本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2002年8月30日 日経平均株価9,619.30(-0.84)
【桐一葉落ちて天下の秋を知る】とは独眼流こと石井久が相場の暴落を予見して言った名言だが、現在の株式市場は桐の葉も枯れ果ててしまっていますね。逆に考えれば、もう失うものもないのかな?

9月はどんな展開になるのでしょう。秋というのは市場にはあまりよい季節ではありません。世界の名だたる暴落は、だいたい秋に起きています。なぜかと考えると、やはり相場は人間が動かしているものなので、秋から冬に向かう過程で人間の心理もネガティブになりやすいのかも知れませんね。

まあ現在の株価位置から暴落なんていうことは無いと思いますが、いずれにせよ、自分の投資スタイルを崩さず、マイペースで市場に向き合って行けばよいと思います。




2002年8月29日 日経平均株価9,620.14(-146.59)
この3日間で日経平均は約450円下げました。下がったこと自体は別によいのですが、下がり方が問題です。薄商いの中、相変わらず先物中心で、市場の厚みと言うものが全くありません。当局がそのようなマーケットにしてしまったのですから、我々投資家はそれに適応して行くしかありません。

考え方としては、先の話の裏返しで、上がる時も先物中心で真空地帯を駆け上がるので今は、意味の無い日経平均をみて狼狽売りをするべきではないと思います。

日中はまだ流石に暑いですが、朝晩はすっかり秋めいて来ましたね。今年の夏も猛暑で、アツイ・アツイと文句ばかり言ってましたが、過ぎてしまうと夏もよかったなぁ~ なんて少し寂しく感じたりもします。

人間とは実に愚かで、実際に失って初めてそのことの大切さや価値を認識するものなのですね。平和もそうでしょうし、源泉分離の廃止もそうなるのかも知れません。



2002年8月28日 日経平均株価9,766.73(-140.57)
本日も続落。買い手のいない市場では、少しの売りで簡単に値を下げてしまいます。

現在、市場はポジティブなサプライズを期待しています。政府にそのような柔軟性があるかは甚だ疑問ですが、それが無ければ、今年の後半のマーケットはかなり厳しい展開が予想されます。

アメリカの世論調査の結果、なんと国民の47%がイラク攻撃を支持しているそうです。NY市場はすでに戦争を大部分、織り込んでいるのかも知れません。

本日は6118アイダEを2000株、買いました。



2002年8月27日 日経平均株価9,907.30(-160.44)
日経平均は反落、今日は指数以上に弱く感じました。大引け後の気分が悪かったのは何といっても出来高の少なさです。これではとても上値を追っていける状況ではありません。しかし、下値には公的資金がありますし、やはり暫くはボックス圏の動きになりそうです。

現在の東京市場はインデックス売買などの影響が大きいので、日経平均株価を見て過剰に反応しても意味が無いと思います。

私もここからは、来年に向けての種まきのつもりで、自分の狙っている株の下値をコツコツ買って行きたいと思います。

本日、読者の方からレポートを頂きました。かわら版の方に載せておきましたので是非、読んでくださいね。



2002年8月26日 日経平均株価10,067.74(+200.29)
本日も続伸して、これで5連騰です。本日の上昇は年金が買っただの、ドイツ証券のインデックス買いなど、いろいろ言われてますが、まぁ最近、暗い話ばかりだったので、いずれにせよ良いことではないでしょうか。ただし私は、あくまで、まだリバウンドの範囲とみてますが、相場は買いづらい時ほど、上昇してしまうのも事実です。

個人的には、今はポジションが殆どないので、上げようが、下げようがどちらでもいいのですが、相場の息づかいには常に注意しています。

よく初心者の方で、相場を休むというと、完全にニュースも新聞も見なくなってしまう人がいますが、これは休んでいるのではなく、やめているのです。これでは次に相場に参加するタイミングが分からなくなってしまいます。