本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2002年8月2日 日経平均株価9,709.66(-83.85)
今日も続落してしまいました。売り込まれていると言うのではなく、買いが出でこないと言った方が適切かも知れません。本日も荏原などは買いたかったのですが、玉がくっ付きすぎるのも良くないので自重しました。

それにしても、古河電・富士通などITバブルの頃から見ると、凄い値段になってますね。富士通は、今年の初め800円から買い下がり、結構良い思いをしましたが、今は660円ですか、これも買いたい銘柄の一つです。

私は、現在ポジションは最小限に絞っています。キャシュを高く保って、ここからのバーゲンセールを楽しみに待ってます。




2002年8月1日 日経平均株価9,793.51(-84.43)
外国証券の寄り付きの成行き注文は、相変わらず売り越しが続いています。これは、母国の投信の解約に備えての換金売りとの話ですが、いつまでも、続くものではないので、そんなに心配していません。
 
昨晩、米国で4-6期GDPの速報値が発表になり、景気の減速感が鮮明になってきたようです。これで、いよいよ日本は、アメリカばかりに頼ってはいられなくなりました。

本日は、6361荏原を1000株買い増しました。他にも目移りするほど、魅力的な株価の会社が増えてきました。さて、次は何を買うかな。



2002年7月31日 日経平均株価9,877.94(-125.78)
日経平均は昨日大幅高した割には、落ち着いた動きでした。来年の普通預金のペイオフ解禁を巡りゴタゴタしてきましたね。私は当初どちらかと言うと賛成でしたが、今は来年の解禁は絶対に反対です。アホなマスコミが抵抗勢力と妥協したみたいなことを言っていますが、聞いていて頭が痛くなります。

賛成派の方にお聞きしたいのですが、来年強引にやるメリットてなんかあるんですか?構造改革の為、一度決めたことはやらなければいけない?世界から信用がなくなる?おそらく、そんな事ぐらいでしょう。ここで金融混乱(システミック・リスク)を起す事の方が余程、世界からの信頼がなくなると私は思います。中小信用金庫、地銀がバタバタ倒産する事態になれば、中小企業に運転資金を何処が融資するのでしょうか?現在の大手銀行にそれを期待するのは無理のようです。

現在、融資をするとき信用力のない中小企業会社には10%以上の金利を取り、ちょっと業績が悪化すれば強引に貸し剥がしをかけています。それをふまえ、この経済状態で強引に解禁すれば、中小企業の連鎖破綻に拡大する可能性が高いのです。そして日本の会社の98%が中小企業なわけですから、経済に与える打撃は計り知れません。諫早湾の干潟の話ではないけれど、現状が変わっているのに一度決めたからやるみたいな、短絡したことを無責任に言い放つのは、やめて貰いたいと思います。



2002年7月30日 日経平均株価10,003.72(+337.05)
日経平均は1万円を回復。前日のNYの大幅高が効きました。大きな外部入力(テロ・戦争など)がない限り、徐々にNYも東京も落ち着いてくるのでは無いでしょうか。

ただし、NYはあくまで長期ベアトレンドの中での戻りであるという考えに変わりはありません。日本が上値を追って行くには、下り坂のアメリカとの連動を切ることが条件です。まあ実際には難しいでしょうが、いつまでもNYに付き合ってはいられません。それには経済戦略でアジアにもっと目を向けなければ成らないと思います。あとは、政府が国民の信頼を取りもどすことが出来るかでしょう。



2002年7月29日 日経平均株価9,666.67(+75.64)
NY高・円安を好感し、日経平均は高く始まりましたが、徐々に値を消して行く展開でした。投資家は疑心暗鬼になっているようで、NYが高くても、いつまた大幅安が来るのか心配でならないようです。

日米とも暫く、ボラティリティーは高いでしょうから、自身がパニックを起すような無理なポジションは、やめておいた方がよいと思います。

本日は取引はしませんでした。