本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク



2002年11月22日 日経平均株価8,772.56(+104.50)
米国株高を好感し、日経平均は4日続伸しました。

今日はNYの影響が大きかったですね。補正も税制も腰砕けで国内のプラス要因は唯一、円安だけでした。目先のショートカバーが終わった銀行株は早くも反落しました。

日経平均のチャートは本日、窓を空けて25日移動平均を超えましたが、昨日、言った大幅上昇とは成らず、底入れ反転と考えるのは、どうもまだ早そうです。

それにしても4日間でたった400円株が騰がっただけで、これほど雰囲気が明るくなるのです。証券税制の改悪は是非とも改めて貰いたいものです。

来週はこの辺で少し揉んでくれた方が、12月に期待が持てそうです。月足のチャートをあまり見ている人はいないでしょうが、いい感じになってますよ。




2002年11月21日 日経平均株価8,668.06(+208.44)
確かに株価は異常な水準まで売り込まれ、いつ自律反発してもよい位置にはありました。しかし、今日の上昇は、つかの間の小春日和と考えた方が良いのかも知れまん。小泉緊縮財政は些かの変更もありませんし、税制などもよい話が出てきません。証券税制一つ変更するのが、そんなに大変な仕事なのでしょうか?

まあ、今日ぐらい私も楽観的なことを言いたいのですが、どうもこの上昇を素直に評価する気にはなれません。但し昨日も言ったように需給は徐々に良くなって来ると思います。それでも、本格上昇になるには、政権交代が必要最低条件ではなかろうか。

テクニカル的にもこの辺が限界です。明日も9億株以上の出来高で、大きく上昇すれば、短期的に反転と認めますがどうでしょう。



2002年11月20日 日経平均株価8,459.62(+94.36)
続伸しましたが、ショートカバー中心で勢いは無く、引けにかけて伸び悩みました。

信用買い残が6週連続で減少していると、日経に報じられていました。5月~6月に高値を形成した銘柄が多いので、もう暫くたてば需給は徐々に改善してくると思われます。まあこれは個別の銘柄ごとに違いますから投げ切られた銘柄を、ピンポイントで狙っていくつもりです。

しかし、証券税制の改悪により個人のタンス株が、これからどの程度出てくるかは全く分かりません。かなりの部分は既に処理済でしょうが、来月ちょっと気になる要因では有ります。

本日の取引はありません。



2002年11月19日 日経平均株価8,365.26(+19.25)
銀行株がどうもいけません。このままだと長銀のように株価に息の根を止められることになりかねませんね。仮に4大メガバンクの2行が国有化になれば、日本経済に与える破壊力は甚大です。現在、上場企業でも50%位の会社はなんらかの取引があるわけで、内容の悪い会社は簡単には借り換えなどできないでしょう。中小企業に至っては、即倒産という事態になりかねません。こんなことをするのが本当に改革なのでしょうか?

今日は日経平均はプラスでしたが、低位株は大きく下がるものが多数ありました。私の持ち株も急落し、含み損があっと言う間に40万近くになってしまいました。比較的、財務内容の良い株を中心に買っていましたが、全体の流れには勝てません。しかし、出来高から見て売り込まれたと言うよりは、個人が恐怖や追証で、投げ始めたという方が適切かも知れません。ここは冷静にコツコツ拾って行きたいと思います。

本日の取引=3526芦森工業 6118アイダ 1000株買い。



2002年11月18日 日経平均株価8,346.01(-157.58)
世界を見ると、日本株の独歩安になってきました。

人が風邪をひいた時、早い段階で適切な処置をすればコストも時間も最小で押さえることが出来ます。しかし、肺炎になってから治療をはじめたら、当然コストも時間も大幅にかかります。なぜこんな簡単なことが、小泉氏は分からないのでしょうか?ここで緊縮財政をしたことが、返って高く付きそうな感じです。しかし、なんど同じ事を繰り返せば気が済むのでしょうか?

橋本内閣の時に緊縮財政をやり、景気悪化よる金融不安を起こし、次の小渕内閣で積極財政をせざる得なくなり、結果景気は一時的に持ち直しました。しかし、ちょっと良くなると、今度はマスコミを中心にして財政再建の大合唱です。もう少しアクセルを踏み続ける勇気があれば、軌道に乗れたものを・・・ そして歴代最悪の小泉内閣の誕生です。結局これの繰り返しなのです。こう考えると、マスコミの罪は大きいと思います。経済に無知な国民はマスコミの言うこと=正論ですからね。

本日の取引=9303住友倉庫1000株買い。