本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2012年6月15日 日経平均株価8,569.32(+0.43)
米国株は反発。新規失業保険申請件数の増加やCPIの低下を受け、追加の金融緩和期待が高まり堅調に推移した。またギリシャの再選挙の結果を受けて金融市場に混乱が生じた場合、各国中央銀行による流動性供給策を講じる用意があると報じられたことも下支えとなった。

東京市場は反発。日銀の追加緩和見送りで円高に振れたものの、株式市場はギリシャの再選挙を控え様子見ムードが強く、小幅な動きに終始した。ギリシャの再選挙の結果は、予定通りなら日本時間で17日の早朝には大勢が判明しているでしょう。昨日、ギリシャの株価指数は、非公式の世論調査で緊縮財政推進派が勝利する見通しと示されたことで10%の急騰となったが、選挙は開票してみなければ分かりません。

しかし、ここまでくるとギリシャを延命させることが、本当に賢明な選択なのか分からなくなりますね。ギリシャ神話では、人類に火を与えたプロメテウスはゼウスの怒りを買い、コーカサス山に鎖で繋がれ、毎日ワシに内臓を食われつづけるという罰を受けました。ギリシャに金を与え続ける国もマーケットから罰を受けるのでしょうか?

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:3社 買い8100株 



2012年6月14日 日経平均株価8,568.89(-18.95)
米国株は反落。小売売上高の低迷やギリシャ再選挙への警戒感から、引けにかけ売りが優勢になった。

日経平均は反落。先週の金曜日から上げ下げを繰り返す鯨幕相場となっており、イベントを前に値幅も売買代金も縮小している。東証1部の売買代金は、4営業日連続の1兆円割れ。

明日は日銀の金融政策決定会合の結果が出ます。5月の時は、99%現状維持だと分かっていましたが、それでも結果が出た後はそれなり失望売りがでたので、今回も要注意です。日銀は市場との対話が出来ていないとよく言われていますが、私に言わせれば、対話どころか市場に喧嘩を売っている印象しかありません。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い8100株 



2012年6月13日 日経平均株価8,587.84(+51.12)
米国株は反発。FRBの追加緩和期待? から堅調に推移した。ただ、10年物スペイン国債利回りが過去最高になるなど、ちょっと違和感のある上昇だった。

東京市場は反発。米株は高く戻ってきたが、上げた理由がよくわからないので、素直に追随する動きにはならなかった。基本的にギリシャの再選挙待ちなので、主力大型株は敬遠され、値動きの良い小型株に短期資金が集中している。

ギリシャに関しては、緊縮推進派と反対派のどちらが勝つと言うよりも、双方再度過半数割れになって、何も結果が出ない可能性の方が高いような気がします。こういう時の民主主義は厄介です。明日から始まる日銀の金融政策決定会合は、どうせ現状維持でしょうが、ETF枠の拡大ぐらいはやって欲しいところ。

本日の取引:2社 2勝 +11,000円
持ち越し:3社 買い8100株 



2012年6月12日 日経平均株価8,536.72(-88.18)
米国株は反落。スペインの銀行支援の効果も欧米タイムに入ってから尻すぼみとなり、ギリシャの再選挙の行方などに改めて警戒感が広がった。

東京市場は反落。日経平均は前場に172円安まで売られるも、後場は為替が若干円安に振れたことや、日銀のETF買い入れもあり下げ渋った。現在、ヘッジファンドを含め大口参加者の多くは、欧州危機が拡大した方が儲かるポジションを持っているので、ポジショントークと言うか、いろいろといちゃもんをつけてきますね。それでも東証1部の年初来安値銘柄は51にとどまっているので、ここから一段と売り込むリスクも感じ始めているんでしょう。

本日の取引:1社 1勝 +1,000円
持ち越し:3社 買い8400株 



2012年6月11日 日経平均株価8,624.90(+165.64)
米国株は4日続伸で戻ってくる。スペイン政府がユーロ圏に支援を要請する見通しと伝わったことで堅調に推移した。

東京市場は反発。EUがスペインに約10兆円の支援を行うことが評価され、日経平均は先週のSQ値8613.40円を上回っての寄り付きとなった。その後はSQ値をサポートに底堅く推移したが、売買代金が1兆円を大きく割り込むなど、実需の買いはほとんど入っていなかった。結局、ファンドが金曜日に売り仕掛けた分を買い戻しただけで、それ以上でも以下でもありません。為替の円安への走り具合を見ても、依然リスクオフから抜け出せていない感じです。今日のところは、SQ値を上回れただけでもよしとしますか。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:3社 買い8800株 



2012年6月8日 日経平均株価8,459.26(-180.46)
米国株は、ダウは3日続伸、ナスダックは反落で戻ってくる。中国の3年半ぶりの利下げを受け堅調に推移していたが、スペイン国債の格下げや、思ったより追加緩和に積極的でないバーナンキ議長の議会証言を受け伸び悩んだ。

東京市場は大幅に反落。日経平均のSQ(特別清算指数)は8613円40銭と安く決まり、その後も先物に断続的に売りが出て予想外の大幅安となった。8613円は幻のSQ値となる。昨日の買い戻しが弱かったので嫌な感じはしていましたが、SQ通過であらためてショートを振りなおしてきたって感じです。利益確定売りとかマヌケな解説もありますが、利益確定売りで指数が2%も下がるわけがありません。まあ、この3日間の上昇は期待だけで上げていたので、驚きはありませんが、先週末と変わらない水準まで押し戻されてしまったわけですから、良くなりかけたセンチメントも台無しです。

それにしても、CTAによる先物のアルゴリズム取引で、ここまでおもちゃにされてしまうんですから、情けないマーケットですね。ただ、売る方も短期で勝負にきているわけで、なにか材料が出れば直ぐに買い戻してきます。来週は膠着を予想していましたが、意外にボラタイルな動きになるかも知れません。

本日の取引:2社 2勝 +7,300円
持ち越し:3社 買い8900株 




2012年6月7日 日経平均株価8,639.72(+106.19)
米国株はダウ・ナスダックとも上昇で戻ってくる。ECB理事会で特にポジティブな材料が出たわけではないが、世界的な追加金融緩和に対する期待感から上昇した。

日経平均は3日続伸。欧米株高を受け続伸となったが、寄り付いた後は方向感がなく横這いの動きとなった。引き続き買い戻しが入っているが、ちょっと買い戻したって感じで、本気で買い戻してはいませんね。これ幸いとショートポジションを再構築しているファンドもあるでしょう。ギリシャの再選挙の日が近づくにつれ、膠着感が強まってくるんじゃないでしょうか。

本日の取引:2社 2勝 +9,000円
持ち越し:3社 買い8800株 



2012年6月6日 日経平均株価8,533.53(+151.53)
米国株はダウ・ナスダックとも上昇で戻ってくる。G7の電話会議は「状況の進展を注意深く監視することで合意」したという、なんとも間抜けな声明で終わったが、ISM非製造業総合指数が市場予想を上回ったことで底堅く推移した。

日経平均は続伸。米国株高を受け小高く始まり、午前10時半に発表されたオーストラリアのGDPが強い数字となったことで買い戻しが加速した。今日は思いがけないオーストラリアのサプライズで大幅高になったが、やはり欧州問題の方が重要で今晩のECB理事会に注目が集まる。

今朝の日経CNBCで日銀のETF買いを解説していました。ご存知のように日銀のETF買いは現在まで約1兆2000億円買っていますが、内訳はTOPIX型と日経平均型を同金額買い入れているとのこと。個人的にはTOPIX型に比重をかけているんだと思っていました。これがTOPIXに対し日経平均が割高になっている要因の一つでしょうか。

個別銘柄だと225採用のファーストリテイリングは、発行済株式総数も浮動株も少ない銘柄です。それが今までの買い入れで、浮動株の10%が日銀に吸い上げられているそうです。これは10%の自社株買いに等しいわけですから、かなり恩恵を受けていると言えます。ファーストリテイリングの株価は成長性を織り込んでも高過ぎると思っていましたが、こういう影響があったんですね。そう考えると日銀のEFT買いは、下落時の下支え効果よりも、相場が上昇トレンドに入った時の方が浮動株が吸い上げられているので、ジワジワ効いてくるって感じでしょうか。いずれ日銀も売ってくるんでしょうが、当分その心配はなさそうです。

本日の取引:2社 2勝 +13,500円
持ち越し:3社 買い9100株 



2012年6月5日 日経平均株価8,382.00(+86.37)
米国株は、ダウが小幅続落、ナスダックは反発で戻ってくる。製造業受注が減少したものの、値ごろ感から買いが入り下げ渋った。

日経平均は反発。今晩のG7による緊急電話会議を前に買い戻しが優勢になった。これで何も具体策が出なければ、今日の上昇分以上に明日は下がりそうです。そもそも電話会議などで妙案がポロっと出てくるなら、こんな状態になっていないでしょうに・・・ それでも少しは期待しましょうかね。

今日は、ファーストリテイリングが急落していたこともあり、日経平均+1.04%の上昇に対しTOPIXが+1.83%の上昇と終日TOPIXが優位の展開でした。ちょっと異常なNT倍率だったので、これは修正されたほうが好ましいと言える。

本日の取引:3社 3勝 +12,000円
持ち越し:5社 買い9400株 



2012年6月4日 日経平均株価8,295.63(-144.62)
米国株は大幅に続落。欧州債務問題に加え雇用統計が市場予測を大幅に下回り、NYダウは今年最大の下げ幅となった。

日経平均は続落。米国株の急落を受け大幅ギャップダウンして始まり、その後は為替の介入警戒感もあり、ほぼ横這いのまま大引けとなった。先物は欧州・米国タイムに入ってからの方が動くので、東京市場では何も決められない状態になっている。

TOPIXは700Pを割れバブル崩壊後の最安値を下回る。米国は下げたと言っても、S&P500はリーマン・ショック時の安値666Pに対し、金曜日の終値が1,278Pですから、まだ92%も高い位置にあります。対して日本のTOPIXはリーマン・ショック時を下抜けてしまっているんですから、 唖然呆然です。現状がリーマン・ショックの時よりも酷いかと言えば、そんなことはないでしょう。日本の場合下げの殆どが円高要因ですから、ひとえに政治と中央銀行の差でしょうね。これが現実なので悲観的な事ばかり言っても仕方ありませんね。まあ、ここでまともな銘柄に投資しておけば報われる水準なので、悪いことばかりでもありません。

本日の取引:2社 2勝 +7,000円
持ち越し:5社 買い9710株 



2012年6月1日 日経平均株価8,440.25(-102.48)
米国株は続落。冴えない経済指標を受け売りが優勢となった。

日経平均は続落。欧米株式市場は小動きだったが、ユーロ円が96円台に入り、今晩の雇用統計もダメそうだと言うことで終日軟調な展開となった。直近2日間は、後場に日銀のETF買いが入り下げ渋ったが、今日はそれを見込んだ買いが前引け間際に入ったことで、前場のTOPIXの下げ幅が1%未満となってしまい、現在唯一の買い手である日銀のETF買いが不発となり後場に下げ幅を拡大した。日経平均は9週連続の陰線。指数の下げ幅自体はたいしたことはないが、SNSやハイテク株など局所的に暴落しているので、人によってだいぶ温度差が違うんじゃないでしょうか。

今晩の米雇用統計とISMの製造業景況感指数ですが、悪い数字が出ると金融緩和期待でドル円でも更に円高が進みそうです。しかし、アメリカが問題を起こしても、欧州がコケても、国内で大地震が起きても、常に円高になってしまうのは異常と言う他ありません。

本日の取引:2社 2勝 +8,000円
持ち越し:4社 買い9100株 



2012年5月31日 日経平均株価8,542.73(-90.46)
米国株は反落。スペイン大手銀バンキアの救済を巡る不透明感や中古住宅販売成約指数が期待外れの内容だったことも嫌気された。CDS市場では、スペイン国債を保証するコストが過去最高となった。

日経平均は反落。昨日と同じような展開で、前場に大きく下落し後場は日銀のETF買いで下げ渋った。個別株も突然ドカンと買い戻されたりしていますから、売り方もそれなりにリスクを感じる値段まで下がってきたと言うことなんでしょう。

欧州問題はギリシャから始まり、スペイン・イタリアに波及する(波及させる)という去年とまったく同じパターンになっている。ECBとドイツのメルケルの対応も相変わらずですし、まったく出口が見えなくなっています。一つ確実に分かったことは、ユーロは危機になると纏まるどころか逆に各国のエゴが剥き出しになり、分裂しそうになると言うこと。ソブリン問題を煽って売り仕掛けたヘッジファンドは、実にいいところに目を付けたと思いますね。ユーロ共同債→財政統合が先か、ユーロ消滅が先かと問われれば、ユーロ消滅の方が可能性が高いと言わざるを得ない。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い9300株 



2012年5月30日 日経平均株価8,633.19(-23.89)
連休明けの米国株は反発。中国の景気対策期待やギリシャで緊縮財政派の支持率が上昇したことが買い戻しにつながった。

日経平均は反落。米株の上昇は、昨日の東京市場で流れていた材料なので、本日の相場には織り込み済み。その材料である中国の景気刺激策が本日否定されたことで梯子を外される形となった。またユーロ/円が98円台に入ったことも終日重しとなる。ただ、後場に日銀のETF買いが入ると現在商いが薄いのでそれなりの効果もあり下げ渋った。

昨日、日銀が2011年度決算を発表しました。それによるとETFの評価益は847億円だそうです。但しこれは3月末の数字で日経平均が1万円を超えていた時の評価額ですから、現在は逆に900億円近い含み損になっているはず。1兆円のポジションを持っていると動きも派手ですね。

野田、小沢会談は予想通りの物別れ。今更どちらも引けないでしょう。

本日の取引:2社 3勝 +10,200円
持ち越し:3社 買い9300株 



2012年5月29日 日経平均株価8,657.08(+63.93)
米国株式市場は、メモリアルデーの祝日で休場。欧州株式市場はスペインの10年債利回りが危険水域の7%近くまで上昇したことで軟調な展開となった。

日経平均は4日続伸。前場は欧州不安などからマイナス圏で閑散とした相場だったが、後場になると上海株の上昇を受け堅調な展開となった。売り圧力は次第に弱くなってきた感じですが、為替は円高水準に張り付いたままなので、基本リスクオフの流れは変わっていない。

欧州の問題処理の仕方をみていると、不良債権処理、景気対策、金融政策でツーリトル・ツーレイトを繰り返し泥沼にはまっていった日本経済と似ていますね。ユーロは財政も政治も違った国家の寄せ集めであり、その手続きも複雑なので、アメリカのような大胆な政策が打てないのは分かりますが、危機が起こるたびにこれでは、以前に投入した時間も資金もすべて無駄になりそうです。

本日の取引:2社 2勝 +7,500円
持ち越し:3社 買い9700株 



2012年5月28日 日経平均株価8,593.15(+12.76)
週末の米国株は反落。5月の消費者態度指数は市場予想を上回ったが、S&Pによるバンキアなどスペインの金融機関5社の格下げを受け売りが優勢になった。

日経平均は3日続伸。指数寄与度の高いFリテやファナックなどが日経平均をプラスに押し上げたが、きょうは中小型株に急落するものが多く、全体的には弱い動きが継続した。

それにしてもTOPIXが弱いですね。リーマン・ショックが起きる前は、だいたいTOPIXに100をかけると日経平均でしたが、それ以降は乖離が狭まる気配はありません。日経平均が高すぎるのか? TOPIXが安すぎるのか? 恐らくその両方だと思いますが、東京市場は個人の株離れが進み、ファンドによる指数のやり取りが中心になってしまったというのもあるでしょう。アメリカのS&P500は、リーマン・ショック後の安値から現在でも2倍近く上がっていますが、日本のTOPIXはリーマン・ショックの安値を伺うような展開ですから、これは欧州のせいばかりには出来ないでしょう。

本日の取引:1社 2勝 +9,000円
持ち越し:3社 買い9800株