本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2010年3月30日 日経平均株価11,097.14(+110.67)
米国株は続伸で戻ってくる。日経平均は、海外市場が堅調なことに加え、為替も円安基調で安定してることから、連日での高値更新となった。まさに「押し目待ちに押し目なし」といった状況になっており、弱気を言っている人も殆どいなくなってしまった。ただ、今日などは売買代金が上昇してきたので、いままで我慢してきた人が買い戻しや新規買いを入れ始めた感じで、そろそろ要注意かも知れません。

日本株が強い理由は、米国株が強いという、ただそれだけの理由ですが、週末の米雇用統計では、ついに雇用者数が20万人前後のプラスになるとアナウンスされていますから、米国株は既にそれを織り込んで上昇していると言えます。株も為替も一波乱あるとすれば、米雇用統計での材料出尽くしといったところか。

本日の取引:2社 2勝 +10,000円
持ち越し:なし



2010年3月29日 日経平均株価10,986.47(-9.90)
米国株は小動き戻ってくる。日経平均は小幅に反落となったが、配当落ち分が約70円ですから、実質60円の続伸といったところ。今日などは、普通に下げて過熱感をさまして欲しいところでしたが、先週末からクレディスイスが先物を買い戻しているので、恣意的な動きが増幅されている感じ。

文部科学省の定義によれば、学級崩壊とは「生徒が教室内で勝手な行動をして教師の指導に従わず、授業が成立しない学級の状態が一定以上継続している」とあります。昨日のサンプロでの、亀井氏と菅氏の「言った」「聞いていない」とまるで幼稚園児のような水掛け論や、日替わりで状況が変わる普天間基地の混迷は、まさに与党が学級崩壊しているとしか言いようがありません。現在、野党の自民党も学級崩壊している状態ですから、なんともお寒い限りです。

本日の取引:なし
持ち越し:1社 1000株



2010年3月26日 日経平均株価10,996.37(+167.52)
米国株は、前日比ほぼ変わらずで戻ってくる。東京市場は、昨年来高値を更新。92円台後半まで進んだ円安と本日が権利付き最終売買日ということもあり、終日堅調な展開となった。だた、買い気が強かったと言うよりか、売り不在のなかスルスル上昇したと言った印象の方が強い。言うなれば、買い戻し主導で売りと買いがかみ合っていない状態。逆説的に考えれば、売買がかみ合っていないうちは、過熱感があっても下がりづらいとも言えます。

「それは最もよい時代であり、最も悪い時代だった」ディケンズの二都物語の書き出し。現在、株を買うのもこんな心境ですね。

本日の取引:2社 2勝 +13,000円
持ち越し:1社 1000株



2010年3月25日 日経平均株価10,828.85(+13.82)
日経平均は小幅に反発。米国株が下げた割には底堅いとみるか、円安が進んだ割には重いとみるか意見の分かれるところですが、、ドル高の背景となったのがポルトガルの格下ですから、これでも頑張った方だと言えるでしょう。

亀井氏の郵政改革は、これは改革ではないでしょう(笑) 昔のように民間からカネを吸い上げて、国債を買うだけの非効率な運営に戻るんですからね。民間にカネが回らなくなるのも問題ですが、亀井氏は国益よりも小泉・竹中に対する私怨で動いているとしか私には思えません。忘れている人も多いと思いますが、そもそも民主党は小泉郵政改革はインチキだ! 我々は郵便貯金の預け入れ限度額を500万円に縮小すると言っていた政党ですから、もう笑うしかありません。子供手当は民主党の選挙対策、郵政改革は国民新党の選挙対策、基地問題は社民党の選挙対策、こんなことばかりやっていて日本の未来は大丈夫なんでしょうか。

昨年、バロンズ紙が国債増発により、日本がいずれ国家破産するという記事を書いていましたが、まんざら根拠がないとはいえません。債務残高対国内総生産比で見れば、日本の方がギリシャやポルトガルよりもダントツで悪いのですから。このような数字を出すと日本は個人金融資産が1400兆円あるから大丈夫だと云う人がいますが、ローンなどの個人金融負債を差し引けば1400兆円などありませんし、これから日本は高齢化が急速に進むので、資産を食いつぶしていくのは目に見えています。目先はまだ大丈夫だとしても、そんなに余裕のある話とは思えません。それにこの1400兆円は殆ど動いていない死んだカネです。更に今回の郵政改革? で、もっとカネを動かなくさせるわけですから、どう考えても筋の悪い話です。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:300株



2010年3月24日 日経平均株価10,815.03(+40.88)
米国株は、中古住宅販売が予想を上回ったことで続伸で戻ってくる。東京市場は、米国株高を好感し、朝方は100円を超える上昇となったが、積極的な買いは続かず小幅高での大引けとなった。短期的な過熱感から、10,800円を挟んでの揉み合いが続いていますが、買いも少ないが売りは更に少ないという、絶妙な需給環境で下値も堅い。

それにしても米国株は下がりません。株価だけみれば、完全にリーマンショック前の水準に戻りましたね。ただ、世界各国が協調して超金融緩和と大盤振る舞いの財政出動で無理やり回復させたわけですから、いずれこのツケは払うことになります。投資家は束の間のユーフォリアに包まれていると云ったところか。

本日の取引:1社 1勝 +8,000円
持ち越し:なし



2010年3月23日 日経平均株価10,774.15(-50.57)
日本が連休中の米国株は、NYダウが(-37)→(+44)、ナスダックが(-17)→(+21)と殆ど動きはなし。東京市場は、為替が若干円高に振れた分だけ下がりましたが、ほぼ横這いと言ったところ。動いていたのは材料株のみ。

米国で医療保険改革法案が可決されたのは、歴史的な出来事ですね。ただ、医療保険改革法案は米国民のおよそ6割が支持をしておらず、オバマの支持率が更に低下しているのは興味深いところです。現在、行き過ぎた市場主義を修正する動きが先進国を中心に起きています。ある意味、医療保険改革法案もリーマンショックの副産物と言えるでしょう。ただどうなんでしょう、今度は市場主義から社会主義に振れすぎという感じですね。特に日本などは、社会主義をも通り越し、常軌を逸した振れ方になっているように感じます。振れすぎた振子は中間で止まることはなく、反対側に同じベクトルで振れてしまう。そう考えると次に振子が振れたときは、より強烈な市場主義にまた戻るんじゃないでしょうか。

日本の民主党は異常な政党ですね。問題を起こしている人間が平然と居座り、まともなことを言った人間が首を切られるなど、有り得ないことです。本日、生方氏の解任を取り消したようですが、党内で言論封殺している事実は変わらないわけで、国民を愚弄しているとしか思えません。一回首を切られて再びこんな要請を受ける方も情けない。まさに茶番という言葉が一番ふさわしい出来事でした。民主党は自分達が選挙に勝ちたい為だけに、後先考えない幼稚なマニフェストを作り、国の安全保障まで危機にさらしている訳ですから、レベルが低すぎて最近では怒る気もなくなってきました。こんな朝鮮労働党みたいな政権を、今だに30%も支持する日本人がいるとは、とても信じられないことです。自民党も確かに駄目でしたが、同じ駄目でも質が違いますよ。このまま莫迦なことを続けるなら、民主党には今度の選挙できっちりケジメをつけて貰いましょう。

本日の取引:1社 1勝 +12,000円
持ち越し:なし




2010年3月19日 日経平均株価10,824.72(+80.6)
ギリシャ問題は欧米では殆ど反応がなく、NYダウは8日続伸し1年5カ月ぶりの高値を付ける。東京市場は、昨日過剰反応した下げをほぼ取り戻したが、3連休前ということもあり、商いは低調で上値を追うまでには至らなかった。

来週は26日に向けた配当取りもありますし、例年この週は大きく下げることがあまりないので、下値は限定的でしょう。相場は下がって貰いたい人が多い時ほど下がらないんですよね。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:1社 3,000株



2010年3月18日 日経平均株価10,744.03(-102.95)
米国株は、生産者物価指数が低下したことを好感し続伸で戻ってくる。東京市場は、さすがに高値警戒感が出ているので、買い上がる向きは少なく、かと言って売る材料もなく、前場は前日終値近辺で膠着感を強めた。しかし、2時過ぎにギリシャが欧州から支援を得られず、国際通貨基金(IMF)に救済を求める可能性があるとの報道を受け、クロス円が円高に振れたことで、株式市場も下げ幅を拡大した。

忘れかけてたソブリンリスクの再燃ですが、為替も今のところ大きく反応していませんから、この程度の下げは、むしろいいオシメリと言ったところ。

本日の取引:2社 2勝1敗 +7,600円
持ち越し:なし 



2010年3月17日 日経平均株価10,846.98(+125.27)
FOMCで金融緩和の継続が確認され、米国株は続伸で戻ってくる。日経平均は買い先行の始まりとなり、その後はSQ値の10,808円を挟み前場は膠着状態となった。後場寄りに日銀による追加の金融緩和策が発表されると、まず株式市場は買いで反応、その後は為替が材料出尽くしで円高に振れ上げ幅を縮小。しかし、売りが一巡してしまうと、新規に下を売り込む向きもなく、ジリジリと値を戻し高値圏での引けとなった。日銀の金融緩和に関しては、予想の範囲内で2名の反対者も出ていることから、これが本日の急騰に繋がったというよりは、ポジションの巻き戻しによる部分が大きいでしょう。

こんな上昇している時に、強気なことを書くのも気が引けますが、ここまで来たらいったん年初来高値を上回らないと収まらないと云った感じですね。

本日の取引:2社 2勝1敗 +10,000円
持ち越し:1社 買い200株 



2010年3月16日 日経平均株価10,721.71(-30.27)
米国株は小動きで戻ってくる。東京市場は、ドル/円が一時89円台に入ったものの、日米の金融政策の発表待ちで株式市場は動けず。これで日中の値幅が7日連続で100円未満ですから、ザラバは本当に動きがなくなっている。やはりアローヘッドの影響も多少あるんですかね。

過熱感と言うほどではないが、高値警戒感は出ているので様子見姿勢が強まっています。ただ、TOPIXの相対的な出遅れ感はまだ解消されていないので、下げれば押し目買いが入り、下も知れていると云ったところ。まあ、第一生命の上場までは、相場を壊さないようにして行くんじゃないでしょうか。

政治家の離党が流行っていますが、政党を新しくすれば人間が変わるわけでもなし、なにか大きな勘違いをしているとしか思えませんね。とにかくこれ以上ゴミみたいな政党を量産するのはやめて欲しいものです。こう言っては失礼ですが、社民党や国民新党など(公明党も加わりそうですが)国民の殆どが支持していない政党がキャスチングボートを握り、重要法案で影響力を発揮し、大口を叩いているという構図はかなり違和感があります。

本日の取引:3社 1勝1敗1分 +4,000円
持ち越し:2社 買い1400株