本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2003年2月21日 日経平均株価8,513.54(-137.38)
日経平均は、25日移動平均も割り込み4日続落となりました。

結局、今週は取引しませんでした。今は、とにかく動きたくないですね。毎年恒例の3月危機どうこうではなく、私が気に入らないのはボロ株が上昇したに過ぎない今回の相場で、投資家も政府も危機感がなくなり、マーケットを嘗めているような感じがするからです。

今後の投資スタンスとしては、去年の売り規制のような、アホな株価対策が出て上昇した場合は空売りで対処し、日銀人事や株価対策が不発に終わって失望売りが出ら、買いで対処したいと思います。動いた方に付くのではなく、動いた方に逆張りで対処するつもりです。

今週は、本間宗久のこの言葉で締めたいと思います
商い進み急ぐべからず。売り買いともに思い入れ進み候時は、今日よりほか、商い場なき様に思うものなれども、是は功者なき故なり。幾月も見合わせ、通いを考え、たしかなる処にて仕掛くべきなり。無理に天井値段、底値段の考えなく仕掛くる故、手違いになるなり。是、急ぐ故なり。




2003年2月20日 日経平均株価8,650.92(-27.52)
日経平均は3日続落しましたが、大引け間際に先物に買いが入り本日の高値で取引を終えました。これから年度末に向かい、本日の様な管理相場の色彩が強くなって来ると思います。

個人投資家と機関投資家を比べた場合、情報量・資金量は圧倒的に機関投資家の方が有利です。しかし、それを帳消しにしてもいいほど、有利なものが個人投資家にはあります。それは、自分が気に入らない相場なら、参加しないで、いくらでも休むことが出来る点です。(証券会社の方、ごめんなさい)株で飯を食っている個人は別にして、本業のある人などは、株をやっているからと言って、年がら年中ポジションをとる必要はないのです。

緊張感もなくポジションを市場にさらしておけば、いつ寝首をかかれるか、分からないのですから。



2003年2月19日 日経平均株価8,678.44(-14.53)
朝方は高く始まりましたが、終わってみれば日経平均は続落となりました。

市場参加者が8800円をそれほど意識しているとも思えませんが、ここ数日8800円が大きな壁になっているのは確かです。

チャートをみると日足で上ヒゲを3本出し、下落が始まった去年の12月のパターンに似ています。その時は8250円まで下がったのだが、現在この位置から再び下がり出せばおそらく今回は8000円の維持は出来ないと思っています。勿論そうなって欲しくは無いが、最近、投資家も政府も緊張感が無くなっているのが気になるところです。



2003年2月18日 日経平均株価8,692.97(-78.92)
日経平均は反落しましたが、3日連続で10億株を越える商いで値上がり銘柄数が値下がりを上回っている辺りを見ると、今日も強かったと言えるのではないでしょうか。

証券会社の仕掛け的な買いで始まった今回のボロ株相場は、意外にもネットの個人投資家を引き込み拡大しております。優良株が持ち合い解消で買えない状況を考えると、むしろ当然の成り行きかも知れませんが、ダボハゼのように何でも喰いついていくと、最後は針で釣られることになるのでしょう。まあ、それを承知で参加しているのであれば、良いのですが・・

まともな銘柄で、良いものはまだ沢山あるのですから、博打株を焦って売り買いすることもないと思います。



2003年2月17日 日経平均株価8,771.89(+69.97)
後場はやや伸び悩んだが、日経平均は続伸となり堅調でした。ボロ株からまともな銘柄にも買いが広がってきました。

今日は、何か買おうと思ったのですが、結局なにもしませんでした。市場は徐々に明るくなりつつありますが、反対に自分の気持ちは徐々に冷めていく感じです。

私は昔、将棋に凝っていた時代があります。腕の方はかなりヘボですが・・ 将棋のプロとアマの違いは、ミスが多いか少ないかではないでしょうか。プロはつまらないミスは殆どしないのに対して、アマはミスが多く自滅して行くものです。

HPの名言・格言に入れている、「良い手を指そうとするよりは、悪い手を指さないように自戒する」は、実は将棋の大山康晴第15世名人の本に書いてあった言葉なのです。これは、株式投資でも同じだと思います。