本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2003年3月20日 日経平均株価8,195.05(+144.01)
NYダウの6日続伸は、2000年8月以来だそうです。このNYの上昇を見て思うのは短期決戦で終わるとの思惑で上昇しているのでは無く、ヘッジファンドが開戦がまだ先だと読み、その間はショートで稼ごうと思っていたところ、一気に開戦まで行ってしまったので、慌ててショートカバーしたと考えるのが妥当ではないだろうか、そうでなければこのNYの6連騰は説明できなくなってきました。

日経平均も3日続伸となりましたが、今後の動きを予測するのは難しいですね。来週は配当取りなどで株を買おうと思っている方もいるでしょうが、今、一番してはいけないことは、僅かな配当や優待目当てで株を買うことだと思います。例え高配当銘柄であっても、これから買えばババを引きかねませんのでご注意を。あくまで私の個人的見解ですので参考までに。

本日の取引: 日本ガイシ・インデックスファンド225を全株利食い。




2003年3月19日 日経平均株価8,051.04(+96.58)
日経平均は続伸。2時半まではマイナス圏で推移してましたが、残り30分でプラスになり、ちょうど昨日の後場のチャートを逆さにしたような感じで高値引けとなりました。この上昇は政府が可能なものから株価対策をすると発言したのが材料ですかね。それとも年金の実弾買いが相場を押し上げたのか? しかし、相変わらず稚拙なやり方だなと思います。方法の是非は置いといて、期末に株価を上げたいのなら下がっている時に買うのではなく、私なら昨日の前場の様な上昇局面で大量にショートスクイーズして、売り方をパニックにさせ暴騰させる選択をするでしょう。


四季報が発売になりましたね。頂くメールなどから、このHPは初心者の方も多く見てくれているようなので、正しい? 見方をアドバイスしたいと思います。←偉そうに。

発売された四季報をただ漠然とみても、はっきり言ってなんのご利益もありません。ひとことで言えば四季報は、点で見ないで線で見る。なんの事かと言うと1年前、2年前の四季報と最新号を比較して見るのです。これにより、従業員の数が減っていればリストラしているんだなとか、大株主(銀行)の持ち株数が減っていれば、持合い解消が進んでいるなとか、有利子負債の増減、研究開発費増減、など過去と比較して始めて会社の実体が見えてくるのです。そして、会社の収益予想も、いつも過大に出す会社、控えめに出す会社などがあるので、過去と比べてみれば、その会社のクセがある程度分かると思います。まあ お遊びで株をやってる方は別として、真剣にやろうとする方は過去の四季報は捨てないことです。



2003年3月18日 日経平均株価7,954.46(+82.82)
NYの大幅高を受けて日経平均は反発しましたが、後場中ごろから急速に上げ幅を縮小して本日の安値引け、日足で上ヒゲ陰線というやな形で終わってしまいました。あと30分市場が開いていればマイナスになったかも知れません。

今日の日経一面に「イラク攻撃でも市場閉鎖せず」などと間抜けな記事が出ていましたね。当たり前のことを言うなと思いましたが、なんと東証に値幅制限まで要請するとの事。私はあまりの馬鹿さ加減に思わず涙が出そうになりました。この戦争は何ヶ月も前から予想されていたことで、それが現実となった所で、なんで市場が急落するのでしょうか? 所詮このレベルの人間が、市場や経済をどうこうしようとしているのですから、日本の株はなかなか上がらない訳です。



2003年3月17日 日経平均株価7,871.64(-131.05)
日経平均は反落。第一の理由はイラク攻撃なのかも知れませんが、売買代金が4300億台で低迷しているのを見ると、買いが手控えられているところに、先物にヘッジ売りが出たことにより、裁定解消売りが出て下がったのでしょう。買い手がいないと言うだけで、売り込まれたと言う感じはありません。私としては、徐々に買い下がって行く方針に変更はありません。

もう開戦は避けれそうにありませんね。マーケットは戦争を既に織り込んでいるので開戦→暴落とは成らないでしょう。この戦争は開戦から24時間が勝負だと思います。その間にイラクが生物・化学兵器を使用しなければ、関連施設は全てアメリカ軍に破壊されるでしょうから、戦争は短期でアメリカの思惑通りに終息に向かうと思われる。ただこればかりは、始まってみないと、なんとも言えません。

私も株のHPでこんな話をしたくないのですが、今はこの問題を避けてマーケットを語ることはできません。

本日の取引: 3401帝人 1000株買い。