本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2003年3月7日 日経平均株価8,144.12(-225.03)
イラク情勢の緊迫化などを背景に日経平均はバブル後最安値を更新。このHPで最近の市場には緊張感がないと再三、言ってきましたが、本日の大幅安で、東証は一気に緊迫してきました。

今日の下落で開戦は100%織り込んだと思います。但し、あくまで開戦であり、その後イスラエルを巻き込んだ形で戦争が拡大ドロ沼化して、原油価格が一層の上昇などど言うことになったら、日経平均も7000円前半までの下落は十分ありえる話だと思う。まあ、そうなる可能性は現時点では少ないと思うが、もしそこまで行っても澤上篤人さんではないが、「ごきげんで買う」資金は用意しておきたいものだ。

今日は市場が幾分ヒステリックに反応しました。来週、冷静に立ち回れる人が勝者となるのでしょう。

まだ早いとは思いましたが、ひそかに注目していた5333日本ガイシを1000株買いました。ここから買い下がりたいと思います。




2003年3月6日 日経平均株価8,369.15(-103.47)
今日は啓蟄(けいちつ)です。意味は、冬ごもりをしていた虫が穴から出てくることを言うそうです。今年が日本経済の啓蟄になれば良いのですが、まだ一波乱、二波乱有りそうな気がします。

優良株への売り圧力も徐々に弱くなって来ているように感じますが、下げトレンドは依然継続中です。一方、ボロ株・低位株は上昇トレンドがまだ崩れていないものが多い。今日の出来高が約10億株もあるのに売買代金は5400億でしかない状況を見れば、いかに歪な相場だったかよく分かります。でも、個人で一日場を見れる人には面白い相場なのかも知れませんね。

アメリカのスノー財務長官がドル安容認発言をした後、報道官が慌てて否定するなど、アメリカもなんだかバタバタしてきました。恐らくブッシュの本音は産業界への配慮からドル安なのでしょうが、それはアメリカにとって自殺行為です。
その訳は書かなくても分かりますよね。



2003年3月5日 日経平均株価8,472.62(-7.60)
本日はNYが大きく下がっていたので、-100円位は下がると思っていたのですが、日経平均は一時プラスになるなど意外に堅調でした。しかし、TOPIXはマイナスで東証1部の値下がり銘柄も964とこちを見れば、やはりそれなりに下がってはいました。

先週から日経平均は膠着感が強くなって来ました。本来、今日のような下がるべき日に無理に値を保つと、その反動が必ず出ると思います。

最近、私はあまり売買していませんが、3月の中ごろまではこんな調子で様子見でよいかなと考えています。



2003年3月4日 日経平均株価8,480.22(-10.18)
日経平均は小幅に反落しましたが、TOPIXはプラスで全体としては堅調な展開でした。昨日までの悪役、銀行株がショートカバーで値を戻したのが大きかったですね。しかし、ショートもそれ程たまっている訳でもなく、これが明日以降、継続するのか動きを注視したいと思います。

今の市場は完全にボックス相場で展開しており、その合間にゲリラ的にボロ株が物色されるということが繰り返されています。まあ分かりやすい相場と言えばそうなのかも知れません。個人的には一度8000円割れというカタルシスを経て出直す方がその後の上昇にも期待が持てると考えているのですが、どうなんでしょう。

今日は食品セクターの株に買いを入れておいたのですが、僅かな差で買えませんでした。このような時、日中場を見られない立場というのは歯がゆいですね。まあ仕方ないことなんですが。

本日の取引=4216旭有機材工業を利食い。



2003年3月3日 日経平均株価8,490.40(+127.36)
日経平均は大幅に続伸。GLOBEXも終日堅調に推移してたところからハイテクも高く、引けにかけては先物に断続的な買いが入り高値引けでした。

依然として代行返上の売りや、持合い解消売りが継続している現状を考えると、日経平均の上値は重そうですが、本日の様に仕手系材料株に、どっと短期資金が流れ込むあたりを考えると、それ程市場は冷えていないなと感じました。後は銀行株がどこで止まるかですね。

今になって思えば、アメリカの大統領選挙は世界の大きな転換点でしたね。当時、日本のマスコミはどっちが成っても同じだみたいな報道でしたが、とんでもない思い違いでした。ブッシュのアメリカとは保守派(原理主義)のアメリカであり、重厚長大製造業(軍需産業)のアメリカであり、一方ゴアのアメリカとは金融業・メディア・弁護士・環境のアメリカです。恐らくゴアがなっていれば、テロも無かっただろうし、国際緊張もこれほど高まらなかったと思われる。誰がやっても同じなのは、日本だけだろう・・・・