マーケットトーク
2012年12月28日 日経平均株価10,395.18(+72.20)
米国株はダウ・ナスダックとも4日続落。引き続き「財政の崖」を巡る不透明感から、売りが優勢だった。
日経平均は4日続伸。為替が1ドル86円台、1ユーロ114円台まで円安が進行したことを好感し、連日で年初来高値を更新した。外需系は今日も堅調ですが、ファンドはいま内需株のウエートを下げているので、内需ディフェンシブ系は総じて弱いですね。
大和総研調査本部の本部員による投票に基づいた、2012年の10 大ニュースだそうです。
1位 衆院総選挙(12/16)・・・ 自民党が圧勝、安倍新政権誕生。
2位 尖閣諸島の土地を政府が購入(9/11)・・・反日デモ過激化、日本車襲撃事件など発生、日中経済関係への影響長期化懸念。
3位 山中伸弥京大教授、ノーベル生理学・医学賞(10/8)・・・iPS細胞の作製からわずか6年でノーベル賞。
4位 東京スカイツリー開業(5/22)・・・ 高さ:634m
5位 社会保障・税一体改革関連中心8法案成立(8/10)・・・中心的8法案の1つ消費税増税法案も成立し、段階的に消費税率を10%に引き上げへ。
6位 AIJ投資顧問の年金資産消失が判明(1月下旬)・・・2,100億円の年金資金の大半が消失、127年金基金が被害、詐欺事件として立件。
7位 ロンドン五輪(7/27~8/12)・・・ 日本、史上最多のメダル38個。
8位 金環日食(5/21)・・・ 932年ぶり、広範囲で観測される。
9位 エルピーダメモリが会社更生法申請(2/27)・・・製造業としては過去最大規模の企業倒産。
9位 韓国の李明博大統領が竹島上陸(8/10)・・・ 韓国による実効支配をアピール。
中国や韓国との摩擦などありましたが、震災・原発事故と続いた去年と比べれば、マシな1年だったのではないでしょうか? 株式市場は、やはり衆院総選挙につきますね。もし衆議院解散がなければ、日経平均は恐らく8,000円台で大納会だったでしょうから・・・ 来年は明るいニュースが多くなるといいですね。日経平均推移
2012年
日経平均採用銘柄年間上昇率トップ10 | 日経平均採用銘柄年間下昇率トップ10 |
1位 富士重(7270) 2.3倍 2位 野村(8604) 2.2倍 3位 東急不(8815) 2.2倍 4位 新生銀(8303) 2.1倍 5位 住友不(8830) 2.1倍 6位 松井(8628) 2.1倍 7位 大和(8601) 98.0% 8位 東建物(8804) 88.4% 9位 三井不(8801) 86.3% 10位アドテスト(6857) 83.9% |
1位シャープ(6753) -55.0% 2位 パイオニア(6773) -38.2% 3位 日電硝(5214) -36.1% 4位 日水(1332) -32.6% 5位 ソニー(6758) -30.7% 6位 日本紙(3893) -29.0% 7位 NTN(6472) -25.5% 8位 王子HD(3861) -25.1% 9位 関西電(9503) -23.2% 10位 トクヤマ(4043) -22.9% |
2012年 日経平均チャート(大発会~大納会)
読者の皆様、1年間お疲れ様でした。よいお年をお迎えください
本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:3社 買い6800株
2012年12月27日 日経平均株価10,322.98(+92.62)
米国株はダウ・ナスダックとも続落。年末商戦が伸び悩んだことや、「財政の崖」を巡る不透明感も引き続き手控え要因となっている。
日経平均は続伸。円安基調を支えに年初来高値を更新した。いくら円安と言っても、まだ業績が伴っていないだけに、短期的なやり過ぎ感は否めませんね。ただ、国内勢もベンチマークから買いを入れざる得ない状況になっており、信用売り残の多い銘柄は年内に買い戻したい向きもいるでしょう。しかし、この時期に1兆6千億円という売買代金は驚きです。
明日はもう大納会。ある研究によると「時間の流れの速さは年齢の平方根に比例する」そうですが、私も年々1年が短く感じるようになってきました。
本日の取引:買いのみ
持ち越し:3社 買い7000株