本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2007年5月1日 日経平均株価17,274.98(-125.43)
日経平均は続落。連休の谷間で現物の参加者は限定的。個別で材料の出たところをつまみ食いする程度の展開でした。ただ先物は通常と変わらないボリュームでそれなりに活況だった。昨日よやく米国株が下がりましたが、結局NYダウは4月通して3日だけしか下がらなかったので、さすがに5月も同じペースで上昇という訳には行かないでしょう。米国が調整に入ったとき、今度は日本株が米国を支えることができるかといったところ。

インターネットを見ていて最近知ったのですが『マクドナルド』のことをマックというかマクドというかで意見が二分しているみたいですね。なんでも関西ではマクド、関東ではマックがマジョリティーになっているようです。マック・マクド勢力地図 そう言われてみると関東の私の周りでは、過去にも現在にもマクドなどと言ってる人はいませんね。ただマックというのもまぎらわしい表現で、パソコンのマックとかぶるのもそうですが、私などはマックと言われればまずMACDを連想してしまうものですから、どのマックを言っているのか混乱します。そうかと言ってマクドと呼ぶのも抵抗がありますがね。このページ⇒マックVSマクドを見て笑ってしまいました。くだらないけど面白い(笑)

本日の取引:A社・B社・C社  3勝1分 +15,500円
持ち越し:買い5300株 売り5000株



2007年4月27日 日経平均株価17,400.41(-28.76)
日経平均は小幅に反落。CMEは高かったものの、寄り前の鉱工業生産指数の下ブレを受けギャップダウンしての始まり。ただこのところの米国株の異常な上昇もあり、売ってる方も連休前に買い戻しておきたと思うのは自然な流れで、その後は一進一退の動きとなった。

結局、今週は予想通り膠着感が強く週ベースで52.21円のマイナスで終わった。先の同時株安を起点とすれば日本市場の出遅れ(割安ではない)は明らかですが、日米間の相場のベクトルがズレている方が逆に相場は安定するとみることも出来ます。

本日の取引:A社・B社 2勝 +13,200円
持ち越し:買い5100株 売り2000株



2007年4月26日 日経平均株価17,429.17(+193.01)
日経平均は反発。米国株の大幅高を受け買い先行の始まりも、CMEの清算値に大幅に届かず上値の重い展開。前場を見る限り既に休日モードであり、ほっとけば今日もマイナスになりそうな感じでしたが、先物が後場寄りに前場のレンジをブレイクするギャップアップをしたこと(させたこと)で買戻しが進み上げ幅を拡大した。個別では鉄に短期資金が再び集まったものの、全般的にはあまり中身のある上昇ではなかった。上下いずれにしろレンジを抜けてくるのはGW明けでしょう。

本日の取引:A社・B社 3勝 17,100円
持ち越し:買い6000株 売り2000株



2007年4月25日 日経平均株価17,236.16(-215.61)
日経平均は大幅に続落。米国株は小動きでしたが日経平均はCMEの清算値を下回る軟調な寄り付き。現物の商いも薄いですが先物の板も薄く、寄り付き直後にスルスルと下がってからは、買戻しも入らずそのまま放置プレー状態で終了。

保守的な業績見通しがどうこうと言う解説が多いですが、結局、日本株は外国人が積極的に買ってこなければ騰がらないと言う単純な理由でしょう。その外国人も自国のマーケットが好調なので、わざわざ日本株でリスクをとる必要もないと言ったところでしょうか。それと毎年のこととはいえ、この時期に約1週間も売買できなくなってしまう、日本市場の特異性による部分もかなりあるんじゃないでしょうか。

本日の取引:
持ち越し:買い6600株 売り3000株



2007年4月24日 日経平均株価17,451.77(-3.60)
日経平均は小幅に反落。前場は米国株安の流れを受け軟調な展開だったが、後場は先物主導で切り返す。終値だけ見れば2日続けて5円にも満たない動きですが、ザラバはそれなりに動いている。ただ売りにしろ、買いにしろ連休前にわざわざポジションを膨らませる人もいないでしょうから、終値での値幅が限定的になってしまうのは仕方のないところでしょう。

本日は直近売り込まれた新興市場がテクニカルリバウンドをみせたが、これを持って底入れと判断するのはまだ早計でしょう。しかし、決算発表と共に一旦はアク抜けしてくるのではないか。テレビの評論家連中が好業績銘柄を狙うとか言っていますが、これってマジで言っているんですかね。個人的には決算前に期待値の高い銘柄を買う方が遥かにリスクが高いと思うのですがね。まあ、人それぞれの考えでどうでも良いことですが。

本日の取引:A社  +14,000円 2勝0敗
持ち越し:買い6000株 売り1000株



2007年4月23日 日経平均株価17,455.37(+2.75)
日経平均は小幅に続伸。米国株高を受けCMEの清算値にサヤ寄せする堅調な始まりでしたが、最近このパターンでギャップアップすると、大引けまで持ちこたえる力はありません。外国人・国内機関投資家は決算を見るまでは様子見を決め込んでいますし、個人は新興市場で痛めつけられていますから、こう言う展開になるのはある意味必然かも知れません。

ろくにマーケットを見ていない人が下がると直ぐに先物主導と言いますが、今日などは明らかに現物主導での伸び悩みです。今は決算を待つしかないと言ったところでしょう。考えようによっては、新興に連れ安している小型株を拾うには良い場面かもしれません。

本日の取引:A社・B社 +16,600円 3勝0敗
持ち越し:買い8000株 売り2000株



2007年4月20日 日経平均株価17,452.62(+80.65)
日経平均は反発。株安の連鎖はNYで止まり、日経先物も朝方は昨日売り過ぎた分を買い戻す動き。ただそれが一巡すると上値は重くなった。中国は利上げになるでしょうが、今日は快調に戻しており、為替も再び円安。昨日言われていた要因が2つ消えたにも関わらず、1/4程度しか戻せないと言うのは、いささか情けない。どうも日本市場には子泣き爺がおぶさっているようです。決算発表とともに子泣き爺が中国にでも行ってくれれば良いんですがね。お蔭様で私も今月は絶不調です。

株の話ではないですが、先日歯医者に行ったとき、右上の奥歯を抜いて、そこに左にある親知らずを植え替えましょうと提案され驚いてしまいました。聞けば失敗するリスクもあるとのこと。株のリスクには慣れていますが、歯でリスクは取りたくないので断りました。盆栽だって下手に植え替えれば枯れてしまうのに、歯でそれが可能だとは知らなかった。でも断った本当の理由は親知らずを抜くのが痛そうだったからです。

本日の取引:A社 +4,000円 1勝0敗
持ち越し:買い5400株 売り1000株



2007年4月19日 日経平均株価17,371.97(-295.36)
日経平均は急落。NYダウは史上最高値を更新しましたがナスダックは反落。NYダウは僅か30社の平均に過ぎませんが、マイナス評価されるべきものでもありません。しかし、寄りから欧州系とみられるバスケット売りでギャップダウンして始まり、先物の大口売りも相次いだことで大幅安となった。NYダウは直近14日間で13勝1敗という異常なペースで上昇しているので、これは幾らなんでもやり過ぎでしょう。

急落すると直ぐに犯人捜しとなりますが、そもそも単独要因でマーケットが下がるなんてことは極めて稀なことで、急落は常に複合要因であり犯人捜しをすることにあまり意味はありません。本日などは為替・アジア株の急落がまず言われるところなんでしょうが、そもそもの原因は本日の午前中に予定されていた中国の1-3月期のGDP発表が夕方に変更になったことで、GDPがいい数字が出る⇒金融引き締め⇒アジア株価急落という連想が先物売りを助長した要因です。おっと、これを書いている今、数字が出てきました。1-3月期のGDPは+11.1%で市場予想と同じ。ただCPIの伸びが3.3%で預金金利の2.75%を遥かに上回ってしまいました。これは近いうちに中国は利上げに動かざる得ないでしょう。

本日の取引:A社・B社 +8,000円 2勝0敗
持ち越し:買い5000株 売り2000株



2007年4月18日 日経平均株価17,667.33(+139.88)
日経平均は反発。NYダウは史上最高値に接近、日経平均も昨日下げた分を取り返した。しかし、指数は戻しても全体が底上げされないのは本日も同じで、シラけた相場とまではいいませんが、なんか消化不良気味であったことは確かです。米国を始め他市場が堅調なうちに上の窓を埋めたいところでしたが、日本は決算発表が本格化してこないと、このモヤモヤ感は消えそうにありません。

本日の取引:A社・B社 +18,400円 3勝0敗
持ち越し:買い5000株 売り1000株



2007年4月17日 日経平均株価17,527.45(-100.85)
日経平均は反落。米国株が大幅に続伸して戻ってきて、シカゴCMEの清算値が17,885円。これで同時株安前の水準まで戻ってないのは日本市場だけですから、こうなれば今日も騰がるしかないだろうと言う感じでしたが、先物があっさり17,800円で寄ってしまい、ん? とか思っている間にズルズル下がりだしマイナスに・・ 私は関西人ではありませんが、なんでやねん! と言いたくなる展開でした。昨日上昇した分の半分にも満たない下げですが、17,782円から落ちてきたので実際には250円ぐらい下がった感覚です。

先週末から訳の分からない動きが続いていますが、冷静に考えるとこうなるのも仕方ないのかなと思いますね。結局、今の日本市場というのは先物プレーヤーと現物プレーヤーに大きく分かれており、後者のビックプレーヤーは様子見を決め込んでいますから、昨日の上昇にしても現物が全くついて来ないわけで、この状況下では先物主導のトリッキーな動きに翻弄されるのも当然と言えるでしょう。まあ、こういう相場も面白くて良いんじゃないでしょうか。

本日の取引:A社・B社 +5,200円 4勝3敗
持ち越し:買い4300株 売り0株



2007年4月16日 日経平均株価17,628.30(+264.35)
日経平均は大幅に反発。米国株高及びG7通過で先週末に先物主導で売られた分を先物主導で取り返した。指数だけ見ればエラく上昇した感じですが、あくまで先物主導の上昇で出来高・売買代金とも低調。東証1部でも主力どころを外れると小高い程度の上昇に留まった。

新興市場に至っては、逆行安どころかボロボロの状態で追い証が発生している個人も多そうです。なんともイビツな相場ではありますが、流れからいって上の窓は一旦埋めにいくような気がしますがね。

本日の取引:A社・B社 +27,300円 4勝1敗
持ち越し:買い5200株 売り0株



2007年4月13日 日経平均株価17,363.95(-176.47)
日経平均は大幅に続落。米国株高やオプションSQが買い越しになったことで買い先行のはじまりでしたが、昨日同様、買いが入らず次第にジリ貧になる。後場になると先物主導で前日安値を割り込むと、見切売りが相次ぎ下げ幅を拡大した。米国は思わしくない経済指標が出ても何故か騰がるが、日本は米国が騰がっても何故か重い。先物主導の動きにいちいち理由をつけても意味はありませんが、今日はさすがに首をかしげたくなる内容でした。いずれにしろサポートと見られていた雲と転換線を相次いで割ってしまったのはいただけません。

相場がこんな調子なので話題を変えて、今日は13日の金曜日です。日本人にはあまり関係ありませんが、なぜ13日が嫌われるのか手元の資料で調べてみた。一般的に言われているのが、キリストが処刑された日が13日の金曜日。しかし、他にもいろいろある。キリストの最後の晩餐に集まった人が13人。イエスを密告した弟子のユダが13番目の弟子。魔女の饗宴は金曜日に開かれ、集まる人数も13人。魔女と黒猫が悪事をたくらむとき、かならず13人と13匹ずつ集まる。処刑台の階段が13段など、きりがないほどあり、どれが本当かよくわかない。なかには、キリスト教が出来る前から13は嫌われていたという説もある。古代の十二進法で数えるとき、十三ははみ出た嫌な数とされ、そのことからだんだん十三を不吉な数字とするジンクスが生まれたとある。

では金曜日はなぜかと言うと、もともと金曜日はビーナスの名が示すように愛の神を讃える日だったが、キリスト教が進出してくると、金曜日は快楽に溺れる邪教の祭りとされ、金曜は悪魔崇拝の日と解釈されるようになった。また古代のヨーロッパでは犯罪者は金曜日に処刑されていたとか。理由はともあれ、欧米の映画とかドラマを見ていても13という数は不吉の代名詞とされ忌み嫌われているのは確かです。日本人からすれば、くだらないと一笑する人も多いと思いますが、欧米ではいたって深刻で、この日は旅行や行事、引っ越しなどをすべて避けるため経済損失もかなりの金額になるそうです。一方、日本では(4を死)・(9を苦)に絡めて嫌われていますが、これもよく分かりませんね。病院で49は死苦という連想になりがちですが、ポジティブにとれば49(よく)なるでこれほど縁起のよい数字もないと思うのですがね。

本日の取引:A社・B社 +4,000円 2勝2敗
持ち越し:買い6900株 売り2000株




2007年4月12日 日経平均株価17,540.42(-129.65)
日経平均は反落。米国株はFOMC議事録を受け、スタグフレーションが再び意識され反落。まあ8日間も能天気に上げといて、いまさらスタグもなにもないもんだと思いますがね。ともあれ日経平均は米国の写真相場となり、前場に先物主導で200円超える下げ幅になりましたが、後場は若干買い戻され下げ幅を縮小。指数は3桁の下落になりましたが、売られたと言うよりか買いが見送られていると言った方が適切かもしれません。下で指値を出していても殆ど入りませんしね。

その指値に関して、マーケットの魔術師に紹介されているアメリカの著名投資家が面白いことを言っています。自分の指値が入ると普通は嬉しいものですが、その人は逆に嫌な気分になるそうです。私の経験から言っても、下で出している買い指値がどんどん約定するときは要注意だと思います。まあ強い相場がくる前に自分の思惑通りの指値が入るなんてことはまず無く、逆に簡単に指値が入るときは、なんらかの事情を知っている人間が売り抜けをしている時と考えるのが論理的でしょう。

本日の取引:A社 +9,000円 1勝
持ち越し:4200株



2007年4月11日 日経平均株価17,670.07(+5.38)
日経平均は小幅に反発。米国株が小動きだったこともありますが、まったくやる気の無い相場。SQ週の火曜・水曜は先物が大暴れすることが多いのですが、本日の先物の出来高は半日立会いを除くと今年最低となり、まさに開店休業状態。特にコメントもありません。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:3400株



2007年4月10日 日経平均株価17,664.69(-79.07)
日経平均は反落。米国株は雇用統計の上ブレより、利下げ期待の後退が意識され大幅上昇にはならず。これにより日経平均も昨日上げすぎた分を調整したという相場。ただハイテクが弱含んだ分、鉄鋼などに再び資金が集まり指数を支えました。

ペンタックスはHOYAとの合併を巡り社長が辞任に追い込まれ、予定されていた合併は新社長のもと白紙に戻りました。恐らくHOYAもここから敵対的TOBを仕掛けても、ペンタックスの株価が騰がってしまい割りに合いませんから、無理はしないでしょう。それに王子製紙が北越製紙に敵対的TOBを仕掛けた時、乗っ取り屋と非難を浴び、王子が製紙業界全体から袋叩きにあったのを見ていますから、尚更だと思います。

まあ、日本ではこういう話になると必ず会社は誰のものかと言う感情論の話が出てきますが、会社はどの角度から考えても株主のものに決っています。買収されるのが嫌なら経営陣がMBOをやって非上場にすればいいわけですから、本来そこに感情論が入る余地などありません。本日の日経コラム一目均衡『シャッター通りの予感』で独立独歩で生き残れる経営ができない会社が、とにかく買収されのは嫌だという理由だけで、合併話を潰してしまうのはどうかというニュアンスの記事を書いていましたが、全くその通りだと思います。個人的にはスティール・パートナーズのように、TOBをちらつかせ株価を吊り上げて、企業に買い取らせたり、売り抜けたりする連中は嫌いですが、この連中にしたって市場で売っているものを、ただ売買しているだけで、別に法律を犯しているわけではありません。ましてや、まともな合併話まで自分たちのエゴで潰してしまうような会社は、本来上場しているべきではないでしょう。

本日の取引:A社・B社 2勝 +12,500円
持ち越し:2000株



2007年4月9日 日経平均株価17,743.76(+258.98)
日経平均は大幅に反発。週末の米雇用統計がちょっとしたポジティブサプライズとなり、ドル・円が119円台に下落。ただユーロ・円に至っては2月の安値水準まで下落しており、G7に向け欧州勢からの牽制発言が気になる水準。日経平均は今晩の米国株高(ダウで100P、ナスダックで20P位)を先取りする形で大幅高となった。しかしどうなんでしょう。日経平均は確かに節目を抜け上方に空いている窓を埋めに行く勢いですが、物色セクターが変わったことで、逆に嵌っている人も多いんじゃないですかね。また4月3日に書いたように、決算前の新興市場には警戒感が強く、本日も物色の圏外になっています。やはりこの辺は決算が終わるまでモヤモヤした感じが続くんでしょうね。ただ割安な銘柄を拾えるチャンスかもしれません。

本日の取引:A社・B社 4勝 +17,400円
持ち越し:800株



2007年4月5日 日経平均株価17,491.42(-52.67)

*4月6日の更新はお休みします。

日経平均は小幅に反落。米国株は弱い経済指標が出ても小幅に続伸。為替の動きなどを見ても、ジャパンマネーが米国株を支えているんじゃないかという感じですね。日経平均は前後場通して17,500円を中心とした膠着相場。新年度になってから、鉄売り、ハイテク買いのリターン・リバーサル的色彩が強くなっています。これが一時的なリバランスによるものなのか、物色転換の前ぶれなのかはなんとも言えませんが、暫くはシーソーみたいな感じで相場を支え合うことになりそうです。

野村系のネット証券、ジョインベストが3月単月の新規口座開設数で首位になったそうです。どんな業界にも先行者メリットというものがありますが、ネット証券に関しては意味がありません。

以下は去年の3月30日に私が書いた記事です。

いま更、後発でネット証券に参入しても無理だと言う意見がありますが、私はそうは思いません。後発でも知名度の高い大手が参入すれば、口座数を増やすこと事態は簡単でしょう。しかし、使って貰える証券会社にするには、既存のネット証券も含め難しい時代になっています。なにしろ、手数料やサービスが気に入らなければ、家に居ながらクリック一つで資金が移せる時代であり、また対面営業のような担当者との人間関係も無い訳ですから、取引会社を変えることにネット投資家は何の抵抗もありません。従ってメーカーなどと違い、既存会社のアドバンテージなど、たいして意味の無い業界だと思います。

本日の取引:A社・B社 2勝 +7,300円
持ち越し:1300株



2007年4月4日 日経平均株価17,544.09(+300.04 )
日経平均は円安・米国株高を好感し大幅に続伸。米国の写真相場と言ってしまえばそれまでですが、基準線をブレイクし節目の17,500円を超えたのはポジティブに評価。ただ300円騰がった割には、TOPIXは3月26日の戻り高値も抜けられず、今ひとつ物足りない内容ではあります。まあ米国株の上昇には納得いかない部分も多いのですが、他市場との比較で見れば、日経もオプションSQに向け180を目指しても違和感のないところでしょう。

株価のボラティリティが上がるのは結構なことですが、気温のボラティリティが上がるのは勘弁して欲しいですね。日曜日など暑くて冷房をつけていたのに、今日は都心でもみぞれが降る寒さ・・・ 異常というほかありません。

本日の取引:A社・B社 2勝 +21,700円
持ち越し:2600株



2007年4月3日 日経平均株価17,244.05(+215.64)
日経平均は大幅に反発。昨日の逆を行った展開になり下落分をほぼ取り返しました。先物の恣意的な動きに、いちいちファンダメンタルズで理屈をつけようとしても、マヌケな解説になるだけなので、見ての通りということで、宜しいんじゃないでしょうか。

ただ今日も新興三市場は続落しています。おそらくこれは、会計問題が根底にあるんでしょうね。今国会で公認会計士法が改正され、粉飾などの不正会計に関与した監査法人の罰則が強化されるので、今年は監査法人も少しは気合を入れて仕事をするはずです。その結果として、問題企業があぶりだされる可能性が高く成ります。先日の裁判ではライブドアの公認会計士が実刑になっていますから尚更真剣にやるでしょう。個人的には、もっと重い刑罰にしてしかるべきだと思うんですがね。なにも新興市場だけが怪しいという訳ではありませんが、変な会社が多いのも事実なので、個人投資家も決算が終わるまでは、怪しい会社には近づかないなど充分な注意が必要でしょう。

本日の取引:武田・A社 2勝 +24,000円
持ち越し:900株



2007年4月2日 日経平均株価17,028.41(-259.24)
日経平均は大幅に反落。日銀短観は強弱混在ながら、ほぼ予想通りの内容。寄り付き直後は先物主導で100円以上騰がる場面もありましたが、機関投資家もリバランス中心の動きで、上を買い上がる気も無く、その後は次第にジリ貧となる。大引けにかけ先物に大量の売りが出たことで、前場に買った向きの投げも加わり一気に下げ幅を拡大して終了。短観に関しては、相場が騰がれば設備投資計画が良かったと解説されていたのでしょうね。今日は下がってしまったので、先行きが悪かったという解説が主流になるんでしょうか。

今日の下落はインド株の急落が原因とかいう人もいますが、どうなんでしょうね。他のアジア株は堅調に推移していますから、インドのせいばかりではないでしょう。上海指数などあっと言う間に急落分を取り戻し高値を更新、本日も急騰しています。いずれにしろ、世界的に株価は高値圏にありますから、どこかの市場がクラッシュすれば、連鎖的に崩れて行くという、危うい均衡状態のなかで取引されていることには変わりありません。中国・インドなど既にブレーキがぶっ壊れた車で高速道路を走っているようなものでしょう。止めるときは嫌でもクラッシュさせるしかありません。

本日の取引:なし
持ち越し:なし



2007年3月30日 日経平均株価17,287.65(+23.71)
日経平均は小幅に続伸。寄り前の鉱工業生産指数が市場コンセンサスを上回り買い先行の始まり。しかし、期末ということもあり機関投資家はポジション調整に終始し、上値を買い上がって行く主体がないことから、指数は終日膠着感の強い展開。週明けは名実共に新年度相場入りとなるので、ボリュームは戻ってくるでしょう。まずは週明けの短観が材料ですが、主要民間調査機関11社予測では、大企業・製造業で悪化が予測されているものの、これは既に織り込み済み。先行きが大幅に悪化しなければ影響は軽微か。

最近、アメリカ経済の先行き不透明感がどうたらこうたらと言う解説が多いですが、便利な言葉ですね。個人的に不透明感という言葉は大嫌いで、このページで使ったことはありません。過去に先行きが透明だった時期などあるはずもなく、どんな状況下でも現在から見れば常に未来は不透明なものです。先行き不透明を相場解説に使い出したら、毎日が不透明という解説で終わってしまいす。

本日の取引:3勝1敗 A社・味の素 +12,300円
持ち越し:なし



2007年3月29日 日経平均株価17,263.94(+9.21)
日経平均は小幅に反発。昨日のバーナンキの議会証言は、個人的には予想通りの内容でしたが、インフレ警戒を強調したこともあり、利上げを織り込みに行っている株式市場にはマイナスでした。

日経平均は前場、米国株安を嫌気して200円を超える下げ幅となったが、後場寄りに先物が100円以上ギャップアップしたことで、売り方の買戻しが入り、指数はあっと言う間にプラス圏に浮上。ただ買戻しが一巡するとその後は伸び悩み。相変わらず先物に振り回される展開でした。最近、後場寄りにギャップダウン、ギャップアップする展開が多いですが、前場のレンジをブレイクするギャップが出た場合、プログラム売買から、売り買いが一気に加速することを狙い意図的にやってるような気がします。もういい加減に、投機筋に利用されるだけの、意味の無い前後場制度なんかやめた方がいいんですがね。

本日の取引:A社・B社 3勝1敗 +19,000円
持ち越し:700株



2007年3月28日 日経平均株価17,254.73(-110.32)
日経平均は続落。一時200円を超す下げ幅となったが、引けにかけては先物が買い戻され下げ渋った。円高進行とアジア株の下落が要因とされているが、それより今晩バーナンキの議会証言が控えているこで、買いの入りづらい間隙を先物で遊ばれたという感じ。17,300円を維持できなかったのは良くないが、基本的にちゃぶついた意味の無い動きなので、特にコメントもない。

利下げを織り込みに行っている米国株の動向は要注意。バーナンキの議会証言は、直近の弱い経済指標を優先すれば、前回同様にマーケットに配慮した証言になると思うが、依然コアインフレ率が高止まりしている現状を考えれば、中立から軸足を動かすことは難しいんじゃないでしょうか。

本日の取引:買いのみ
持ち越し:500株