ナンピンは善か悪か?/相場は常に正しいか?

今週の独り言



ナンピンは善か悪か? 2002年12月21日

19日のマーケット・トークでナンピンについて、私の意見を書きましたが、誤解があるといけないので、今日はもう少し詳しく書いてみたいと思います。

自分の取ったポジションとは逆に相場が動いてしまった場合、我々投資家は大きく分けて4つの対処を求められます。

1.損切りする。

2.そのまま上がるまで待つ。

3.ナンピンして(買い・売り)コストを(下げる・上げる)

4.別の銘柄で逆のポジションを新たに取りヘッジをする。

投資法と言うのは本当にいろいろあります。N氏がAという投資法で儲けているからと言って、R氏がそれを真似しても、成功する可能性は、私の経験からいってもかなり低いものです。なぜか? 一言で言ってしまえば、まず人それぞれリスクの許容度が違いますし、性格も違うからでしょう。

私が、気に入らないのは最近、1の損切りするが、マジョリティー(多数派) になっていて、3のナンピンが最悪みたいな意見があまりにも多いからです。勿論、損切りも取ったポジションの位置によっては当然しなければなりません。例えば、順張りで移動平均からかなり高い位置まで乖離した銘柄を買った場合損切りするのは当然です。こんなものを、ナンピンしたり買い下がったりしたら破産してしまいます。しかし、最近の評論家や本などでは其の辺の説明など、全部省いておいて損が出たらとにかく早く売ってしまえ、みたいな事を平気で言っているのです。これはどうかと思いますね。

こんなことを書くと証券会社から苦情がくるかも知れませんが、この考え方はやらせる側に立てば、実に都合の良い理論です。証券会社は投資家の手数料で利益を上げている訳ですから、当然多く取引してもらう方が嬉しいわけです。含み損の株をいつまでも投資家に持っていられたら、会社の存続にかかわりますから、早めに損切りさせてA→B→Cと回転させたいのです。この考えは、そもそも取り引きをやらせる側から出たものだと私は思っています。まあ、あくまで個人的意見ですが。



相場は常に正しいか? 2002年12月14日

相場は常に正しいか? 私はよく自問する。確かに株価の動きには、それなりの合理性があるかもしれないが、株式市場を支配しているのは、数字ではなく人間の心理であると私は固く信じています。もし数字ですべて片付くと言うなら、少し勉強すれば誰でも儲かるはずです。

では株式市場を支配している人間の心理を読めれば、儲けられそうだが、自分自身その心理戦争に参加している状態で、冷静に市場を分析するのは本当に難しい。ましてや、命の次に大切であろう金を掛けているのだから尚更である。

私は株の専門書はもとより、経済学・哲学・心理学・宇宙論など相場に役立つものは無いかと、手当たりしだい濫読した時期もありました。そしてその結果いえるのは、経済学の本などより宇宙論の方が遥かに相場には役に立ちますね。何故かは言わなくても分かると思います。

来週の相場は神経戦になりそうです。撤退するもよし、果敢に攻めるもよし、自分を信じるのみ。