運も実力のうち/こんなものいらない

今週の独り言


【運も実力のうち】 2003年2月15日

スイスの数学者であるベルヌーイが原理を方程式化した【大数の法則】というのがあります。例えばサイコロを振った時、1~6の目が出る確率は、少ない回数では当然バラつきが出ますが、それを何万回も行えば、それぞれの数が出る確率は限りなく六分の一に近づく、簡単に言えばこれが大数の法則です。
サイコロ
丁半博打のような単純なギャンブルは、大数の法則で考えれば、回数を多く重ねれば勝ち負けは、トントンとなるはずです。しかし、参加者は金や時間的制約もあることでしょうから、途中で切り上げなければなりません。もし10回で止めるとすれば、当然そこには確率論でいうバラつきが生じます。このバラつきこそが、ツキとか運とか言われているものなのです。

株も所詮、上がるか下がるかの二分の一に賭ける世界です。ツキとか運がすべてなのです・・・ なんてことは言いません。

確かに株でも短期の勝負では、ツキや運が勝敗を左右する要素があることは、否定しませんが、株は様々なヘッジが出来ますし、それにかなり人為的な側面も持っています。

私は、株取引は運より技術が占める要素が、かなり高いと思うのです。毎年儲かる人、毎年損する人を、運が良いとか悪いとかで、簡単にかたずけることは出来ないでしょう。そして技術が入る余地のある勝負事は、回数を重ねればバラつきが無くなる【大数の法則】は通用しそうにありません。【運も実力のうち】と言う言葉はどうやら本当なのかも知れませんね。




こんなものいらない 2003年2月22日

今日は、私の独断と偏見で、常日頃思っている【いらないもの】を書きたいと思います。

1 1円・5円・2千円札
もうそろそろ、通貨の最小単位は10円にして頂きたい。このデフレ下でも1円・5円で買える物など無いのだから、最早、通貨として意味をもっていない。毎日コンビニやスーパーで買い物をする、私のような人は、財布の中が直ぐにこの使えない1円・5円で一杯になってしまう。2千円札も本当に無意味だ。いまだ殆どの販売機で使えないし、なんの意味があるのだろう?

2 テレビの占い
朝テレビをつけると、民放はどの局でも今日の占いとかをやっている。これもいい迷惑だ。朝から、「今日あなたは最悪です」など勝手に言ってもらいたくない。まあ洒落でやっているのだろうが、実にくだらない。こんなものを流す時間があれば、ニュースを一本でも多く流せと言いたい。

3 無能な二世たち
特に政治家や医者などは2世が多い。殆ど世襲制では無いかと思うほどだ。どちらもなるには、多額の金が必要だからかな? 私は、政治家や医者などは、高い理想に燃えている人や本当に能力のある人になってもらいたい。それが出来ない現在の制度は、やはりどこか変なのだと思う。

4 配当の二重課税
軽減されたとは言え、これも実に変な話だ。企業がバカ高い法人税を払って残りの利益から配当した金に、また税金をかけるのはどう考えても取り過ぎだ。リスクをとって株式を持ってくれている人の僅かな配当金を、何もリスクをとってない人間が搾取するのはどうかと思う。

5 怒らない日本人
最近の日本人は怒ることはカッコ悪いとでも思っているのだろうか?冗談じゃない。怒るのは凄いエネルギーが必要なんだ。怒ると言うのは別にキレルことではない。理屈に合わないことや、自分が正しいと思ったら、ニヤニヤ笑っているだけではなく、声を大にして主張すべきである。そこから新たな展開があるのではないのか? 最近の日本人は無気力・無関心・無責任・無・・・、もう無だらけである。いい歳をして、自己主張すら出来ない大人が多い。情けなし。

まだまだ有るが、次の機会にまた書こうと思う。