのまま横這いで大引けとなる。CMEの円建て清算値が9,080円だったので、それに従った動きですが、相変わらずどちらが時間外市場か分からない状態です。売買代金は7,362億円と8日連続の1兆円割れ。

目先は200日移動平均の8,970円がサポートだが、今晩のメルケル・サマラス会談、来週のジャクソンホールと、寝ている間に日経平均の値段が決められる状態が続く。

本日の取引:2社 2勝 +8,400円
持ち越し:3社 買い8400株 



2012年8月23日 日経平均株価9,178.12(+46.38)
米国株は、ダウは続落、ナスダックは反発で戻ってくる。欧州株安を受け朝から軟調な展開だったが、FOMC議事で多くのメンバーが早期の追加緩和を支持したことが示されると、ドルは下落し株は持ち直した。

東京市場は、円高進行を嫌気して輸出関連に売りが先行したが、その後は先物主導で切り返した。売買代金は8,394億円と徐々に増えてきたが、現物には実需の買いは見られず、先物に振らされているだけなので、強いとも弱いとも思えない相場。

FOMCの議事で金融緩和に対する積極的な姿勢が確認されたが、市場の注目は、8月31日のジャクソンホールでのバーナンキFRB議長の講演に移っており、それまでは緩和期待を引きずりながら、レンジでの取引に終始しそう。株価と景気をリンクさせて金融政策を決める訳ではないと言っても、ダウの史上最高値が視野に入っているような水準でQE3を実施するのは、さすがに違和感があります。バーナンキは株価を結構気にしていますから、個人的にはQE3はないと思います。日銀には、逆の意味でもっと株価を気にした積極的な金融政策を望みたい。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い8400株 



2012年8月22日 日経平均株価9,131.74(-25.18)
米国株は続落。NYダウは一時、リーマン・ショック後の高値を上回ったが、その後は利益確定売りに押された。

日経平均は続落。前場は薄商いの中、先物主導で9,100円割れまで売られたが、後場は買い戻され小幅安となった。依然、海外勢からのフローは少なく、売買代金は昨日よりは増えたものの7,491億円と低迷。先物に振らされやすい状態。

まあ、何度も言うようですが、NYダウはリーマンショック後の高値どころか、史上最高値が視野に 入っている水準です。対してTOPIXは、いまだにリーマンショック後の安値付近を彷徨っているわけですから、「東京市場は高値警戒感から売られた」なんて解説をされても、オイオイって感じですね。経済がこんなんだから、韓国にまで莫迦にされるんでしょう。米国株が高過ぎると言うのは誰しも思うところですが、その分ショートも高水準ですから、崩れそうで崩れませんね。

本日の取引:1社 2勝 +9,600円
持ち越し:3社 買い8400株 



2012年8月21日 日経平均株価9,156.92(-14.24)
米国株は小幅に反落。週末にドイツのシュピーゲル誌が、ECBが次回政策委員会で南欧国債とドイツ国債の利回り格差に数値目標を設定し、国債を購入することを検討していると報じていたが、昨日ECBの報道官がこれを否定したことで市場心理を冷やした。

日経平均は小幅に反落。海外勢からのフローが少なく、東証一部の売買代金は6,981億円と今年2番目の低水準で、まさに夏枯れ相場となっている。閑散に売りなしと言うが、あくまで為替しだい。海外からの材料待ち。



2012年8月20日 日経平均株価9,171.16(+8.66)
週末の米国株は、堅調な経済指標に支えられ、ダウ・ナスダックとも上昇。アップルの株価が17日の取引で史上最高値を更新した。アップルの時価総額は、47兆7000億円に達し、トヨタ自動車の4倍、ソニーの50倍になっている。

日経平均は続伸。欧米株高を受け買い先行での始まり。投信設定に絡む先物買いも入っていたんでしょうが、先週先回り的に買われていたこともあり上値は重かった。後場は円安一服に、上海などのアジア株安が加わり、一時マイナスになる場面もあったが、9,100円台は維持しての大引けとなた。オシレーター的にも若干過熱感が出ているので、こんなものでしょう。それにしても毎週月曜日は商いが少ないですね。

本日の取引:2社 2勝 +12,000円
持ち越し:3社 買い8800株 売り400株



2012年8月17日 日経平均株価9,162.50(+69.74)
米国株はダウ・ナスダックとも上昇。シスコシステムズの好決算や住宅建設許可件数が市場予想を上回ったことで終日堅調な展開となった。

日経平均は続伸。朝方は伸び悩む場面もあったが、10時過ぎから日経平均先物が断続的に買われ、7月4日の戻り高値9,136円を上回っての大引け。日経平均はネックラインを上回ったことで、6月4日と7月25日でのダブルボトムを形成した。しかし、NT倍率の12年ぶりの高水準が示すように、相場全体が温まっていると言うより、先物プレーによる偏った上昇になっています。野村が20日に設定する日本株投信が、225指数を対象にすることから、先回り的に買われたというのもあったんでしょう。本当に月曜日に1200億円の買いが入ってくるのか分かりませんが、週明けは上下にちょっと荒れそうな感じですね。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い9100株