本日の株式相場概況と無駄話

マーケットトーク


2002年10月11日 日経平均株価8,529.61(+89.99)
NYがYAHOOの好決算や表面的な数字ですが失業率の減少を材料に大きく反発しました。東京市場も反発はしましたが、このところの下げ幅の大きさに対して考えると、本日の戻りは、いかにも弱く感じられました。

今日は企業の「連結付加税」を2002年度限りで廃止するとの話が出ていましたが、またもや自民税調から一度決めたことは、変えるべきではないなどと、アホとしか言いようの無い意見が出てきています。付加税(2%)を付けた事により現在、連結納税制度を選択する企業はほとんどありません。それにも関わらず一度決めたことは守らなくてはいけないのですかね?私もいい加減、疲れてきました。税調・官僚・小泉・竹中あなた方の頭はどうなっているのですか? 経済はリアルタイムで刻々と動いているのに、いつまでも自分の言ったことに、こだわっているのは、正常とは思えません。もしそれが美学だと思っているなら自分の言ったことに、こだわれる職業に転職されたらどうでしょう。

あ~今日も政治のことを書いてしまいましたね。すみません。

今日は7011三菱重工を3000株利食いました。3日間で12%取れたのでまあ良かった方でしょう。事故に売り無しの格言は生きていたと言うことでしょうか。あとは4215タキロンを1000株買いました。連休前なので控えめにしておきました。

先日、読者の方から個別銘柄の解説もして欲しいとのメールを頂きましたがどうなんでしょう。自分の持っていない銘柄の説明は無責任な評論家みたいで抵抗がありますし、逆に自分の持っている銘柄はポジショントーク(買ってる株は良く言い・売ってる株は悪く言う)になってしまう恐れがあり、それは皆様にとり有害情報に他なりません。そのような訳で個別銘柄の解説はご勘弁下さい。




2002年10月10日 日経平均株価8,439.62(-99.72)
前場は8200円を割るなど凄い下げでしたが、終値は安値から240円程戻して終わることが出来ました。

政府は、整理回収機構(RCC)を使い不良債権の買い取り価格を現行の「時価」から引き上げて「実質簿価」に近づける形で処理するそうです。

月曜日も言いましたが、これが必ずしもベストではないかも知れないが、経済をこれだけcrashさせてしまえば、これしか方法がないと思います。恐らく時価でやれば銀行は全て国有化になり、○○な政府も流石にやばいと思ったのでしょう。勿論これは不良債権の銀行からRCCへの付け替えに過ぎず、2次損失やモラルハザードの問題もありますが、これで決めたなら一刻も早くやってしまうことです。時間を掛けると、マスコミをはじめ頭の固い人達がいろいろ言い出すでしょうからね。そして一番大切なのは、処理後の政策です。むしろ此方のほうが何倍も重要です。銀行のバランスシートを直しただけでは、景気は良くなりません。

今日は(1330)インデックスファンド225を8300円で100株と(6118)アイダを1000株買いました。明日は三連休前なので動きづらい展開でしょうが、日経平均が200円位上がれば、今日が底だった可能性もかなりあると思っています。



2002年10月9日 日経平均株価8,539.34(-169.56)
NYは堅調でしたが、日経平均は大幅に下がりました。大幅と書いたのは、この水準での169円は日経平均が1万5千位の時とは重みが全然違うからです。そして今日の終値で、日本生命の株含み益も無くなりました。これで機関投資家で含み益のある会社は、すべて無くなった訳です。

ここ最近、自分の書いた日記を読み返すと、政策に対する不満ばかりですね。このHPは曲がりなりにも株式投資がテーマです。政策批判をする為に作った訳ではないのですが、素人の自分が考えても馬鹿としか言いようの無い、政策・発言が多すぎます。今日も言いたいことは、山ほどあるのですが、あえてなにも言いません。

皆さん!今は落ち込んでいる時ではありません。歴史的大底を買うチャンスだと私は思います。目先の50万・100万の損は関係ありません。私はここからは強気でいきます。但し無茶をやるということではありません。1万株買う予定なら、1000株、2000株からはじめ、下がる度に買い下がって行けばまず大丈夫でしょう。こんな時に弱気になってたまるか!



2002年10月8日 日経平均株価8,708.90(+20.90)
日経平均は小幅に反発しましたが、ショートカバー中心で、相場は膠着状態でした。相変わらず安値を更新する銘柄も多く、まだ弱気が蔓延しています。しかし【陰きわまれば、陽となす】とでも言いましょうか、底打ちも案外すぐ側に来ているように感じます。

本日は、主要経済閣僚から補正予算編成に前向きな発言が相次ぎ出てきました。今更、何を言ってんだという気分ですが結局、プライオリティー(優先順位)を間違えば、経済政策に関わらず、失敗すると言うことが、証明された訳です。もし今後、多少でも補正を組むことになるなら、小泉・竹中の両氏は自らの過ちを認め、辞任するのが筋だと思います。まあ恥を知ってる男なら当然そうするでしょう。

今日は7011三菱重工を261円で3000株買いました。



2002年10月7日 日経平均株価8,688.00(-339.55)
日経平均は急落。週末のNY安、土日の間で竹中氏の「大企業の整理もありうる。」など過激な発言等もあり、全面安になりました。

竹中氏の公的資金の時価査定による直接注入理論は、やはり間違いだと思います。こんな日本生命でさえ株の含み益が無くなるような非常時に、市場原理を振りかざすこもとも無いのでは?まあ所詮、学者さんなんでしょうね。彼の机上の計算では旨く行くのでしょう。

私は山崎氏の言うような、RCCを通じた間接投入の方が良いと思います。不良債権を実質簿価で買い取り、オフバランス化(バランスシートから外す)すれば、こんなに大量の血は流れずに不良債権は片付くはずです。しかし、両者とも不良債権処理に伴う前後策が、あまりにお粗末です。そもそも不良債権処理などハードランディングでやるなら、竹中氏でなくても権限さえ持たせれば、中学生でもやれますよね。もう少し頭を使って欲しいものです。

今日は寄りで、持ち株の半分をロスカットしました。ここ10日間位で、含み損を入れ50万位損を出していますが、それでも年間トータルではまだプラスですし、明日からもチャンスを見て仕掛けて行きたいと思います。ここまでくれば、下は知れています。