本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク




2007年11月15日 日経平均株価15,396.30(-103.26)
米国株は揉み合ったあと、引けにかけて売られ反落。日経平均は窓埋め完了後、上に行くことはできず安値引け。昨日大幅高したことを考えれば底堅い動きでしたが、基本的には直近売り込まれた銘柄への「買い戻し」だけという状態。他になにも言うことはありません。

本日の取引: 1社 1勝1敗 ±0円
持ち越し:買い1000株



2007年11月14日 日経平均株価15,499.56(+372.93)
日経平均は9日ぶりに反発。米国株が大きく戻し、日経平均先物もCMEにサヤ寄せする堅調な始まり。その後も買戻しが継続し、久々の大幅高となった。まあ、反発してみれば移動平均の乖離率からみても、そのような位置にあったと言うこと。しかし、米国はたいした材料もなく戻し過ぎという感じもします。直近の窓を埋めきったあと上にいけるかどうかが焦点。転換線も落ちてきますが価格帯出来高が少ないところなので、16,000円までは戻りはそれほど抵抗はないと思われる。もっとも下への抵抗も少ないのは、認識しておきたい。

さすがに昨日のように、日経平均が8連敗もすれば、ギャンブラーの誤謬という言葉が頭をよぎった人も多いと思います。ただ株式市場は確率の遊びではありません。仮に高い確率で予測が当たっても、玉の上げ下げが嵌らなければ儲けることは出来ません。逆に予測が外れ続けても、玉の上げ下げが上手ければ、大きく負けることはありません。相場でのマネーマネージメント(資金管理)は改めて大切だと思う次第です。

本日の取引: 3社 3勝 +62,000円
持ち越し:買い2000株



2007年11月13日 日経平均株価15,126.63(-70.46)
日経平均は8日続落。米国株は続落し、CMEは15,000円割れスレスレで戻ってくる。今日もCMEと合わせ、終日先物でやりたい放題という感じ。8日続落は2004年9月以来。個別でもファンドのアンワインドが継続しているようで、買われるところ、売られるところに合理性は無く、はっきり言って訳の分からない1日でした。

8日も連続で下げれば、悲観的な意見ばかりになるのは仕方のないところ。しかし、2~3ヶ月前では考えられないような値段で株を買えるようになったのも事実。見方を変えれば、これはなによりの好材料でしょう。

本日の取引: 買いのみ
持ち越し:買い4000株



2007年11月12日 日経平均株価15,197.09(-386.33)
日経平均は7日続落。先物はCMEの清算値にサヤ寄せする始まり。その後も目立った反発はなく、後場、アジア株の急落とドル/円が109円台に入ると、先物に大口の売りが相次ぎ一時15,000円を割れる場面もあった。大引けにかけては、さすがに突っ込み警戒感から買戻しが入り、200円程度の下ヒゲを形成した。

厳しい下げには変わりありませんが、個別を見ていると、まだ値段を見ながら売っていると言う感じで、パニック的な状況にはなっていません。そういう意味ではまだ下値がありそうな感じ。いま買える材料と言えば、オシレーター指標ぐらいしかありませんね。ちなみに2006年の6月に14,045円をつけたときの25日移動平均乖離は-8.53%、今年の8月17日は-11.46、そして本日が8.49%です。

本日の取引: 2勝2分 +14,000円
持ち越し:買い1000



2007年11月9日 日経平均株価15,583.42(-188.15)
日経平均は6日続落。昨日の米国株は乱高下したあげく続落。ダウはザラバに200P安、ナスダックは100P安まであったので、これでもかなり戻した印象。日経平均は昨日の段階でNYの下げはかなり織り込んでいたので、朝方は小高く推移する場面もあった。しかし、前場中ごろから先物主導で下げに転じ、後場は一旦戻りそうな雰囲気もあったが、大引けにかけ、みずほ証券のサブプライム損失報道から、銀行株中心に再度売り直された。他のアジア市場との比較から言っても、日本から投資資金が逃げているとしか言えませんね。

チャートは9月11日のザラバ安値をアッサリとブレイクし、残るは8月17日の安値で止まれるかどうか。ただ2003年から割れることのなかった、月足基準線も本日下回ってきましたから、状況はよくありません。

相場格言
どの様な巧みな投機でも予想の当たるものは50、外れるものも50、この有利な 50の状況を最大限に利用し、不利な50の状態を最小限の損失に食い止めるのが技術である

本日の取引: 3勝1分 +28,000円
持ち越し:買い1000 売り1,000



2007年11月8日 日経平均株価15,771.57(-325.11)
日経平均は5日続落。米国株の急落と為替のドル安を受け外部環境は最悪。今日の下げは当然ですが、日経平均は先行する形で下げていたので、多少は持ちこたえるかと期待もありましたが、きっちりお付き合いさせられました。9月11日のザラバ安値を前に、かろうじて止まりましたが、ここまで下がれば、ここをブレイクするかどうかは、それほど大きな問題ではないでしょう。乖離率などのオシレーターでは、取り合えずテクニカルリバウンドが入り易い水準まで下げたので、突っ込んだ後の戻りを取るなど、機動的に対応するしかないでしょう。私もここ数週間まともに売買していません。ダメなものはさっさと切って、いまは損を抱えないようにするだけです。

米国が利下げに踏み切ったときに、多くのアナリストが絶賛しましたが、私は合成の誤謬であると否定的な見解を述べました。確かに一時的に株価を押し上げましたが、ただでさえジャブジャブの市場に通貨を供給したことで、ドル安となり、余った資金が金・原油を歴史的水準に高騰させ、新興国の株バブルを煽る結果となりました。これは結果論で言っているのではなく、起こるべきことが徐々に始まっているということでしょう。またこれは日銀の金融政策にも言えることですがね。中央銀行は株価を維持するために金融政策をしているわけではありませんが、あまりにも世論に迎合した政策を続ければ道を誤るでしょう。

しかし、アメリカの場合、確かに住宅部門のそれは深刻ですが、景気が悪いかと言えば、雇用は底堅く、個人消費もすこぶる堅調、GDPも成長が続いている状態です。実際、米国の株は中期で見ても、まだ上昇トレンドであり、現状は悲観と楽観が混在する状態で、それが日々のボラティリティーを拡大させている段階です。問題は無尽蔵のようなアメリカの個人消費がいつ落ちるかと言うことですが、船で例えればアメリカは巨大な戦艦ですから、エンジンが不調になっても惰性でかなり走ることができ、それを計るのは難しい。今日はちょっと真面目に書きましたが、本当に深刻な状態になるのは、まだ先のことでしょう。しかし、この場面での金融政策を間違うと、後の傷をより深くすることだけは間違いなさそうです。

本日の取引: 1勝1敗 -3,000円
持ち越し:2000株



2007年11月7日 日経平均株価16,096.68(-152.95)
日経平均は4日続落。朝方は米国株高を受け堅調な始まりでしたが、後場にドル/円が113円台に入ると、先物に断続的な売りが入り、まさかの4連敗となった。もっとも、前場プラス圏のときも上を買ってく気配はなく、どちらかと言えば弱い保合い状態でしたから、下げても納得という感じ。ただ、昨日の安値を下回ってしまいましたから、テクニカル的には良くありません。次の節目は9月18日の安値15,800円しかなく、ここもブレイクされてしまうと、9月の安値が2番底だったとは言えなくなってしまいます。ここは粘って欲しいところです。

しかし、民主党のゴタゴタは情けない。引き止める方も異常だが、それで残る小沢氏も異常ですね。とんだ茶番劇ですが、一番問題なのは政権担当能力がないと、自ら言い切った党首を担いで、民主党はどうやって次の選挙を戦うんでしょう? 結局、時期を見て離党するような気もしますがね。

本日の取引: なし
持ち越し:3000株



2007年11月6日 日経平均株価16,249.63(-19.29)
日経平均は続落。米国株は反落も、それは昨日の内にあらかた織り込まれていたので、CMEは小幅安でした。しかし、寄り前の外国証券経由の注文が驚くような大幅売り越しだったこともあり、10月25日の安値をあっさりと割り込む寄り付き。ただ、その後は一気に先物に買戻しが入り、朝方売った向きを踏み上げる展開となった。この辺の動きは意図的で実に胡散臭いですね。結局、買戻しが一巡してしまうと、エネルギー切れとなりマイナス圏で終了。

主力どころの決算発表は一巡してきましたが、中・小型株はこれから本番なので、様子見気分が強くなるのは、仕方のないところでしょう。ここまでの感じだと主力株は概ね好調ですが、原料高の影響でネガティブな決算も散見される。その場合1日、2日では売りが止まらない状態になっており、決算をまたぐ銘柄はそれなりのリスクも覚悟と言ったところか。

本日の取引: 1勝 +12,000円
持ち越し:なし



2007年11月5日 日経平均株価16,268.92(-248.56)
日経平均は続落。週末の米国株は小幅に反発したが、シティの追加損失などからグローベックスが軟調に推移。先物はCMEの清算値を下回る弱い寄り付きとなった。その後も上値が重いまま、後場に入るとアジア株安から日経平均は一段安に沈んだ。予想外に下げたと言う感じだが、10月25日(週足先行スパン)付近で下げ渋ったので、明日以降ここを割れてくるのかの見極め。

国内政治は、またもや小沢氏の「やってられない病」が再発。しかし、一連の辞任騒動は、海外からどう見られているんですかね。安倍さんも小沢さんも、マクドナルドのアルバイトじゃないんですから、いきなり「ボク辞める」はないでしょう。

本日の取引: 1勝 +10,000円
持ち越し:2000株



2007年11月2日 日経平均株価16,517.48(-352.92)
日経平均は大幅に反落。米国株は大手銀行の投資判断引き下げと、インフレリスクによる利下げ期待の後退から急落。しかし、アメリカはなんですね。FOMC直後は良いとこ取りで上昇して、一夜明けると一転急落ですから笑ってしまいます。ちゃんとFOMC直後に下げろよなって感じ。今日からバレーボールが始まりますが、まさに投資家の裏をかく時間差攻撃です。米国株に関しては、今晩300ポイント戻しても、300ポイント続落しても驚きはありませんがね。

本日の日本株は当然ギャップダウンしての始まりでしたが、個別銘柄は意外に落ち着いていたという印象。夏から何度もサブプライムに踊らされていますから、もう材料としての鮮度は落ちてきましたね。ただ、感度が落ちてくるのは良い反面、危険でもあります。

昨日の日本シリーズはびっくりしましたね。賛否が分かれる落合氏の采配ですが、どうなんでしょう。個人的には、これが高校野球なら交代を支持しますよ。しかし、夢を売るのもプロ野球の仕事なんですから、球史に残るような大記録がかかっている場面で交代はないでしょう。組織の為なら個人は常に犠牲になるべし的な教訓を、落合から教えて貰うために、野球見て楽しいですかね。まあ、半分の人が支持しているということは、楽しい人もいるんでしょうが。

本日の取引: 1勝2敗 -17,000円
持ち越し:なし



2007年11月1日 日経平均株価16,870.40(+132.77)
日経平均は続伸。注目の米FOMCは25ベーシスの利下げとなり、これは大方の予想通り。株式市場はまず売りで反応したが、その後は急速に買い戻され、ダウ・ナスダックとも大幅高となった。声明文に関しては、直近の発言から比較すれば、今回はかなりタカ派的とも取れる発言でしたが、株式市場は「そんなの関係ねぇ」って感じでしたね。米株式市場は、景気が悪くなれば次のFOMCで利下げしてくれるし、利下げが無くても米景気は堅調だから問題なしと言う、滅茶苦茶な理屈ですから、真面目に考えるだけ馬鹿らしい。

日経平均はギャップアップした後は、基準線を挟んでの揉み合い。底堅いと言えばそうですが、上値もそれなりに重いと言ったところ。ここで頭を押さえられるのか、17,000円台に向かうのか正念場。

本日の取引: 1勝 +14,000円
持ち越し:3000株



2007年10月31日 日経平均株価16,737.63(+86.62)
日経平均は反発。米国株の反落やFOMCを控え見送りムードが強いなか、売り先行の始まり。ただ、その後は要所要所で先物に大口買いが入り、右肩上がりの展開となった。月末のドレッシング買いも、それなりに入っていたんでしょう。

米FOMCは25ベーシスの利下げで決着すると思いますが、ドル安、原油高、インフレなど問題が多く、リスクバランスの観点から声明文の内容に注目。

今度は建材偽装ですか・・・
ニチアス、建材の耐火性能で不正認定・10万棟で使用←これは凄いですね。本日のニチアスは当然ストップ安ですが、いったい改修にいくら金が掛かるんでしょう。4万棟売った旭化成もとんだトバッチリですが、自社でチェックはしてないんですね。それにしても、日本は内部告発ブームになってきましたね。もっとデカイ不正が出てきそうな雰囲気です。

本日の取引: 2勝 +17,000円
持ち越し:1000株



2007年10月30日 日経平均株価16,651.01(-47.07)
日経平均は反落。米国株の続伸、円安進行など外部環境は良好でしたが、先物はCMEの清算値を大きく下回る寄り付き。その後も、クレディ・スイスが日本株の投資判断を「ベンチマーク」から「15%アンダーウエート」に引き下げなどの悪材料もあり、先物主導で一時16,500円まで下げ幅を拡大した。しかし、14時からは先物に買い戻しが入り急速に下げ渋る展開。決算をまたいで乱高下する銘柄も多く、一筋縄ではいかない相場。

米FOMCが本日から始まりますが、FF金利先物市場では25ベーシスポイントの利下げは、既に99%織り込んでおり、利下げが実際行われたとしても、今回はポジティブに反応するかは疑問です。意表を突いて、利下げ見送りか50ベーシスのサプライズでも出れば、面白くなるんでしょうがね。

本日の取引: 1勝 +9,000円
持ち越し:1000株



2007年10月29日 日経平均株価16,698.08(+192.45)
日経平均は大幅に続伸。週末の米国株高を受けCMEの清算値にサヤ寄せしての始まり。その後も主力株中心に買いが継続した。TOPIX型の上昇だったので、225先物に変なフェイクも入らず、終日堅調に推移した。チャートは窓埋めを達成し、戻るべきとこまでは戻った感じ。更に上に行くには、出来高の増加が必要。

昨今、食品品質が問われる中、TVで森永砒素ミルク事件を取り上げていました。130人が亡くなったこの事件は、中坊公平氏の本などを通じ、よく知っているつもりでしたが、いまだ14,000人の方が被害に苦しみ、森永がこれまで400億円を被害者に保障し、2006年度も17億円を保証にまわしているという事実は知りませんでした。雪印から始まって、不二家・ミートホープ・白い恋人・赤福・比内鶏など食品に関する問題は後を絶ちません。バレなければ良いと小さな不正を繰り返せばモラルの低下を招き、やがては森永のような悲惨な事件が繰り返されることでしょう。しかし、業界の外にいる人間からしてみたら、バレたら老舗企業でも一気に経営が傾いてしまうリスクを犯してまで、なぜ不正を続けるのか理解できません。先日、逮捕されたミートホープの社長が「消費者が安いものを求めるから仕方ない」と発言していました。実にふざけた発言ですが、結局のところ食品業界が利益を最大限追求すれば、手をつけるところは限られてしまいます。現代においては、モラルと利益は共存し得ないものなのでしょうか。

本日の取引: 2勝 +22,000円
持ち越し:1000株



2007年10月25日 日経平均株価16,284.17(-74.22)

*10月26日の更新はお休みします。

日経平均は続落。米国株はザラバ大きく下げるも、利下げ期待から買い戻され小幅安。日経平均は昨日、米国安を見込んで下がっていたので小高くはじまる。しかし、昨日同様買いは続かず、後場先物主導でマイナス圏に入ると、ズルズルとそのまま大引け。

それにしても重いですね。上を買いに行くと直ぐに先物で頭を押さえられてしまいます。日経平均は値幅的には良いとこまできているが、まだ大きな売り主体がいるようで、今月一杯はこんな感じでしょうかね。ただ良い水準まで落ちてきた銘柄も多くありますので、秋の栗拾いも悪くはないでしょう。

本日の取引: 2勝2敗 -4,000円
持ち越し:1000株



2007年10月24日 日経平均株価16,358.39(-92.19)
日経平均は反落。米国株はダウ・ナスダックとも大きく上昇。ナスダックは週末の急落分を2日で取り返した。日経平均先物は前場に16,600円をつけるも伸びきれず、逆に後場中ごろから先物主導でマイナス圏に沈み、そのまま大引けとなった。

先物売りのきっかけとなったのが、本日決算発表の米メリルリンチが、サブプライム絡みで巨額損失を追加計上するかもと云うニュースなんですが、エネルギーなし、主体性なし、の日本市場ですから、影響は避けられませんでした。引き続き日足基準線が目先のレジスタンス。決算発表もそうですが、114円台で膠着状態となっている為替が、FOMC後にどちらに振れるのかを見極めたいという雰囲気もありますね。休むも相場っていう感じでしょうか。

本日の取引: 3勝2敗 +13,000円
持ち越し:なし



2007年10月23日 日経平均株価16,450.58(+12.11)
日経平均は反発。米国株はナスダックがそれなりに戻ったものの、ダウの戻りは先週の急落から1/10程度と弱い戻り。それでも引け後にアップルの好決算が出て、グローベックスが大幅高と外部環境はまずまず。しかし、終わってみればNYダウよりショボイ戻りでした。上値が重いというか、出来高がこの低水準ですから、それ以前の問題ですね。結局、現状のマーケットは、買戻しとリバランスが中心で、まともな買いは入っていません。

来月から消費者物価指数(CPI)に携帯電話の新料金体系を反映させるかどうかが注目されています。もし全面的に導入されれば、CPIを0.3ほど押し下げる要因となります。またこれで一部のアホな連中が日本はCPIが上がっていないから、デフレから脱していないと騒ぎ出すんでしょうね。日銀の利上げも更に遠のくかもしれません。しかし、去年も薄型TV・DVDレコーダーなど値崩れの激しい商品を意図的に採用し、デフレを偽装しているわけですが、食品を始めとする生活に直結する物価はドンドン上昇しています。この辺はアメリカと全く同じになってきましたね。国民も政府のデフレ偽装に、いい加減気づくべきでしょう。

本日の取引: なし
持ち越し:なし



2007年10月22日 日経平均株価16,438.47(-375.90)
日経平均は大幅に続落。週末のNYがあの状態でしたから、大幅安で寄り付くのは当然ですが、為替がNYタイムから更に円高にふれていたので、先物はCMEの清算値を180円下回る16280円での寄り付きとなった。これにはちょっとビックリしましたが、さすがにここから一段と売り込むには材料不足、為替が114円台に戻ってくると、買戻しが入り徐々に下げ幅を縮小した。

大幅安には変わりありませんが、へんに高く寄ってジリ下げで終わるよりは、今日はこれで良かったのかも知れません。個別を見ても広く薄く売られたという印象で、パニック売りが出ていた訳でもありません。逆に言えば、それだけ日本株が無視されているという裏返しでもあるんですがね。いずれにしろ、基準線を下回ってしまったので、ここを早急に回復できるかが焦点。

本日の取引: 1社 3勝0敗 +28,000円
持ち越し:なし



2007年10月19日 日経平均株価16,814.37(-291.72)
日経平均は反落。米国株はダウ・ナスダックとも小動きで、為替は若干円高で戻ってくる。これなら普通はもう少し穏やかに始まるんですが、今日は寄りから売り圧力が強く、薄商いの中、先物主導でスルスル下がる。

エッなんで? という声の中、後場は一時マイナス400円近くまで下げ幅を拡大。そうした中で消費者金融は軒並みストップ高、新興市場も連日の大幅高とこの辺の動きも極端でした。指数も最後は先物に買戻しが入り下げ幅を縮小したが、なんとも釈然としない相場でした。前回の急落前もロング・ショートのアンワインドから始まり、なんで? と言う相場が数日続いたあとに、全体がドスンときたので、ちょっと気になる動きです。

TVであるコメンテーターが、亀田問題は株の仕手戦と似ていると言っていました。ボロ株を無茶な値段まで強引に買い上げて、その後売り抜けるという点では確かに同じですね。仕手本尊のTBSは、買い上げた会社が賞味期限切れの商品を売っているのに、それに気づかず調子に乗り過ぎたと言うことでしょう。まあ、人間のやることなど、業種が違えど同じようなことを考える奴がいて、それに踊る奴がいて、それに嵌る奴もいる、そんなもんでしょう。

本日の取引: 2社 2勝1敗 -21,000円
持ち越し:なし




2007年10月18日 日経平均株価17,106.09(+150.78)
日経平均は反発。米国株はダウが続落も、ナスダックは反発。日経平均は2日間で400円下げた反動もあり、銀行株などに買戻しが入り17,000円台を回復した。しかし、あくまで買い戻しの範囲で、力強さは見られなかった。テクニカル的には止まるべきところで、取り合えず止まったという感じ。市場エネルギーが縮小傾向なので、主力株で値幅を取るのは難しくなっており、資金は消去法的に新興市場に流れている。

明日、10月19日は史上最大の暴落率を記録した、ブラックマンデーからちょうど20年目の暴落記念日? ちなみに、ブラックマンデー以降の過去19年間は、ほとんど下がったことのない上げの特異日だそうです。

本日の取引: 1社 2勝 +19,000円
持ち越し:1社 4,000株



2007年10月17日 日経平均株価16,955.31(-182.61)
日経平均は続落。米国株は2日続落となり、CMEの清算値は17,000円割れの水準で戻ってくる。しかし、引け後に発表されたインテルやヤフーの好決算もあり、東京の寄り付き段階では、米株の下げはほぼ相殺。強い時ならこれで上に行くんですが、昨日からの流れで金融株中心に売りものが断続的に出て日経平均はズルズルと下落。後場になるとインド株の急落を材料に、先物に売り仕掛けが入り、下げ幅は一時300円を超えた。引けには買い戻されたものの、終日売り圧力の強さが目立った。

ただ、これで10月2日の窓を埋め、日足先行スパン(雲の上限)で下ヒゲを出したので、スピード調整の範囲であれば、良いとこまで来たと言えるでしょう。

本日の取引: 買いのみ
持ち越し:1社 4,000株



2007年10月16日 日経平均株価17,137.92(-220.23)
日経平均は反落。米国株安を受けCMEにサヤ寄せする形でギャップダウンしての始まり。前場はその後もズルズルと下がり、後場寄りは一瞬戻りそうな気配を見せましたが、買いは続かず大幅安となった。東証1部の値上がり銘柄数は僅か146の全面安。日足転換線あたりで、もう少し抵抗するかと思いましたが、ここもあっさりと割り込んでしまった。現状、SQ前日に不自然に上昇した分が剥がれ落ちただけなんですが、こうも無気力な下げを見せられると、引け味が悪いですね。まあ、5週間で1,200円強上昇した相場ですから、スピード調整はむしろ当然。上海や米国の方が異常ということで、いいんじゃないでしょうか。

たまには銘柄のことでも書きましょうかね。個人的にいま注目しているのは農業関係の株。食料品の相次ぐ値上げ、中国産の品質問題、食の安全、日本の農家は儲からないという時代も徐々に変わってくるでしょう。

本日の取引: 買いのみ
持ち越し:1社 3,000株



2007年10月15日 日経平均株価17,358.15(+26.98)
日経平均は反発。週末の米国株高を受け堅調な始まりも、CMEの清算値には届くことなく、SQ値の17,450円が上値抵抗となった。上値が重いという声も多いですが、出来高が落ちた割には、底堅かったともいえます。上の窓を閉めにいくか、先に日足転換線まで調整が入るか微妙なところ。

しかし、亀田問題も尾を引きますね。まあ、くだらないと言いつつ、私もしっかり内藤VS亀田戦を観ていたんですが、今回はさすがに引きましたね。まあ、ボクシング観て来た人なら、解説に鬼塚が出ている時点で、類は友を呼ぶって感じなんですが、試合内容も終わってましたね。視聴率の為、ここまで亀田家をつけ上がらせたTBSが一番悪質なんですが、それにしてもねぇ。ある意味、TBSも亀田家も太く短くということで、利害が一致しているんでしょうが、人生かけて真面目にボクシングやってる人もいるんですから、ふざけるのもいい加減にしろ! って言いたくなりますよ。

本日の取引: 1社 2勝 +12,000円
持ち越し:1社 2,000株



2007年10月11日 日経平均株価17,458.98(+281.09)

*12日の更新はお休みします。

日経平均は3日続伸。米国株はダウは反落、ナスダックは続伸。前場の日本株は、昨日同様に眠たくなるような展開でしたが、後場に入ると先物主導で相場が一変。

とにかく17,300円を超えてからのスピードは、ハンパじゃなかったので、17,300円にストップロスを置いていた人が多かったというのは、容易に想像できます。結局、仕掛け的な買い+コールを売ってた向きの先物へのヘッジ買い+先物を売ってた向きのストップロスの買戻しが、短時間で狭い出口に一気に殺到したので、パニック的な急上昇になったと言う他ありません。ムーディーズの日本国債格上げが要因なんて解説もありますが、今日に関してはあまり関係ないでしょうね。

ムーディーズの話が出たついでに言わせてもらうと、この会社の格付けなど、今どき信じる人がいるんですかね? 日本の各付けをボツワナより下にしてみたり、サブプライムで滅茶苦茶な格付けをやった会社です。結局、自分達(アメリカ)が安く買いたいときには各付けを下げ、自分達が売りたいときには高い格付けをする、ある意味非常に分かり易い格付け会社ですが、節操がないですね。

本日の取引: 1社 2勝 +21,000円
持ち越し:なし



2007年10月10日 日経平均株価17,177.89(+17.99)
日経平均は小幅に続伸。昨夜の米国株はFOMC議事録を受け、追加利下げ期待が高まり史上最高値を更新。現在の米株はどんな指標や発言が出ても全てプラス解釈ですから、それ自体に意味は無く、需給のみでカチ上げている相場。

一方、本日の日本株は、CMEの清算値にすら届かず、早くもガス欠状態。既に買戻しと言うレベルでは一巡してしまったので、ここから上値を追うには外国人が積極的に買ってこないと難しい。日経平均は再び主力に資金が戻り、上値を追うのか、一旦調整に入るのか、見極める場面。

本日の取引: 2社 2勝 +23,000円
持ち越し:なし



2007年10月9日 日経平均株価17,159.90(+94.86)
日経平均は3日ぶりに反発。米株高、円安進行を受け堅調な始まり。ただ17,200円台では戻り売りも多く、指数は伸び悩んだ。全般的には主力どころが今ひとつの動きで、今日も小型株に資金が流れていた。リターン・リバーサルと言ってしまえば、それまでですが、現状の売買代金ではピンポイント物色にならざる得ない状況でしょう。

証券優遇税制は金持ち優遇とかなんやらで廃止になりそうな感じですね。しかし、なんでこれが金持ち優遇になるのか不思議な国です。そもそも金持ち優遇というのなら、利子課税だってそうでしょう。100億円持っている人も、100万円しかない人も一律20%なんて、これこそ金持ち優遇だと思うんですがね。証券優遇税制の減税規模など、たかだか5千億円程度です。これは国の税収がどうこうよりも、20%に戻すのは株をやってる人への懲罰税制でしょう。一方、官僚の天下りは、昨年四月現在で約二万八千人が平然と天下っており、それらの法人におよそ六兆円が国から支出されているそうです。変な国ですね。

本日の取引: 1社 1勝1敗 +10,000円
持ち越し:2社 2000株



2007年10月5日 日経平均株価17,065.04(-27.45)
日経平均は続落。東証1部の騰落数はほぼ拮抗で指数の方向感はなし。3連休前で米雇用統計を控えているので、この辺は仕方のないところですが、2日続落も地合いは悪くありません。一方、小型株は本日も堅調で、マザーズ指数は実に9連騰、これは最長連騰記録だとか。米雇用統計は、良過ぎても、悪過ぎても、都合の悪いナローパスなんですが、ADPを見る限り今回はそんなにブレないと思いますがね。

日経平均は週足先行スパンで頭を押さえられているが、これで4週連続の上昇となった。先週から酒田五法でいう赤三兵になっているので、売りの勢力が衰え、買いの勢力が徐々に強くなってきているのは確かでしょう。

本日の取引: 1社 2勝1敗 +15,000円
持ち越し:1000株