本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク


2002年5月31日 日経平均株価11,763.70(-6.33)
本日で4日続落となりました。場中にムーディーズが日本国債の格付けを2段階引き下げましたが、特別材料にはなりませんでした。これで日本はA1のチリやボツワナより低位に位置づけられ、イスラエルやポーランドと同じになってしまいました。これが適切な位置かどうかは、私には分かりませんが、自国の格付けが下がれば、通貨も売られるのが筋です。日銀が今日3度目の円売り介入をしているのがとても不思議に感じました。ムーディーズはこれをどう説明するんでしょう?格下げしたにもかかわらず。通貨がリンクしないのは明らかに矛盾してます。しかし、これでまた政府内で財政再建だ緊縮財政だの声が大きくなることの方を危惧しています。




2002年5月30日 日経平均株価11,770.03(-82.97)
本日で日経平均は3日続落になりましたが、下ヒゲをつけ切り返す銘柄も多く、相場は思ったより強いと言わざる得ません。本日は買いたい銘柄が2~3あったのですが、指値が入りませんでした。先日テレビで、三原淳雄さんが何故これほど強いのか分からない、ステルス・ブル・マーケットだと言っていましたが、まさにそんな感じがします。理屈で考えれば目先、悪材料ばかりでとても買えないのですが、えてしてその様な時は上に行ってしまうのが相場です。



2002年5月29日 日経平均株価11,853.00(-83.08)
NY市場の下げを受け、本日は冴えない展開になりました。GLOBEXも終日弱含んでいたのも気になるところでした。ボラティリティーは依然小さく、ここは一度大きく下げた方が、アク抜けして良いと思うのですが、そうもならないようです。今年は半導体が回復するというコンセンサスが現在支配的ですが、その回復はかなり脆弱なものかも知れません。インテルがペンティアム4を早くも五割値下げしています。メモリーも採算割れの水準になってきました。(日本は、ほぼ撤退しているが)国内の半導体02年度出荷額は、はじめて世界シェアで20%を割れるみたいです。日本=半導体の時代は完全に終わったと私は見ています。これからは、高付加価値品及びニッチ製品に特化した企業のみが生き残って行くのでしょう。国内の大手電気は01年度から見れば、リストラ等もあり収益は上向くと思いますが、あまり強気になるのはどうでしょう。しかし全体の相場の上昇基調はまだ崩れていません。意外とまだ上に行くのではないかと思っています。



2002年5月28日 日経平均株価11,936.08(-40.27)
極端にボラティリティーの小さい相場が続いています。マーケットのエネルギーは上下どちらにたまっているのでしょう。7:3で上に行きそうな気がしますが、海外では依然、イスラエル・パレスチナ問題、そして最近のインドとパキスタンの緊張状態も気になります。国内の政治家スキャンダル騒動は、もう慣れっこなってしまい、材料にはなっていませんが万が一、解散総選挙になり政界再編になれば、大幅な買い越を続けている外国人の動きが心配です。弱気を言えばいくらでも出できてしまいますが、常に最悪のリスクを頭の隅に入れとくのも必要です。新規のロングポジションはロスカットを厳しく設定して臨みたいと思います。



2002年5月27日 日経平均株価11,976.35(+0.07)
日経平均はザラ場、高い場面もありましたが終わってみれば変わらずでした。今晩はNYがVICTORIA DAYで休みなので、後場から引けにかけ様子見みになった感じです。銘柄によっては上ヒゲがみられましたが、新高値銘柄も多く、全体のトレンドには強さを感じます。持ち株は殆ど売ってしまい、残っているのはキユーソー流通だけです。



2002年5月24日 日経平均株価11,976.28(-3.57)
本日も外国人か大幅に買い越したみたいです。優良株にはじまり、出遅れていた低位株にも買いが波及してきました。来週は終値で1万2千円を超えるかどうかが、大きな焦点です。ここで反落してくるようだと、チャートからもダブルトップになりちょっとヤナ感じになります。市場に緊張感が無くなって来ているのも気がかりです。