本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2012年11月8日 日経平均株価8,837.15(-135.74)
米国株は急落。上下両院のいわゆる「ねじれ」議会の継続も確定したことで、財政の崖問題が改めて意識されたことや、ECBのドラギ総裁が欧州経済の弱さについて言及したことも下げに拍車をかけた。

米国株は、一昨日変な上げ方をしたので下がるとは思っていましたが、300ドルとはよく下げましたね。東京市場は、米国の下げよりはマシでしたが、そもそも株価位置が全然違いますから、それなりにきつい下げとなりました。まあ、財政の崖なんて前から分かっていたことですから、欧州がガタガタしなければ、米国市場も落ち着いてくるんじゃないでしょうか。

しかし、今日もギャップダウンした後は、ほとんど動きがなく、売買代金も1兆円割れですから、無気力な相場と言うほかありません。ある意味、下げることよりも相場が動かないことのほうがツラいですね。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:3社 買い8400株 



2012年11月7日 日経平均株価8,972.89(-2.26)
米国株は続伸。朝方は様子見ムードが強かったが、ロムニー優勢との変な報道や、イベント通過を先どる形でダウは上げ幅を拡大した。

日経平均は小幅に3日続落。米国株高を受け小高く始まったが、オバマが有利との情報が流れだすと上げ幅を縮小し、勝利が確実となった昼から下げに転じた。ただ、オバマ氏の勝利はほぼ市場に織り込まれていたので、為替も株も動きは限定的だった。今晩の米国株は前日上げた反動から、やや苦しい展開か。日本は昔から共和党政権とのほうが相性が良かったので、幾分ネガティブと言ったところでしょう。まあ、オバマ氏は政策に期待できなくても、人柄がいいので選挙には強いですね。

本日の取引:2社 3勝1敗 +7,700円
持ち越し:3社 買い8000株 



2012年11月6日 日経平均株価8,975.15(-32.29)
米国株はダウ・ナスダックとも反発。米大統領選と上下両院議員選を控え、様子見ムードが強く終日小動きの展開だった。

東京市場は、様子見気分の強いなか続落。ギリシャの改革法案をめぐる不透明感からユーロ安が進行したことも重しとなった。しかし、今日は動きませんでしたね。先物に至っては、記録的な薄商いとなり開店休業状態。

米大統領選挙は接戦と言われていますが、マーケットを見るとオバマ氏の再選で動いている感じですね。

本日の取引:1社 1勝 +4,000円
持ち越し:3社 買い8100株 



2012年11月5日 日経平均株価9,007.44(-43.78)
週末の米国株は反落。 注目の雇用統計は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回る17万1千人増となり上昇して始まったが、既に前日大きく上げていたことや、大統領選挙の結果を見極めたいとの雰囲気も強く、次第に売りに押される展開となった。

東京市場は反落。米国株安も、ドル円の円安傾向を支えに大きく売り込まれることはなかったが、ハイテク株が総じて弱く、パナソニックは下げ止まらず400円の大台を割り込んだ。東証1部の売買代金は8807億円と低水準で様子見ムードが強かったが、まあ3日続伸の後ですから、こんなもんかなって感じですね。

米国(ハワイなど一部地域を除く)は昨日から冬時間になったので、NYマーケットも1時間後ろにずれます。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:3社 買い8300株 



2012年11月2日 日経平均株価9,051.22(+104.35)
米国株は、ISM製造業景気指数、消費者信頼感指数、ADP雇用報告などが相次いで市場予想を上回り、ダウ・ナスダックとも上昇して戻ってくる。

日経平均は、米国株の大幅上昇を受け9,000円台を回復して始まり、その後は雇用統計の発表を控えていることで積極的な売買は手控えられ、そのまま横這いで終了。個別は決算プレーで荒い動きになる銘柄も多かった。

来週、節目の9,200円を突破できるのか、再び8,000円台に戻ってしまうのか、今晩の米雇用統計に注目が集まる。

米大統領選挙は、ロムニー勝利だと株高、オバマ勝利だと債券が有利とか言われています。一時的にはそうなるかも知れませんが、米国も政策的にやれることは狭まっているので、どちらでもあまり関係ないと思いますがね。

本日の取引:2社 2勝 +7,000円
持ち越し:3社 買い8100株 



2012年11月1日 日経平均株価8,946.87(+18.58)
休場明けの米国株は、買い先行で始まったものの、上値は重くダウ・ナスダックとも小幅に下落した。

日経平均は小幅に続伸。パナソニックがストップ安になっても日経平均が上昇するんですから、日本の株式市場もずいぶん変わりましたね。それだけハイテク企業の地位が落ちたとも言えますが・・・・

注目のパナソニックは、ストップ安で寄り付き、少し戻したものの結局ストップ安で終了。今日の反応を見ていると、本業の調子も悪いし、これで本当に減損処理が終わりになるのか懐疑的な目が向けられている感じですね。

パナソニックがいまやれることと言ったら、人減らしぐらいしかないのではないでしょうか。パナソニックの連結従業員数は327,512名 、ソニーが162,700名。売上高はパナソニックの方が1兆円ほど多いですが、まだスリム化の余地は大いにあるでしょう。ちなみにビジネスモデルが違うとは言え、パナソニックより遥かに多い売上高の米アップルの従業員数は64,000人ですからね。以前、国会で共産党の議員が、パナソニックは内部留保が腐るほどあるのに、国内工場を閉鎖したり、人を減らしたりするのは、けしからん事だと怒っていましたが、内部留保があるから、こんな状態になっても 327,512名に給料が出せると言うことが分かっていないようです。

日銀も金を出さないなら知恵を出して、今日みたいな日に500億円ぐらいETFを買い上がってやれば、アルゴリズムをひっかけ予想外の大幅高になったりと面白いのですがね。マーケットには気を使わないくせに、こういうところだけは妙に真面目なんですよね。

本日の取引:なし
持ち越し:3社 買い7900株 




2012年10月31日 日経平均株価8,928.29(+86.31)
米国株は、ハリケーン「サンディ」の影響で休場。2日連続の取引停止は124年ぶりとか。

日経平均は反発。追加緩和後の円高進行が一服したことで、日経平均は昨日の発表直後に急落した分をほぼ取り戻した。ただ、買い戻しが主体で上値は重く、9,000円には一度もタッチすることは出来なかった。

引け後に重量級のハイテク企業の決算が出てきましたが、やはり予想通り悪いですね。 インパクの大きいものは数社ありますが、なかでもパナソニックは、リストラ効果で営業利益こそ黒字ですが、構造改革費用と繰り延べ税金資産の取り崩しにより、またもや7000億円を超える巨額赤字を計上することになりました。当面の膿をすべて出したとも言えますが、ここまで自己資本を毀損すると、第二のシャープかという感じになってきますし、無配にプラスして肝心の営業利益も下方修正されているので、膿出しを評価する動きにはならないでしょうね。今日は、悪材料出尽くしで騰がる銘柄が多かったが、明日はちょっと厳しそうです。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:3社 買い7900株 



2012年10月30日 日経平均株価8,841.98(-87.36)
米国株は、ハリケーン「サンディ」の影響で休場。

日経平均は続落。日銀金融政策決定会合待ちで方向感のない展開が続いていましたが、発表と同時に急落し、日経平均・TPOPIXとも安値引けとなった。2時45分まで発表が遅れたので、何かサプライズがあるのではないかと期待されましたが、出てきた数字は11兆円と、事前予想の10兆円に、わずか1兆円色がついた程度でした。当初は20兆円という声もあったので発表直後から円高・株安での反応となったのは仕方のないところでしょう。ただ、たった15分だけの反応なので、総裁の会見内容と合わせ、明日あらためてと言ったところ。

ETFの購入枠の追加は、サプライズと言う人もいますが、5,000億円では回数にすれば15回程度なので、個人的には失望しました。また、事前予想からわずか1兆円の上積みで株式市場が閉まる15分前まで待たせると言うのは、日銀がマーケットをまったく意識していない証拠ですね。

本日の取引:2社 3勝 +10,500円
持ち越し:3社 買い7900株 



2012年10月29日 日経平均株価8,929.34(-3.72)
週末の米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に続伸。7-9月期GDP速報値が年率2.0%と市場予想の1.9%を上回ったが、上値は重かった。GDPは政府支出で押し上げた面が強く、民間設備投資は1.3%減と2011年第一四半期以来のマイナスとなった。

日経平均は続落。明日の日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードが強いなか、前場は小高く推移していたが、後場から崩れ小幅安で大引け。下落のきっかけとなったのがホンダの決算で、引け後に発表予定だったものが、10時30分頃に同社のホームページに掲載されてしまった。それがアナリスト予想を下回る下方修正だったので、ホンダの株も日経平均も後場から窓をあけて下げる展開となった。企業のIRのページを常時チェックしている人はまずいないので、市場関係者も殆ど昼のニュースになるまで気づかなかった。

今夜の米株式市場は、ハリケーン「サンディ」の影響で電子取引もなくなり休場となりました。

本日の取引:2社 2勝 +8,700円
持ち越し:3社 買い8100株 売り200株



2012年10月26日 日経平均株価8,933.06(-122.14)
米国株は、ダウ・ナスダックとも小幅に反発。朝方発表された耐久財受注額が市場予想を上回ったことで買い先行で始まったが、アップルの決算などを控え上値は重かった。

日経平均は反落。前場は前日終値付近で揉み合っていたが、後場になると上海を始めとするアジア株安や為替の円高を嫌気し、先物主導で下げ幅を拡大した。上海株の下げのきっかけになったと言われているのが、ニューヨーク・タイムズ(電子版)が報じた、温家宝首相の一族が2千億円の蓄財をしていると言うニュースです。まあ、誰がいくら貯蓄しようと構いませんが、その蓄財の手段が政治権力を利用し、なんのリスクもなく濡れ手で粟のごとく儲けたのは容易に想像できるので、国民に知れ渡れば暴動が起きかねません。中国国内では報道規制がかかり、ネットでもすぐに削除されているようですが・・・ 

来週は、日銀の金融政策決定会合や国内決算の本格化でボラタイルな展開になりそうですね。

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:3社 買い8300株 売り200株