リスク許容度は年齢、所有している財産、自分が置かれている環境によって異なる

リスク許容度の考え方


リスク許容度は人によって違う

いままでが不真面目だった訳ではありませんが、この章では少し真面目な話をしようと思います。株も所謂、勝負事ですから、勝つこともあれば、負けることもあります。勝ちに行くには、嫌でもリスクを取らなければなりません。そのリスクについて考えて見たいと思います。

個人投資家がどれほどリスクを許容できるかは、その人のリスクに対する態度に依存します。年齢、所有している財産、自分が置かれている環境などです。機関投資家の場合は、抱えている顧客が、どのようなリスク許容特性を持っているかに依存していると言えるでしょう。
リスク許容度
上の表は個人投資家にリスクに関するアンケート結果を表にしたものです。年齢が上がるにつれリスク許容度が低下して行くのが分かると思います。リスク許容度は年齢、財産、環境に依存すると言いましたが、このアンケート結果は年齢に的を絞ったもので正しく自分のリスク許容度を認識していると言えるでしょう。

私が言いたいのは、若いうちは金も大してありませんし、無茶な投資をして文無しになっても、やり直しが幾らでも効きますから、どんどん無茶もやれば良いと思います。しかし、定年後にある程度、纏まった金を持って、初めて株を始める人は気をつけてもらいたいのです。ギャンブルを一度もやったことが無い人が、歳をとってから嵌ると狂ったように夢中になります。個人的にも身近にそう言う例を見てきました。株もギャンブルとまでは言いませんが、似たような射幸性を持っています。その際、必ずしもこのアンケート結果のような行動をとるとは限らないのです。株を始める前に自分のリスク許容度について冷静に考えて見て欲しいのです。



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