本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2011年5月20日 日経平均株価9,607.08(-13.74)
米国株は、週間新規失業保険申請件数の減少やビジネス向け交流サイトの好調なIPOを好感しダウ・ナスダックとも続伸で戻ってくる。

東京市場は続落。殆ど動きのない1日で終日様子見ムードが強かった。前場は値上がり銘柄の方が圧倒的に多かったが、終わってみれば値下がりの方が多くなり、TOPIXは安値引け。
日銀決定会合は、予想通りの現状維持で材料視されず。株式市場は、資産買い入れの増額があれば活気づいたんでしょうがね。

底堅いと言う人もいますが、この薄商いでは強いとか弱いとか言う以前の問題でしょう。

電力株の下げが止まりません。3月10日終値と本日の終値から、各社時価総額がどのくらい失われたか計算してみました。全社合計すると5兆6千億円。既に第1次補正予算の4兆円を上回る金額です。社債も東電だけで5兆円もあり、これがデフォルトすることになれば、日本発の金融危機に発展し復興どころではなくなります。いまだ政府の方向性が見えないのがマーケットの不安の種になっています。発送電分離もいま早急にしなければならない話ではないでしょう。原発情報は隠蔽する一方、余計なことはべらべら喋る。一体何を考えているのか判りませんね。
社名 3月10日終値 5月20日終値 減少した時価総額(円)
東京電力 2153円 367円 -2,870,133,310,366
中部電力 2160円 1222円 -711,004,000,000
東北電力 1900円 934円 -485,784,577,110
関西電力 2146円 1331円 -765,067,417,820
北海道電力 1766円 1145円 -133,696,277,352
北陸電力 2051円 1328円 -152,071,260,762
四国電力 2524円 1644円 -200,715,857,760
九州電力 1883円 1208円 -320,074,166,925
沖縄電力 4090円 3195円 -15,684,627,085
合計 -5,654,231,495,180

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い8000株




2011年5月19日 日経平均株価9,620.82(-41.26)
米国株は、FOMCの議事録要旨で金融引き締めを急がない姿勢が示されたことが好感され、ダウ・ナスダックとも反発で戻ってくる。

東京市場は反落。米国株は反発して戻ってきたが、寄り前の1-3月GDPは市場予想上回る大幅な落ち込みとなり、またゴールドマン・サックスが現地18日の引け後、インテルのほか、複数の半導体株のレーティングを引き下げるなどの悪材料もあった。それでも日経平均は小高く寄り付きプラス圏を維持していたが、先日、銀行に対し債権放棄発言を行なった枝野氏が、再び肯定する発言をした辺りから、銀行・電力株の売りが拡大し指数もジリ貧となる。電力株は発送電分離の議論も拡大しそうな雰囲気で、下値の目処が見えなくなっている。まあ、今日に関しては、昨日、NY安にも関わらず上昇していた反動もあるので、それを割り引けば枝野発言が無くてもこんなものですかね。

しかし、やることは遅いし、党内統制がとれないまま、それぞれが個人思想や思いつきで発言する菅政権の政治リスクがマーケットの重しになっている感は否めません。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月18日 日経平均株価9,662.08(+95.06)
米国株は、4月の鉱工業生産指数や住宅着工件数が市場予想を下回り、ダウは2ヶ月ぶりの3日続落、ナスダックは小幅高で戻ってくる。NY市場も東日本大震災の影響がマクロ指標や企業業績に一部表れてきました。

東京市場は続伸。NYが冴えない動きで正直なんで上昇したのか意味不明な動きですが、薄商いの中、買い戻しでスルスル上昇してしまった感じです。それだけ売り物も少なくなっていると言うことなんですが・・・

みずほ銀行とみずほコーポレート銀行を2013年春にも事実上合併させると言う報道もポジティブ視されたようです。日本も震災前まではM&Aが結構多かったが、震災後はパッタリなくなってしまいました。今後企業も非効率な経営などやっていられませんから、業界再編、親子上場の廃止など期待したいところ。

本日の取引:1社 1勝 +9,000円
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月17日 日経平均株価9,567.02(+8.72)
米国株は、ニューヨーク連銀製造業景況指数が市場予想を大幅に下回り続落。

東京市場は、日経平均が小反発となったが、TOPIXは小幅に続落。先物は9,500円にワンタッチするもそれ以上は日銀のETF買いを警戒してか、売り込む向きはなかった。東証1部の値上がり銘柄は613、一方値下がりは910と売り圧力は強い。

MSCIの定期銘柄見直しは、予想に反し新規採用が0、除外が20となった。除外銘柄は、サッポロ 伊藤園 日清紡 日産化学 トクヤマ フジホールディングス オービック 東京製鉄 三井金属 DOWA ミツミ電機 新光電工 キヤノンマーケティング ユニー 札幌北洋 七十七銀行 松井証券 池田泉州 東京建物 阪急阪神。ノーマークで除外になった銘柄はかなり売られていました。市場への影響としては、月末にかけ約700億円の売り需要になる模様。

東電はマネーゲームだから別として、他の電力株も発送電分離の話が持ち上がり、連日大幅安になっています。独占企業で安定配当が出ることから、個人投資家にも人気があった株なので、痛手を被った人も多いのではないでしょうか。巨大地震と原発が3機メルトダウン・・・ こんなリスクは常にあったと後講釈で解説するのは簡単ですが、実際は誰も想像していないブラック・スワンだったと言うこと。株も人生も一寸先は闇です。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月16日 日経平均株価9,558.30(-90.47)
米国株は、ギリシャ問題をはじめとする欧州不安から、ダウ・ナスダックとも大幅反落。

東京市場は、米国株安を受け続落。3月の機械受注は市場予想を大幅に上回るも特に材料視はされず。先物の値幅は一日通して50円(実質30円ぐらい)商いも薄く殆ど開店休業状態だった。現物も寄り付いてから横這いかジリ貧銘柄が多く、指数以上に弱い動きだったと言える。

東電と沖縄電力を除く電力株が軒並み年初来安値を更新するなど、今晩の米国株が続落すれば、TOPIXは明日にでもレンジを下抜けてしまい、日経平均も9,500円の攻防となる。まあ、日経平均に関しては、いまだ9,500円を維持していると言う事のほうが違和感があるわけで、9,000円~9,500円にレンジが切り下がっても驚きはない。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月13日 日経平均株価9,648.77(-67.88)
米国株は、商品相場が持ち直したことを受け、ダウ・ナスダックとも反発して戻ってくる。

東京市場は続落。オプションSQ通過後は小安い水準で揉み合っていたが、枝野官房長官の原発事故を巡る銀行への債権放棄発言で急落。その後は日銀のETF買いがあったのか、日経平均は100円ほど戻して終ったが、多くの銘柄は前場の水準まで戻せず、とても67円安とは思えない引け味となった。しかし、SQ通過直後、原発不安、45日前ルールによるヘッジファンドの換金売り最終日、国内決算のピーク日、と需給的に弱いなかで云うとは、何も考えていない民主党らしいですね。

「事故のリスクも考慮にいれて融資がなされるのはマーケットの基本だ」と言った枝野氏。銀行の肩を持つわけではないが、国が原子力を推進しておきながら、こんなひと言で切り捨てられる問題ではないでしょう。マーケットの基本と言うなら、銀行にも株主がいるので、今後は原子力を持っている電力会社には、政府保証がない限り融資を断るのが基本となります。既に貸し付けている分は、即刻貸し剥がす。そうなると電力会社は信用力が低下しているなか、社債で資金を調達するしかありません。こんな状況で社債調達ができればの話ですが・・・ まあ、銀行もいままで公的資金を入れてもらっているので、政府と正面きって喧嘩する気はないでしょうから、ある程度の負担は受け入れるんでしょうがね。この問題は来週も尾を引きそうで、幻のSQ値となった9758円38銭をレジスタンスに、9,500円レベルでの日銀のETF買いで何処までと言った感じか。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月12日 日経平均株価 9,716.65(-147.61)
米国株は、再び商品相場が急落したことでリスク資産の売りが広がり、ダウ・ナスダックとも大幅反落で戻ってくる。商品相場の下落は、新興国で問題になっているインフレの緩和や企業や消費者のコストが下がるのでプラスの面もあるんですが、そう云う雰囲気ではなくなってきている。

東京市場は大幅に反落。米国株安を受けCMEの清算値に鞘寄せしての始まり。その後はトヨタの意外高を受け先物がつられて下げ幅を縮小する場面もあったが、後場再び売り直され日経平均は安値引け。1号機の圧力容器の水位が想定より大幅に低く、燃料棒がすべて落下している可能性があるとのニュースが出たあたりから、先物が売られているので、この影響もあったんでしょう。これに関しては、2号機と3号機も水位変化が見られない(計器が壊れている?)ことから、同じようなことになっている可能性は高そうです。海外市場が不安定になってきている中、再び原発不安が高まるようだと、震災後買い越しを続けてきた外国人の反応が懸念される。

本日の取引:1社 2勝 +9,000円
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月11日 日経平均株価9,864.26(+45.50)
米国株は、マイクロソフトによるスカイプ買収などが好感され3日続伸で戻ってくる。

東京市場は小幅に続伸。米国株高を受け買い先行の始まりも、国内決算発表がピークに入っていることもあり、様子見ムードが強く次第に上げ幅を縮小した。東証1部の値上がり銘柄は645 、値下がり銘柄は845と、値下がりの方が多かった。 先物も商いが低調でボラがでません。

本日で言えば、トヨタ、日立など今期予想を未定にする企業も多いですが、頑張って予想を出した会社も、強気なところと、極端に弱気なところとに別れていて面白いですね。この辺は社風や
担当者の性格なんでしょう。ただ、現時点で合理的な判断が困難だから今期予想を見送るというのは、上場企業としてどうなんでしょうね。一ヶ月後なら合理的な判断ができるのでしょうか? その間にまた大きな余震がくるかも知れませんし、平時でも外れる業績予想に投資家も完璧など求めていませんよ。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月10日 日経平均株価9,818.76(+24.38)
米国株は、スタンダード・アンド・プアーズによるギリシャ国債の2段階引き下げなどの悪材料もあったが、雇用統計を再評価する動きや、商品相場がいったん落ち着いたことなどを受け続伸。

東京市場は小幅に反発。朝方から方向感のない動きだったが、後場にトヨタ自動車が生産正常化の時期を2~3カ月前倒しすると云う報道で、先物も50円ほど上昇し、日経平均はなんとかプラス圏で取引を終えた。

日経平均は比較的底堅い動きを続けていますが、全体的に見るとバリュー系銘柄の弱さが目立ちます。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月9日 日経平均株価9,794.38(-64.82)
米雇用統計は市場予想を大幅に上回り、ダウは寄り付き直後から3桁の上昇となったが、ギリシャのユーロ圏離脱報道などが重しとなり、+54Pまで伸び悩む。

東京市場は続落。日経平均は、米国株の反発を受け買い先行の始まりも、円相場が高止まりしていることもあり、買いは続かず寄り天からジリ貧の展開。後場は200日移動平均で一進一退を続けていたが、大引けでは維持出来ず。

浜岡原発の停止は、日本経済にとっては悪材料ですが、人命より経済が優先されることは無いわけで、妥当な判断だと思います。ただ、原発のリスクなど立地に関係なく、ほぼ一緒なわけで、浜岡だけ「地震のリスクが各段に高い」という説明だけでは、逆に不信感だけが募ります。中部電力は原発比率が10%と低いので、停止してもなんとかなるでしょうが、原発比率が50%近い関西電力などは、止めようにも直ぐには止められないでしょう。福島第一原発の事故後の情報操作などを見ていると、浜岡原発の停止は国民の安全の為というよりか、政治パフォーマンスとまでは言いませんが、それに近いもを感じます。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月6日 日経平均株価9,859.20(-145.00)
日本が連休中の米国株は、殆どいいところがなく下落を続ける。昨日は特殊要因があったにせよ、新規失業保険申請件数の大幅増やコモディティ市場の急落などが足を引っ張った。

東京市場は反落。ギャップダウンした後は今晩の米雇用統計を前に様子見ムードが強く動意に乏しい展開だった。ただ、いろいろ悪材料があった割りには、日経平均は一時割り込んだ200日移動平均を上回って引けており、底堅かったと言える。現時点で日銀のETFの買い入れがあったのかは分かりませんが、実施した可能性は高そうです。

昨日はドル/円が再び80円割れになりました。80円手前では介入があると思っていましたが、何も動きは無し。昨日の動きを見ていると、連休中はどうせ介入しないだろうと100%確信して仕掛けていると言った感じでした。投機筋に思い通り動かされてしまうのは問題ですね。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 買い8000株



2011年5月2日 日経平均株価10,004.20(+154.46)
29日の米国株は、膠着感の強い展開だったが、ダウ・ナスダックとも小幅に続伸。

東京市場は続伸。前場は1万円を手前に伸び悩んでいたが、昼休みにウサマ・ビンラディン容疑者死亡のニュースが流れると、リスク回避の緩和期待から円安になり、先物は節目の1万円を越えた。後場は1万円を挟み一進一退だったが、なんとか終値でも1万円をキープした。東京は明日からまた3連休なので、米株が更に上昇した場合のリスク回避から、売り方の買い戻しが相場を押し上げた。

ウサマ・ビンラディンの死亡が地政学リスクの後退に繋がるのかは甚だ疑問ですが、初期反応としてはこうなるんでしょうね。今晩の米国で東京市場の初期反応が正しかったのかが試される。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:1社 買い8000株



2011年4月28日 日経平均株価9,849.74(+157.90)
米国株は続伸。QE2は6月末に終了。注目されたバーナンキの会見は、長期的なインフレ期待はなお安定しており・・・  という内容で、金融緩和を維持するマーケット・フレンドリーな発言となった。あまりに予想通りの内容だったので、逆にそれがサプライズとも言えます。

東京市場は、米国株高を受け震災後の高値を更新した。通常連休前はリスク回避からヘッジ売りが出て安いことが多いのですが、今日は逆に買い戻しの方が優勢になった。日経平均だけやけに上がった感は否めませんが、節目の200日移動平均線を上回ってきました。後はTOPIXが日経平均に追いついていければ、全体的に需給も良くなって行くんでしょうが。

ヘッジファンドの中間決算の関係から、GWを挟んで相場が正反対に動くことが多いので、5月は荒れそうな気もします。

朝方、発表された3月の鉱工業生産指数は、-15.3%とリーマンショック時を上回る過去最大の落ち込みになりました。グラフを更新したので参考までに。日経平均とマネタリーベースグラフ。鉱工業生産指数グラフ。所定外労働時間グラフ

本日の取引:2社 3勝 +16,000円
持ち越し:1社 買い8000株