本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2011年1月17日 日経平均株価10,502.86(+3.82)
米国株は、JPモルガンの好決算を受け、金融株中心に幅広く買われダウ・ナスダックとも上昇した。

東京市場は、上海市場の下落を受け10,500円を割り込む場面もあったが、SQ値をサポートに底堅い動きだった。さすがに買い疲れ感も出てきましたが、米国がそれ以上に上げているので売る理由も無いといったところ。

中国の胡錦濤国家主席は、米紙ウォールストリート・ジャーナルとワシントン・ポストの書面インタビューに応じ、08年の金融危機がドルを基軸としてきた現在の国際通貨システムの「欠陥に根ざし」ており「統制の欠如」を示していると指摘。(毎日jp) 
政治的な発言ですが、胡錦濤の言っていることはもっともで、ドルが基軸通貨であり続けるうちは金融暴走は付いてまわるでしょうね。

本日の取引:1社 1勝 +9,000円
持ち越し:1社 3000株



2011年1月14日 日経平均株価10,499.04(-90.72)
米国株は、新規失業保険申請件数の悪化や製薬大手メルクの急落などから反落となった。ただ、バーナンキ発言が下支えとなり下げ幅は僅か。

東京市場は反落。引け後に発表されたインテルの決算は市場予想を上回る好決算となったが、ザラ場82円ミドルまで円高が進んだことで利益確定売りが優勢になった。ただ、個別物色は旺盛で日経平均が90円も下がった感じは全くしませんが。

12月のメジャーSQ値は、外資系証券の執行ミスが噂されるほど高く決まったが、今度は逆に10470.13円と予想以上に安く決まる。大引けでも10,470円を維持したので、また幻のSQ値となり、まずは来週ここがサポートとして意識される。

信用口座が誰でも簡単に作れるようになったので、ただ高いというだけで売りから入る人も多く、直近大きく踏み上げられている人も多そうです。ある程度の経験者は、小型株の空売りなどは怖さを知っていますから、よほど確実な情報でもない限り滅多にしません。ネット証券はコンピューターとのやり取りなので勿論ですが、対面でもマトモなアドバイスは誰もしてくれませんから、身銭を切って学んでいくしかありません。

本日の取引:1社 1勝 +7,400円
持ち越し:1社 3000株



2011年1月13日 日経平均株価10,589.76(+76.96)
ポルトガルの国債入札が順調だったことが好感され、欧州→米国と株高で戻ってくる。

東京市場は、CMEの清算値にサヤ寄せし、一時10,600円台に乗せたものの、その後は、いつものように先物に厚い板が並び日経平均はそのまま大引け。個別物色中心に強い動きですが上値も重いですね。重いと言えば、為替も円安フォローの材料がこれだけ出ても、まだ83円というのは本当に重い。明日はオプションSQ通過で先物に動きが出てくるのかに注目。

影響力は低くなったとは言え、インテル決算は気になるところ。

本日の取引:1社 1勝 +6,000円
持ち越し:1社 500株



2011年1月12日 日経平均株価10,512.80(+2.12)
米国株は、原油高を受けエネルギー関連株が買われ反発。ナスダックは2007年の高値に迫る水準まで回復。

日経平均は、小幅に反発。本日は内需大型株が買われ相場を下支えた。この辺は循環が上手く効いている。先物が動かないので指数の過熱感はないが、信用買いの評価損が天井目安の-5%に近づき、また東証1部の新高値銘柄数は昨日を上回る137に上昇するなど、騰落レシオが160とか騒いでいた頃より、中身は遥かに過熱してきている。逆の見方をすれば、最後に先物主導で一気に日経平均をカチ上げるシナリオもありそうです。

本日の取引:1社 1勝 +9,000円
持ち越し:1社 300株



2011年1月11日 日経平均株価10,510.68(-30.36)
週末の米雇用統計は予想を下回る内容だったが、影響は限定的だった。今後は好調が予想される決算発表に関心が移る。ただ、予想を上回る決算を出したアルコアの時間外での反応は悪く、どの銘柄もかなり先回り的に買われているので、一旦材料出尽くしを警戒するスタンスか。

日経平均は小幅に反落。主力株が弱く、材料株や出遅れ銘柄に資金が集まる。反落と言っても、東証1部の値上がりは1,000を超え、新高値銘柄も100を超えるなど、全体的には底堅いというより強い動きだった。主力どころは、オプションSQを控え先物が上下動きにくくなっており、今日は物色の圏外に置かれた感じ。ただ、循環物色も一巡というか、既に2~3巡してきた感もあり、今後はババ抜き的なゲームに移って行くんでしょうね。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2011年1月7日 日経平均株価10,541.04(+11.28)
米国株は、12月の既存店売上高が、アナリスト予想に届かず売られるも、ハイテク株は堅調とマチマチの動き。ただ、基本的には雇用統計前で様子見姿勢が強かった。

東京市場は、3連休前と雇用統計前で利益確定売りが優勢になるかと思いましたが、為替が安定していたこともあり底堅い動きだった。

それにしても米国株はよく上げますね。強気な意見ばかりなので敢えてリスクを探してみると、欧州ソブリン問題は相変わらずですし、日本と同じねじれ議会になっているアメリカの政治リスクも見逃せません。なかでも今後デットシーリングの引き上げを巡り、共和党と民主党がゴタゴタするのは明らかで、その時アメリカと欧州の財政問題がかぶれば、マーケットに与えるインパクトはかなりのものになると思われる。脳天気に買えるのも今のうちだと思いますがね。

今晩の雇用統計は、市場コンセンサスが+17万人ぐらいですが、上は+50万人の予想もあり、どういう反応になるのか面白そうです。

本日の取引:1社 1勝 +9,000円
持ち越し:なし




2011年1月6日 日経平均株価10,529.76(+148.99)
米国株は、ADP雇用リポートが統計開始以来となる伸び率を記録し続伸で戻ってくる。

東京市場は、CMEの清算値にサヤ寄せする形で幻のSQ値をギャップアップで抜け、10,500円台を回復した。東京市場は米株高より円安の方が好感された感じです。ただ、寄りでショートカバーが精算されると、その後は売り買い膠着となり、先物は今日も殆どザラ場なしで大引けとなった。先物に関しては、SGX、CMEと24時間動いているので9:00~15:10分に売買する理由もなくなって行くんでしょうね。

超が付くほどのポジティブ・サプライズとなったADPですが、ダウもナスダックもマイナスから始まり、結局小幅高で終了ですから、株価は好材料をかなり織り込んだ水準になっているとも言えます。これで本番の雇用統計も強い数字になることはほぼ間違いありませんが、これが売り方にとってダメ押し的な上昇になるのか、材料出尽くしになるのか、明日の雇用統計はいつも以上に注目です。

本日の取引:1社 1勝 +10,000円
持ち越し:なし



2011年1月5日 日経平均株価10,380.77(-17.33)
米国株は、ダウは小幅高、ナスダックは小幅安で戻ってくる。商品市場の急落が目を引いた。

東京市場は、特に材料もなく終日揉み合いの展開。しかし、年が明ければ先物も少しは動きが出るかと思いましたが、相変わらず10,300円~10,400円に千枚単位でベタベタ板が並んで動きがありません。先物のデイトレーダーはこの状態が1年続いたら失業ですね。「株屋殺すにゃ刃物はいらぬ 寄り引き同値でザラ場なし」なんて格言も笑い事ではありません。

大発会からの3日間で年間の強弱を測ると云うのも非論理的ですが、データ的には結構偏りが見られます。3日間で勝ち越した年は78%の確率で年足が陽線となっています。今年は○●できているので、明日○なら86%上昇という縁起のよいスタートとなる。

(大発会から3日間勝ち越しパターン 29勝8敗)
○ ○ ○    13勝2敗
○ ○ ●    5勝3敗
○ ● ○    6勝1敗
● ○ ○    5勝2敗

(大発会から3日間負け越しパターン 10勝14敗)
○ ● ●     5勝5敗
● ○ ●     2勝1敗
● ● ○     2勝4敗
● ● ●     1勝4敗

本日の取引:1社 1勝 +5,000円
持ち越し:なし



2011年1月4日(大発会) 日経平均株価10,398.10(+169.1)
昨日からアジア、欧州、米国と株高の流れが続き、大発会の東京市場も大幅反発。懸念されていたドル/円も82円台に下落するなど、本日は全てが追い風になった。楽観に傾き過ぎていると云う気もしますが、相場ですから騰がるときはこんなものでしょう。12月のSQ値など節目の10,400円レベルでは、先物の分厚い売り板に頭を押さえられていますが、明日以降ここを崩していけるかが焦点。

個人的には、アメリカがQE2で終わるのかQE3に向かうのかが今年最大の関心事です。国内では 、政局とTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加問題でしょう。TPPに関しては自民党にも反対派が多く、TPPで政界再編というのも有りかなと思いますね。

本年も宜しくお願いいたします

本日の取引:2社 2勝 +12,000円
持ち越し:1社 買い5,000株